テラーノベル
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慶応3年(1867年)
11月19日
夜…
原田は夜道を必死に走り、寺田屋の前まで来て息が上がっていたが深呼吸もせずに土方同様に階段を駆け上った
原田左之助「おい!龍馬!」
襖を勢いよく開けると…
原田左之助「は…?」
藤堂が龍馬へ馬乗りになり、喧嘩をしてるようだった…
藤堂平助「あ…左之さん…」
原田左之助「何やってんだ?」
藤堂平助「いや…土方さんが屯所に帰ってきたから…見つかる前に寺田屋に来たら…龍馬が…」
数時間前…
藤堂平助「うわ…やべぇ…土方さん帰ってきやがった!」
永倉新八「思ってたより早ぇな…おい…平助、龍馬の所へ帰ったほうがいい…」
藤堂平助「あぁ…そうだな…」
永倉新八「またな!」
藤堂平助「あぁ!明日…会えるよな?」
永倉新八「気にすんな!明日は…見廻りはねぇ!w」
藤堂平助「そうか…wまたな!」
そう言って手を振り、藤堂は寺田屋へ向かった…
藤堂平助「あぁ…冷えてきたな…」
そう呟きながら帰る藤堂は龍馬のいる部屋へ入り…
藤堂平助「おう!龍馬ぁ!せっかく土方さんが来てたってんのに…返しちまったんか?w」
坂本龍馬「あぁ…あやつには…いや…あいつらには会わないと言ってしもうたがや…すまん…もちろん!おまんは原田達とは会えるきに!」
藤堂平助「は?…何言ってんだ?お前があいつらと会わねぇのか?」
坂本龍馬「あぁ、新選組とは会わんぜよ」
藤堂平助「どういう事だ?あいつらと、左之さん達と未来の話をするんじゃねぇのかよ!」
怒りのあまりに藤堂は龍馬を押し倒した
藤堂平助「何言ってんだてめぇ!冗談…だよな?俺があいつらに会えるとか…そんな話じゃねぇだろ!お前がいなきゃ、未来の話なんてできねぇよ!俺らは…」
藤堂は龍馬の胸へと頭を少しだけ預け
藤堂平助「俺には…俺らには…分かんねぇよ…未来、変えらんれねぇよ…そんな知識ねぇんだよ!」
坂本龍馬「………」
藤堂は頭を上げ、龍馬の目を見つめ…
藤堂平助「ふざけんなよ!変な約束してんじゃねぇよ!」
坂本龍馬「すまんのう…わしが強情っ張りなばかりに…」
原田左之助「おい!龍馬!」
時は戻り
藤堂平助「って感じだ、だがおかしくねぇか?俺は怒っていいよな?勝手過ぎんだよ!」
原田左之助「良いか、悪いかで言うと…いいけど、お前はもうさっきから怒ってるぞ」
藤堂平助「……そりゃあな!」
坂本龍馬「すまん…おまんらには礼を言うべきじゃった…わしの口で、じゃが…あやつに言ってしもうたきに、もう会わんと…」
原田左之助「知らねぇよそんなの、俺らはそんな約束してねぇんだよ!俺らがお前と約束したのは、日本を変える話だろうが!」
藤堂平助「……左之さん…」
坂本龍馬「わしは土方はんが泣いたから…抱きしめてしもうたがや…好きじゃと、あやつに言いそうになったきに、わしはそれがこじゃんと恐ろしいきに…」
目も合わさずに語る龍馬は
坂本龍馬「わしはおまんらと殺し合いなんてしたくないぜよ、あやつを苦しめることも…したくないきに」
少し間を開け
坂本龍馬「どいてわしがおまんらを敵として見れぬか知っちょるがか?
おまんらを…知ったからじゃ… あやつを好いちょるからじゃ、ただの新選組として見れんのじゃ」
龍馬の声は震えていた…
その震えた声のまま二人に問う
坂本龍馬「どいたらおまんらはわしから離れてくるんじゃき?どいたらおまんらと…戦わぬ時代を作れるかえ?……そんな事を考える前に…戦う前に…」
龍馬は眉毛を寄せ苦しそうに顔を歪めた
坂本龍馬「あやつが…土方はんが、わしの前に現れるぜよ、あやつがわしの前で泣くきに…あやつがいると何もできなくなるぜよ」
コメント
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読了しました、第29話。 藤堂が龍馬に馬乗りになって詰め寄るシーン、すごく生々しくて胸が痛くなりましたね……。龍馬が「好きやきに会われん」って震えながら言うところ、感情が溢れてて苦しかったです。土方さんの涙も気になる……歴史ものなのに、すごく人間くさくて温かい関係性が描かれていて、次の展開が気になりすぎます。 結愛さんの新選組×龍馬の世界、すごく丁寧で好きです。続き、楽しみにしてますね🌙
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ruruha
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ruruha
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