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竜胆「俺と友達になってくれ!!!」
春千夜「はぁ”‘?!?!?!」
とも、だち、?友達ってあの友達?いやいや、ないだろ流石に、なんでだよ。まじで。
一瞬の出来事に頭が追いつかずひたすら脳をぶん回す。
春千夜「⋯いや、なんで⋯」
1番疑問だったことが自然に口から飛び出した。
竜胆「なんか、こう、ビビッときたんだよビビッと!こいつとなら楽しくやれそうみたいな??なぁなぁ、いいだろ??悪いようにはしねーって!」
先程の企んでいるようなニヤつき顔とは打って変わって、満面の笑みで春千夜を見つめる竜胆。
それに対して引きつりにひきつりまくった春千夜の顔。
第三者から見れば、いじめの現場にも見えてしまうのだろうか。なんて無駄なことを考えて現実逃避をしようとした春千夜を竜胆の声がまた正気に戻す。
竜胆「まぁ、分かるよ、こいつ何言ってんだってなんのは、でもよ、お前からしてもすっげー良い友達になれると思うぜ、俺。」
そうは思えない、と思ったのは俺だけじゃないはずだ。
とりあえず、どんな条件を出されても、どんな状況でも、
春千夜「お前とダチになるのは無理!」
そう宣言した春千夜だった。
竜胆「でさ、そん時のそいつがさぁ、ーーー??
ーーーー〜!!ーー〜〜!ww」
春千夜「⋯⋯」
コイツマジで、いつまで喋ってる気なんだ⋯。
朝登校してきてすぐの休み時間もそのまた次の休み時間も、お昼休みである今現在も、目の前で喋り倒してるこいつ。
昨日俺がこいつからの友達申請をていねいに断ったはずの男である。
ほんとになんなんだこいつ。なんで俺が、お前の陽キャ友だちのおもろい(と言われてる)話を聞きたいと思うんだよ。
竜胆「でさー」
また話すのか?!
春千夜「おい、ちょっと待てお前。 」
竜胆「え?なに?」
春千夜「いや、何じゃねーよ。なんでずっとここいんだよ。昨日言ったよな?俺。お前と友達になるのは無理だって。」
そういい、竜胆に向かって少し声を荒らげる春千夜。
竜胆「言った、けど、やっぱ話してみねぇことには相性合うか合わないかわかんねーじゃん?だからまず手始めに俺のこと知ってもらおうと思って。」
いやいやいや、知るも何ももう無理なんだって。
最初っから。
春千夜「⋯俺別にお前のこと知りたくねーし。」
竜胆「そーかも知んねぇけど。ちょっとだけ俺にチャンスくれてもいいじゃん。」
春千夜「いや、けど…」
ざわざわ、がやがや
「え、見て見て、竜胆くんいる。」
「ほんとだやばかっこよ。」
「てか、話してんのって三途くんじゃん。」
「え、あの二人って仲良いの??」
「ね、なんか意外〜」
やべぇ、忘れてたここ教室だわ。こんなやつと仲がいいなんて知られたら、今までの俺のイメージが崩れる!
がた!
春千夜が椅子から立ち上がる。
春千夜「とりあえず、こっち来い」
そう言いながら、竜胆の手を引っ張り人気のない場所まで連れて行く。
この光景も結構なあれに見えるだろうが、まぁ、教室で話すよりはマシだ。
春千夜「で、んだよ。」
竜胆「だからー、もっとはるちゃんのこと知りたいなーって俺の事も知って欲しいし。」
そう言って頭をポリポリとかく竜胆。
春千夜「いやだから、。って、ん?お前今なんて」
聞き間違いか?
竜胆「いやだから、はるちゃんの」
春千夜「そこだよそこ。あ?はるちゃん??」
聞き間違えじゃなかった。最悪だ。
竜胆「ん?あぁ、そうそう、春千夜だからはるちゃん!可愛いでしょ?」
ニコっとしながら「はるちゃん」と俺の名を呼ぶ竜胆。
春千夜「いや、いやいや、微塵も可愛くねーから!男にちゃん付けされんのとか気味わりぃわ!」
なんでだよーと不服そうに口を尖らせる竜胆。
竜胆「かわいいじゃん、はるちゃーん」
そうして、懲りずに何度も何度も呼び続ける竜胆を呆れた顔で見つめる春千夜。
春千夜「もういいわ、お前と話してるとなんか疲れる。」
そういい、春千夜はスタスタと踵を返し、歩き始める。
竜胆「あ!ちょ、ちょっと待てって、 」
追いかけてきた竜胆が春千夜の前に手を出す。
春千夜「んだよ」
竜胆「これ!俺の連絡先!もってて」
こいつ、さっきも友達にならないって言ったばっかだってのに。
春千夜「さっきも言っただろ!、お前と友達になるのは嫌なんだって!」
竜胆「えー、なんでだよー、いいだろ連絡先交換するくらい。」
無理やり、ポケットに連絡先の書かれた紙を入れようとしてくる竜胆の手を振り払い、全速力で廊下を走る。
竜胆「え、!ちょ、はや⋯!」
後ろで何か言う声が聞こえたが、それも無視して、教室に戻る。
その瞬間、丁度昼休みの終わりを告げるチャイムがなり、なんとか逃げ切ったことに安堵を覚えた。
あいつ、ほんとになんなんだ。なんで、あんなにへこたれないんだよ。
ほんとに、俺と友達になりたいだけなのか?いやいやいやだとしてもだ、あんな奴と友達になんて無理だし、信用できねーし。
春千夜「⋯⋯」
ぐー
小さく、周りには聞こえない程度の音で腹の音がなる。
あぁ、そうだあいつのせいで昼飯食い逃したな。
⋯⋯腹、へったな⋯⋯。
学校が終わったらラーメンでも食いに行こう、窓の外の晴れきった空を見ながらそう誓った。
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