チャットノベルで書いたやつをノベル版に焼き直してみる実験
小説も普段から書いてる人間ではないので難しかった。チャットノベルとして書いちゃった後だと特に。
こちらは🐦にも上げたので、万が一見かけることがあったらコイツかーと思っておいてください。
bnal二次創作捏造設定大遅刻命日ネタ
9月18日、伊藤の誕生日であると同時に、徳冨の命日である。
自身の命日に体調不良を訴える文豪もいるため、特務司書は徳冨の体調を確認しに居住区を訪れていた。徳冨自身の体調は日頃と変わらないようであった。
徳冨はわざわざ居室を訪れた特務司書を不思議に思っていたが、文豪の命日と体調の関係を聞き、自身が転生してから命日を迎えた数人の文豪を思い出して納得した。
「ああ、だからかな」
自身にも思い当たる節があるというような発言に、特務司書は先を促した。
「トトがね、何だかそわそわしているんだ」
そう言って徳冨は肩に留まっている小鳥に目配せをした。
「大丈夫だよ。僕の最期は悪いものじゃなかったから」
徳冨は主人を心配そうに見つめる愛鳥に言い聞かせるように呟いて、指先で頭を撫でた。
徳冨自身に異常がなくとも、相棒が普段通りでないのであれば、やはり念のため潜書等は避けた方が良いだろう。
「では、本日は予定通りに通常業務はお休みということで。トトさんとゆっくりなさってくださいね」
愛鳥と二人の世界に行ってしまった徳冨に対し、特務司書は遠慮がちにそう告げた。
「うん、ありがとう。左千夫くんの誕生日会には行くよ」
「承知しました。何か異変があればご連絡ください」
話を終えて徳冨の居室を後にした特務司書は、館内を歩きながらトトという存在について考えていた。徳冨本人と異なる症状が出るということは、彼らは完全なる一心同体という訳ではないのか。新美とごんや、草野とぎゃわずの関係とはその点が大きく異なっていると考えるべきであろう。
コメント
1件
トトさんは生前の口力先生と近しい別人格という解釈のくだりが抜けてしまってたことに🐦のフォロワーさんのコメントで気づきました。しまった。 私はトトさん=奥さん説を前提とした口力トトを推しています。