『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
EIGHTH BLOOD 私だって男なんですよ。主様。
〜ベリアン編〜
コンコンッ
『失礼致します。主様。』
『開いてるよ。』
ガチャッ
『ふふっ。私を選んでくれてありがとうございます。主様のメッセージちゃんと気付きましたよ。』
『ベリアンのオススメのティーカップで夜お茶がしたい…。簡単すぎたかな。』
『えぇ。女性が夜男性をお茶に誘うのは理由があります。親密な関係になりたい、好意を確かめたい…などの意味がありますから。』
ベリアンはゆっくり私に近付いた。
『今この時より…貴方はもう私のです。全部捧げる覚悟は出来ましたか?』
『っ……。うん。』
『いい子ですね。ご褒美です。』
ベリアンは私の首元をはだけさせ、痛みを緩和させるようにぺろっと舐める。
カプッ
『ん…。』
『ん、はぁ…っ。前より甘くなってます。私に心を許した証拠ですよ。』
カプッ
『ん、ぅ…っ。』
『…これ以上はいけませんね。主様が気を失う前にするべきことがありますから。』
ベリアンは私をベットに優しく押し倒す。
『ベリアン…。』
クイッ
口で手袋を外して床に落とす。
トサッ
『…優しくしますね。』
チュッとほっぺにキスをする。
『ぁ……!』
『大丈夫ですよ、私に身を委ねて…。』
『ん……っ。ふふっ。』
『?どうかしましたか?』
『あのね…私ずっとベリアンのことお母さんみたいだなって思ってたの。面倒見が良くて優しいし…。』
『…心外ですね。』
グイッ!
『あ…っ!』
その言葉を口にした途端身体が熱くなった。
『私だって男なんですよ?そんなふうに煽られたら…欲情だってします。』
『っ、ん、ごめ、ぁ……っ。』
『可愛いですよ、主様。もっと、私だけに見せてください…。』
『ベリアン…っ。』
『主様…っ。』
お互いの名前を呼んで抱き締め合う。気付いたら朝は明けていた。
『すぅ、すぅ…。』
『すー。すー…。』
『ん…。もう朝ですか…。』
(こんなに幸せな朝は初めてですね…愛しい人が傍にいるなんて…。)
私は主様の頭を撫でる。
『ん……ベリアン…?』
『起こしてしまいましたか、すみません。』
『ううん…大丈夫だよ。夢見てたんだ。ベリアンと夢の中でも幸せにしてる夢を……。』
『夢の中でも私と会ってくれてたんですね。嬉しいです。でもこれからは…夢だけでなく現実でも幸せにしますよ。』
『うん…。大好きだよ。ベリアン。』
『私もです。主様。』
((これからもずっと傍にいたい。\いたいです。貴方の傍に居られるならそれ以外の幸せは何も要らない。\要りません。)
次回
NINTH BLOOD 俺がもっと愛してあげる。主様。
(これはほぼもう答え!w)
コメント
4件
まってぇぇ‼️ 推しが ッ 尊い‼️‼️
次回も楽しみです!ちなみに次回が誰か分かりません(´;ω;`)