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_嘘つき世界にいる私から
わんくひきつぎ
⚠️中也が優しい(?)
⚠️⬆️のせいで中太じみてる!
「ぇえ!?」
敦くんの言葉が染み込んだように耳に響く。
はっとなって顔を上げる。
__でもそこには何もなかった。
広々と広がる執務室。
地面にあるのは嘔吐物。
あぁ、、目が覚めちゃった。
「最悪、、」
私はまた現実逃避に時間と身体を削る。
使った薬の小瓶は枯れた花のように用途を失い転がっていた。
コンコン
「太宰、首領からまた任務だ。」
中也の声が耳に届く。
ガチャ
扉を開けた中也は呆れた様子だった。
「手前またやってんのかよ、、」
嘔吐物の惨状をみて察した中也はいつも通りに処理を済ます。
私はこの頃ずっと幻覚に縋っていた。
数え切れない数の薬を放り込んでは、光の世界で幸せに過ごす私を夢見る。
私は太宰治、22歳
ポートマフィア幹部
首領、森の直轄部下
興味本位で作り出した特異点を見たせいでこの調子だ。
ホントなら光の世界で楽しくシアワセに暮らしているらしい。
否定するとこがあるなら織田作が居ないこと。
あぁ、、今日もまた人を殺し殺し生きていかないといけない。
ムコウの私は救うことに苦しみを感じているのに、私には闇を与えて離れない。
、、疲れたな、
ずっと、任務続きだったし。
もう頑張ったんじゃない?
ちょっと位弱音吐いても、いい、かな
「、、、い、な、」
「ぁあ?」
「くる、しい、よ、ッ、」
中也は1度フリーズし、それでも、おう、と返事した。
そして言葉を築く。
「何があったか知らねぇがよ、、、頭の切れる手前の事だ。どーせすぐ溜め込んではこうやって溜め込んでんだろ」
中也は優しさを含んだ声で言葉を紡ぐ。
「俺には理解できねぇかもしれねぇ。力になれねぇかもしれねぇ。それでも手前は俺の唯一の相棒だろ。無理に吐き出さなくていい。今が耐えれる手前はすげぇからな。」
「そ、う、、?」
「おう。」
中也は私の頭を守るみたいに包み込んでだきしめる。そのせいで思わず目には涙を溜める。
「うぐ、ッひぐ、、」
中也の外套を濡らしていく。
「あの、さ、、私、別の世界の、私、を、、見ちゃっ、、て」
泣きやみかけた今、私はおぼつかない言葉を繋いで話す。
「私、が、、幸せそうで、ッ、、そっちの世界に憧れちゃって、、ッ、耐えられなくなってきちゃった、、」
「そうか」
中也は頭を撫でる。
優しく、割れてしまう薄い硝子を扱うように。
「最近は、特に殲滅の任務が多かったからなぁ、、良く耐えたな。すげぇよ。」
予想外の言葉は私の涙のダムを壊すには十分すぎた。
私が頑張ってきたと、耐えてきたと、そう認めてもらえるのは初めてだったから。
「ぅ、ッぁああ、、ッ」
優しさはこれ程までに人を壊す。
それから、作る。
それから、支える。
もう、疲れた。
でも、いいや。
私には大切な相棒がいるのだから。
この苦しみも、私の幸せなのだよ。
END7,完結
いやぁ、ちょっと雑じゃない?
まぁいいか。
ifの世界線出てきちゃったァァァァ(!?)
まぁいいか(デジャヴ?)
本当は敦くんの方みたら何も無い空間で、
そもそも自殺成功させちゃってたピーポーみたいな?
ENDでも良かったんですけどお、BADEND描きたかったんでぇ、それ描きたかったんですけどぉ、書きたいフレーズばっか思いついてぇ、避けられない案件みたいな、感じですよ。(?)
あと2、3話位で終われるかな!( ◜௰◝ )(?)
珍しく前回から早めに投稿出来ました
まぁ深夜ですけど(
じゃあまた次で!
コメント
6件
ごっめぇぇぇぇん見るの遅れたよこれ1番心臓に突き刺さって心臓突き破ったかもしれない心臓が苦しい(主は元気です)
うわわっ好きすぎるヤバい(語彙力) 弱音吐いちゃう太宰さんが好きすぎるし、中也の優しさが胸を貫く…無理死ぬ尊