テラーノベル
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いつぶりだろうか…漏らしてしまったのは…彼らのせいだ… そうでなければ私は… こんな… こんなことになることはなかったのだ…
まるで溶けてわまりと混ざって消えてしまいそうな夏
私は死ぬことに決めた
特に理由などなかった いや、思い出せないのだ…
私はどこにでもいるようなつまらない人間だ…だから思いつかなった
死ぬ方法も、死ぬ以外のことも
考えた… それは多分人生で一番考えた瞬間だっただろう
やはり、わたしは凡人だ… アレしか思いつかなかったのだから
そう首吊りだ…なんどかドラマで見たことがあったからかもしれない
しかし、幸いなことに私には少なくとも友達と呼べる者がいた
あいつはスキンシップの多い嫌な奴だった…私にはお似合いのような…
その日は古傷を痛めつけるような雨だった…あいつは私と喋らなくなった
透明人間のようにという訳では無い
あいつは私を見ないよう必死だった…私を見たら目でも腐り落ちるのだろうか…
あいつにとって私は嫌なやつだったのかもしれない
お似合いもなにもないほどに…
私はもう止まれなくなってしまったのだ
春が来た
桜は…嫌いだ
夏が来た
子どもがうるさい
秋が来た
虫が怖い
また冬が来た
…
春が来て卒業した
どこかで彼がまた話しかけてくれるかもと期待を抱いていたのだ
わたしは桜をさけ
しぬことに
した
場所を探しているうちによるになってしまった
しばらく歩くとトンネルの出口のように明るいところを見つけた
私の目は釘付けになった …そこへ行くと、トイレだった
何の変哲もない公衆トイレ
私は死に場所を決めた
紐がなかったので服ですることにした
あの輪っかは我ながらうまく作れたと思う
そして
首を吊った
目の前が暗くなっていく
いたい
息苦しい
そして何より、トイレへ行きたい
私の意識はそこで途絶えた
目が覚めると病院にいた
体の感覚はない
でも、足を伝う生暖かい感触は今でも残っている
誰かが助けてくれたのだろう…よかった…
こんどは座ろうと思う
コメント
1件
うわ…めっちゃ重い…でも最後の「こんどは座ろうと思う」で一気に生々しさが増した。死にたいけど漏らしたくないって、人間の尊厳みたいなもんが最後の最後まで残ってる感じがすごくリアルだった。この先どうなるんだろう…続き気になる。
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