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―――XXXX年 X月XX日
今日は少し散歩をした。
最近はちょっと訓練に参加したりしている。
でも皆さん凄まじい体力と身体能力で、僕はついていけなさそうだ、と思ってしまう。
…情けないな、僕。
頑張らなければわからないことなのに…
いつもそんな気がする。
わからないことはやらなくて。
できる範囲でゆっくりとやっていた。
ただ僕にできることを、して。
それは、お母様…いや、”元母親”に認めてもらえなかった。
「さっさと消えたい…」
ポロポロと目から何かが出ることも。
黙れ。最低。タヒね。
ずっとこの言葉を浴びせられて。
タヒんでしまえば、いい。
俺はどうせ、いらない子で。
僕は…
いや、俺は。
俺が見てきたもの。見えない恐怖。
突然なんだよ、ってなるよな。
―――
ただこれだけは言える。
「世界は美しい」訳では無い。
俺が見てきたのは「残酷な世界」っていうだけで。
「美しい」と思う人もいる。
「残酷」と思う人もいる。
また、それ以外の感情を持つ人かもしれない。
わからなくてもいい。俺もちゃんとわからないから。
…もしこれを見たのならさ。
思ったことを書いてくれよ。
俺は作られた存在だからそっちのことはわからない。
でも。
俺もその気持ちがわかるかもしれない。
―――
「…」