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どうもこんにちは!深春です。
やっと活動開始するんですけど、短編です。
続き見たかった方、申し訳ございません。
ただ、これは練習として出そうと思っていて。
BLの、ですね。
見るのは好きなんですが、書いた事は無くて。いつか書きたいと思っていたので、頑張ります。
(エロは書けないので、無いです。)
jk side
「浮気しても、何しても良いですっ。付き合って下さいっ!」
僕はそう言ったことを後悔する。
彼は、僕のこの言葉を、ホントに信じてる。
その事実が悲しいんだ。
苦しいんだ。
でも、それでも僕は、あなたを愛してる。
「別れよう」
ずっと、この言葉がいつかは来る事は知っていた。
彼が、浮気している事は知っていた。
だからもう、受け入れよう。
そう思ったけど、口は勝手に動いていた。
「…い、やだ」
嫌われるかもしれない。でも、僕は別れたく無いんだ。
「あのね、グガ。俺告られたの。女に。でさ、俺が男と同棲してるってのも、お前が恋人だって事も、ちょっとやなわけ。だから、今までみたいな関係、もう終わりにしたくてさ。わかった?」
彼が、テヒョンイヒョンが一気に言ったこと。
それは、僕が一番聞きたくない事だ。
「わかんないっ。わかんない、よ。」
口から溢れて止まらない、僕の醜い声。
「ヒョンは、前は優しかったっ。前は、僕の事、愛してくれてたっ。」
涙と共に流れる、僕の本音。
「前のさ、デートはさ、楽しかったなぁ…。ヒョンのこと、大好きだったなぁ…」
本当は、別れたく無い。
もっと一緒に笑い合いたい。
もっと、デートに行きたい。
ヒョンに、触れたい。
愛して、欲しい。
でも、そんな夢、叶うわけがないんだ。
「グガ、ごめんな。でもさ、お前言ったよな。『浮気してもいい』、『何しても良い』って」
「言ったよ。言ったけど…」
こんなの、予想してないよ。
あの時は、ただただヒョンと付き合いたくて…無我夢中で…
こんなに辛いなんて、思っても見なかった。
もう辛い。別れたいかも。
でも、ヒョンに未練、ありまくりだし、別れたらきっと後悔する。
だから…
「わかった。別れ、る。
でも、その前に、一つだけ、お願い。
あの遊園地に、2人で、もう一回だけ、行きたいなぁ… 良い、かな。それできちんと、別れるから。」
自分で言ったことなのに、胸に鋭く突き刺さる。
あの遊園地というのは、初デートの場所。
もう一回行こうって約束してたのに、行けなかった場所。
「ん。わかった。」
そう言って、あなたは素気なく去っていく。
悲しさと虚しさと、悔しさ。
そんな感情が入り乱れ、僕は声を押し殺して静かに泣く。
朝、誰かの声がして起きる。と、そこにはヒョンが居た。
「ほら、起きて。」
何でそんなに優しいの。辛くなるんだけど。
「んんん、おはよ。」
僕はそう言うのが精一杯。
だって、このデートが終われば、彼とはお別れ。このデートは、そんなおしまいのデートなんだ。
そう考えると辛くなるけど、彼とデート出来ることは素直に嬉しい。
「じゃ、着替えて、準備しててね。俺先にリビング行っとくから。」
彼とのまともな会話って何時ぶりだろう。
昔は、ヒョンと仲良しで、浮気とかなんて、考えもしなかった。
あの頃が懐かしい。
彼がドアを閉めた、バタンという音で、現実に引き戻される。
僕はのろのろと着替え、準備をして、リビングへと向かっていった。
ここで切ります。
なんか長くなりそうなので、続きは次の話で出します。
次回はデート篇ですね。
テヒョンさん視点にしようかと考えております。
ハート30出来たら…
お願いしますっ!