テラーノベル
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優しさなんて無いよ。
嫌われたくないだけ。
悲しくなんて無いよ。
僕を見てほしいだけ。
冗談だらけの毎日さ。
僕が僕を縛るように。
今日はもう終わった。
明日といういつもの。
涙も笑顔も全て虚空。
本当を出したら脱落。
この世界で生きてる。
果たして僕ってだれ。
他と違うのが劣等で。
真似するのが常識で。
同じで個性がないな。
そんなこと言ったら。
僕は追い出されるな。
怒ってなんて無いよ。
かまってほしいだけ。
笑ってなんか無いよ。
口を縫っているだけ。
強者が生き残るのさ。
狂者は踊り狂ってる。
正直言って恨んでる。
踊僕も踊れば楽かな。
憎悪も心も全て削ぐ。
本音を零したら刑罰。
この世界に縛られる。
この世界ってどこだ。
空を仰いで見つけた。
見つけられたのは雲。
雷轟だらけの雷雲で。
太陽を求めて進めば。
次第に地へと堕ちる。
いっそ浮けば楽かな。
いっそ堕ちれば足は。
進まなくてもいいな。
いっそ飛び出せれば。
いっそ考えなければ。
もう囚われなくても。
他と違うのが劣等で。
真似するのが常識で。
同じで個性がないな。
そんなこと言ったら。
僕は追い出されるな。
もう追い出されれば。
自由になれるのかな。
自由とは素敵な日々だ。
一歩ずつ前に進んでいる。
徐々にだけど進んでいるよ。
増えているよ、変わってるよ。
それが、それだけが⋯僕だけの。
僕さ。
コメント
1件
ああ、これは重くて綺麗な詩だったなあ……「本当を出したら脱落」「本音を零したら刑罰」っていうフレーズに、声を出せないまま生きる人の息苦しさがぎゅっと詰まってた。“同じ”でありたい自分と“違う”自分、その板挟みで自由を夢見る終盤の流れがとても切なかった。最後に「僕だけの」って小さく掴み取ったのが、ほんの一筋の光だった。現状維持じゃなく「変わってるよ」と刻む強さ、すごく響いたよ。