たらと決断
入院して約一ヶ月後。ちまちまたらの様子を見に行きますがどことなくつらそうではありました。大好物のおやつも少し与えて話しかけて帰ります。「うに…うち、どうしたらいい?たらはあのままで幸せかな?いいのかな?」ボソボソとうににつぶやきながら猫じゃらしならぬフェレじゃらしでじゃれるうにをじっと見つめた。そして思った。「フェレットらしいなうにって。〇〇らしいっていっちゃあれだけど。」そう思った。「病気で苦しんで自由に遊べない。そんなのはフェレットにさせていいのだろうか」そう思った。そして今、自分はたらにさせているのだ。入院して元気になればまた遊べるかもしれないけど…
「安楽死しかないかもしれません」医師に言われた。苦しんで悶え死にするか安楽死かになった。最後の希望を信じて生かそうかとも思ったがたらが『もう大丈夫』とかすかに思っている気がした。フェレットらしいことを今たらにしていない。最後に軽く遊び、この日記を書いている今から約2年半前、安楽死を実行した。時間が経つに連れ、たらはうとうととしてきた。「たら」うちは最後の最後でペースト状のおやつを与えた。たらは満足そうに食べた後、ゆっくりと目を閉じた。それっきりその目は開くことはなかった。
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たらぁ…
た、たら…