ワンク
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ガチャ
gr「……」
「…」
重い空気
幹部の視線
“怖い”
こいつらに今までそんな感情抱かなかった
でも
敵を見るような視線で
ギロッと睨む幹部は
凄く”怖い”
rbr「…sha、座りや」
「ぁ…うん」
gr「これで全員揃ったな?」
kn「おん…、」
gr「……sha」
「、はい」
緊張で声が掠れる
gr「お前がB国からのスパイだと言うことがわかった」
「…ぇ、?」
gr「…残念ながら、これが証拠だ」
鍵と書類
そして手紙らしきもの
「何、それ…、?」
gr「お前の部屋から、
数週間前に盗まれた鍵と、
B国スパイだという情報が乗った書類。
それにB国総統に向けた手紙が見つかった」
「そんなん、俺、書いとらん…ッ」
gr「…筆跡鑑定にも出したんだ」
「俺は、ッ」
息ができない
今、ちゃんと言わんと
絶対ダメなのに
「……俺はッ」
rbr「sha、落ち着き」
「rbr、」
rbr「落ち着かんと話せんやろ…」
rbr「…本当はスパイやないんやろ?」
皆に聞こえなよう、小さい声でそう言って
背中をさすってくれるrbr
でも
rbrまで疑われたら嫌だ
…だから俺は
rbrを突き飛ばして
「…そうだよ、俺がスパイだ」
感情を悟られないように
冷たく、そう言い放った