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### 第二十二段階――扉の向こう
「……ダダドゥー卿」
扉の向こうから、シリンジョンの声がした。
「……!」
ダダドゥー卿は顔を上げる。
「聞いていたのか……?」
「少しだけ」
返事がない。
シリンジョンは続けた。
「今すぐ全部話さなくてもいいです」
「……」
「でも、ひとりで抱え込まなくてもいいですよ」
ダダドゥー卿は黙ったまま、机の上の赤い花を見る。
「……私は、みんなに迷惑をかけたくない」
「迷惑じゃありません」
「でも……」
「心配することくらい、させてください」
その言葉に、ダダドゥー卿の表情がわずかに揺れた。
-–
### 第二十三段階――初めての告白
しばらくして、扉が少しだけ開く。
「……シリンジョン」
「はい」
「この花は……普通の花じゃない」
シリンジョンは黙って聞いている。
「私が咳をすると、出てくるんだ」
「……」
「そして、この花は……私の血からできている」
シリンジョンの表情が変わる。
けれど、驚きを隠そうとはしなかった。
「だから、ずっと隠していた」
ダダドゥー卿は俯く。
「みんなに知られたら、怖がられると思っていた」
「私は怖がっていません」
「……本当に?」
「はい」
シリンジョンは静かに答えた。
「怖いのは花じゃありません」
「……?」
「あなたが、ずっと一人で苦しんでいたことです」
ダダドゥー卿は何も言えなかった。
-–
### 第二十四段階――みんなに伝える
翌朝。
バンバンたちが集まっている。
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#原作無視、キャラ崩壊、口調迷子
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シリンジョンがみんなに話した。
「ダダドゥー卿には、秘密にしていたことがあります」
ダダドゥー卿は少し離れたところに立っていた。
「……」
怖かった。
どんな反応をされるのか。
けれど――
バンバンが最初に口を開いた。
「だったら、みんなで支えればいいじゃないか」
ナブナリーナも頷く。
「一人で隠す必要なんてなかったんだよ」
シェリフ・トードスターも言う。
「困ったときは仲間に言え。それだけだ」
次々とみんなが頷いていく。
ダダドゥー卿は俯いた。
「……どうして……」
声が震える。
「どうして、誰も怒らないんだ……?」
シリンジョンが答えた。
「怒る理由なんてありませんから」
ダダドゥー卿はしばらく黙っていた。
そして――
「……ありがとう」
小さな声で、初めて素直にそう言った。
コメント
1件
おおっ、第9話読了!🌸 ダダドゥー卿が自分の秘密をシリンジョンに打ち明けるシーン、すごく丁寧で胸がぎゅってなったよ…😭💕 「怖いのは花じゃなくて、あなたがずっと一人で苦しんでいたこと」って台詞、めちゃくちゃ沁みた…!そっか、そういう“見守る優しさ”もあるんだなあ。 そして仲間たちが「みんなで支えればいいじゃないか」って言ってくれたところ、最高に温かくて泣ける…ダダドゥー卿が「ありがとう」って素直に言えたのも本当に良かった!この回、めっちゃ好きです✨