TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「私たちの家が、もうすっかり無くなっちゃったわね、、」

悲しそうに彼女は黒くなっていくマンションを見つめた。彼女は俺に見せないようにとハンカチを目で覆うようにいったが、俺は彼女の言葉が気になり、

片目を彼女に向けていた。

真っ黒になったマンションを見るだけでも恐怖が俺を襲う。息が苦しくなる。また、またなくなっていく、

また俺から 、、薬を飲まなきゃ 。

その時ふとした、薬、薬がないと 、

今丸焦げになっていくマンションを見つめ、あの中に薬があることを思い出した。

「あ、ぁ、、無くなってく、、」

「ちょっとアンタ!!見るなって言ったでしょ!?」

彼女は俺を抱きしめ、落ち着かせるように背中を撫でた。

「もぉぉ、どうしたらいいのよ、、」

「ヒュッ、俺の、ぁ、どうしよ 、ヒュッ、一虎く、ヒュッ

あ、ぁぁ、なくなる、消えちゃ 、ヒュッ 、」

「落ち着きなさい、大丈夫よ。すぐ帰ってくるわ。松野くん!!アタシの顔を見なさい!!

あたしの顔を見るの!!松野くん、大丈夫よ。私の目見て??松野くん 、、」

俺は頭がパニックになっていて、音も、視界もぐちゃぐちゃで、頭の中がまたいつものように、音が鳴り響いて何重にも重なって聞こえる。

視界はぐにゃっと歪み、崩れていく。おばちゃんの顔が見えなくなる、怖い、助けて。誰もいなくなっちゃう。俺から、消えていく。やめて。行かないで、

もうこれ以上俺を、ひとりにしないで、

「はっ、ヒュッ、あ、ぁぐっ、ヒュッ、たすっ、け、ヒュッ、たかはっ、ヒュッ、ぅ、ヒュッ、ぁ、ヒュッ、ぐ、ヒュッ、ヒュッ、」

「アンタ、、焦点が合ってないわ、、あたしが見える、?」

「み、えない、です、ヒュッ、見えないですっ、ヒュッ、ヒュッ、ぁ、ヒュッ、」

「松野くん、!!携帯は!?誰かに連絡してあげるから!!!」

俺は痙攣する手で携帯を彼女に渡すと、彼女は誰かに連絡した。

「もしもし!?松野千冬くんの知り合いですか??」

『あ、はい、、そうですけど、』

「千冬くんが今大変なんです!!呼吸困難を起こしていて、痙攣とかもあって、目の焦点が合わなくて、!!

どうしたらいいか私わかんないんですけど、!

どうしましょう!?」

『俺が迎えに行きます。現在地を教えていただきたいです』

「〇〇マンションの避難所から〇〇m離れたコンビニの駐車場の手前です」

『分かりました。すぐ向かいます。』












「千冬 !!!」
























走ってきたのは九井一だった。

「千冬!!!大丈夫か!?」

「ぁ、ヒュッ、誰、ヒュッ、」

「ココだよ。ありがとうございます。彼のことよく知ってる人がいるので、その人のところまで運びますね、」

「えぇ、頼んだわよ。松野くん。元気でね、」

俺は頷き、彼に抱えられ行き場所も分からない場所へ向かった。

「ヒュッ、ぁ、りが 、ヒュッ 、と、ございます、ヒュッ、ゴホッゴホッ、ぅ、ヒュッ、ごめ、ヒュッ 、なさ、ヒュッ、」

「気にすんな。とりあえず、花垣のとこに連絡しといたから、○○病院に向かうぞ。」

「ぅ、ヒュッ、は、い、」


千冬!!! ごめんな、千冬。お前に命を預ける。ありがとな。千冬。現在○○マンションから男性2名が…。信じてあげてください。お前を救う。やってみせるぜ。なぁ!?目開けろよ!?たけみっち!!辛いって何。ごめん。俺ここの町を離れることになった。外国でさ。ごめん。また会えたらいいな。次はドラケンがやられた。なんで。またひながやられるんだよ!?何度やったって全部無駄なのか??もう消えちゃおっかな、何度やってもこんなの無駄じゃん。ありがとうなんてずりぃよ、ゆっくり眠れよ。お前らの生き様は見届けたぜ。俺は堕ちるしかなかった。もうこれで最後だ。約束、守ったぞ。何してんだよ八戒!!ドラケンもやられた!!次は。行かないでよたかちゃん!!荷が重いわ。次は俺かな。呼び出されました。ごめんなさい。一虎くん。一虎くん?嘘でしょ?ねぇ!?目を開けてよ!?一虎くん!!一虎くん!!ねぇってば!!?!?あと3日なのに、死んだ??置いてくなよ。相棒。全部消えればいいんだ。大事なもんつくっちまうと、あとから辛くなっちまうから、今のうちに壊すしかなかった。あいつはまるで時を超えたように。あいつの目を見てやってください。俺もうダメらしいわ。行かせてくれ。千冬。マイキーを1人にはできねぇよ。こいつは俺の仲間だ。あいつ、かっけぇだろ。なんで諦めたんだよ。ありがとうなんて、無駄なのかも。俺が全部引き受けるから。もう泣くなよ。なんでひとりで行っちゃうんだよ。ほっとけないってさ、お前さ、優しすぎるよ。残された人の気持ちも考えてみろって。ドラケンの意志を継ぎたいんだ。俺は絶対。逃げたくないんだよ。あいつと向き合って。憎い。俺ら最後まで一緒になれなかったなぁ、置いていってごめん。邪魔すんなよ。松野。俺は王に。関係なかったのになぁ、2人に離れませんでしたね。くらい空気が息が詰まりそうになる。場地さん!?あの時みたいにいなくなるのか。1人になりたくない。千冬、ごめん。なんで謝るんですか。そんなに遠かったっけ。遅いな、なんで。またなる。消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきえなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ消えなきゃ



「おい松野!!しっかりしろ!!」

「はっ、ヒュッ、ぁ、ヒュッ、ヒュッ、ヒュッ、ぐ、ヒュッ、ぁ、 ヒュ 、ぅ ッヒュッ、ヒュッ」





「どうすればいいんだよ?!?」

『 お薬飲んで寝よう 。 』

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

120

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚