はい、またしても新連載
自分の首を絞めていくスタイル
本日だけで3話目の公開です
#mtp
#センシティブ
#nmmn
ご本人様とは一切関係ありません
mtk side
「はぁ……」
ドサッと荷物を降ろしてため息を吐く。
ここは男子校の寮。
僕は高1のとき全く学校に行かず、
留年することになった。
しかも、学校に行けるようにと
親に無理やり寮に入れられた。
最悪だ……
ここの寮は一部屋で二人暮らしだから、
初対面の人と二人きりで暮らすことになる。
しかも年下。
気まずいに決まっている。
「……はぁ……」
もう一度大きくため息を吐いたとき、
「しっ失礼しまぁす!」
背後から大きな声が聞こえた。
振り返ると入口に人が立っていた。
「……は」
「あ、えと、あの、俺、若井滉斗!今年で16才!あっ当たり前か……あ、あなたは!?」
勢いが凄い。
「ふ、っはは……」
「な、なに」
「ごめんごめん、俺、大森元貴。今年で17」
「えっ、と、年上?」
「あー、留年」
「あっ、ごめんなさい」
「別にいいよ。あとタメ口にして」
「わかりました、あ、わかった」
ずっと他人行儀な話し方だなぁ……
気まずいし、なんか話題探さないと。
「イケメンだね。背も高いし、モテたでしょ」
「えっ、いやいや、元貴さんの方が、」
「ない。こんな引きこもり、誰も好きにならないよ」
「おっ、俺は好きだよ!イケメンだけど可愛いし!つ、付き合いたいぐらい!」
「は?」
「ああっ、もう、ごめんなさい、俺、ちょっと顔洗ってくる!」
真っ赤な顔で寮を飛び出して行った。
うずくまって膝に顔を埋める。
なんなんだよ、あいつ……
冷めない顔を手で仰ぎながら、
気を逸らそうと荷解きを始めた。
実はこれ、「初恋のひと」の初案でして、
没作品だったんですよね
勿体なかったので、また書きました
コメント
7件
初々しいお二人が可愛い...
1日に3本も物語出すの凄!!
うぇぇぇ い ッ ☆☆ 最高です !!!!!