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#イイダクダク
Mぐねっとー2
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꒰ঌソラ໒꒱
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卐「ねえオーストリア、”僕と一つになろ”?」
ドイツはいつもの薄い笑みを浮かべながら、落ち着いた声で、まるで当たり前であるかのように問いかけている。そう、規定事項であるかのように。
🇦🇹「…ドイツ、我々は一つなってはいけません。そう取り決められてますから」
卐「うんうん、だから?」
オーストリアの言葉を遮るようにして。ふふ、とドイツがいたずらっぽく笑う。目元はにこりと。顔をオーストリアに近づける。
卐「ねえ、オーストリア。君は真面目すぎるんだよ。真面目な君も大好きだけど、真面目すぎるのも違うと思うんだあ。それにさ、僕がその馬鹿馬鹿しい条約を否定しているのも、知ってるでしょ?」
またふふっと笑って、ドイツは距離をとって、ドサっと椅子に座り込んだ。
卐「まあいいよ。僕は強要しないから。…でもね、オーストリア。君いくら嫌だと言ってもいつかそうなる運命なの。」
黙り込むオーストリアを見て眉を顰める。
卐「…無言はやめて欲しいんだけどなあ。ずるいよ」
🇦🇹「…先ほども述べた通り。それまでです。…本日はこれだけですか。であれば、また。」
卐「待ってよ。ねえ逃げるつもり?ここまで来て逃げれると思ってんの。帰さないよ。」
ドイツはドアへ向かおうとしたオーストリアの腕を掴んでいた。さっきまで椅子に座っていたはずなのに、今オーストリアの腕を引っ張っている。
音もなく腕を掴まれたオーストリアは思わず目を見開いた。は…っ?と声が漏れる。
卐「帰さない、帰さないよ。エスタ。」
🇦🇹「っ…、その呼び方は…お辞めなさい。」
オーストリアから目を離さず、見つめている。その目の奥にはほんの僅か懇願の色が映ったように見えた。…それが演技かどうかは定かじゃないが。
卐「ねえ、行かないでよ。僕分かってる。そんなの全部建前でしょ?本当はなりたいんじゃないの?僕と一つにさ。」
そんなことは…と返そうとしたがそれ以上の言葉を紡げなかった。オーストリアの顔には、たしかに動揺の色が見受けられた。
卐「…図星?ふふっ、やっぱりそうなんじゃないの?素直になりなよ、僕のエスタ。」
🇦🇹「…ち、ちがっ…!これは全て貴方が蒔いた種であって…!」
卐「なんのこと?僕が?面白いね、エスタって。僕が何をしたの?教えてよ。責任転嫁?自分の気持ちも分からないの?」
一つ一つが棘のようにオーストリアに刺さる。芽生えた美しい、薔薇の棘。
ドイツがもう片方のオーストリアの腰に回した。オーストリアに身を寄せて。
卐「…なあ」
音を落とす。低い、先ほどのふざけた声は消える。威圧感。
卐「エスターライヒ、何がダメなんだ。あんな条約以外に、他に理由はあるのか。」
オーストリアの返事を待たずに、ドイツは続けた。
卐「民族も、言語も、文化も…!全部、全部同じじゃないか。なら、なぜ…」
🇦🇹「それ、は…」
卐「教えてよ…!僕の何が足りない…!」
🇦🇹「貴方は…っ!」
オーストリアはまた、言葉を詰まらせた。
甘く、溶ける。一つ一つの音が。言葉が。甘く、そして毒を含んでいた。
美しく狂う、静かに。同時に鮮やかに。
ドイツがほんのわずか微笑んだ。全て計算の上。人を狂わす天才。
ああもう、全てが曖昧になる
卐「エスタ、頼むよ。それにほら、君の国民も望んでる。大切にしてきたモノだろう?」
🇦🇹「……それは、それは全て…」
卐「僕と一つになろ?『家族』に、さ。」
🇦🇹「っ……、!」
…僕は、君の知ってる”ドイツ”じゃない。
《自解釈補足解説》
ここまで読んでくださり感謝です。ぺんきです〜、この辺りの独墺ってかなり解釈が分かれますよね。自分の中でも世界線がいくつか…笑
まず、序盤のドイツくん、かなり口調がこう…幼いですよね。そして後半、一変すると思いますが、ここは一種の二重人格なんですかね?なんと言えばいいのでしょう。精神異常によるものです。オーストリアはそのことを知っているので特に躊躇いません。
次に、オーストリアが蒔いた種、と表現していたのはプロパガンダのことです。私のとこの擬人化は国民の思想諸々を受けるので、オーストリア本人への遠回しな洗脳です。オーストリアは薄々感じてはいるが抗えない…(擬人化としての性質なので)ああ、そう。だからドイツが捻り曲がってるのもその影響です。そういうもの(性質)なので。
私のところのオーストリアは少しだけ押しに弱かったり、「家族」とか、そういうワードに弱いんですよね、だからこのドイツの攻め方はある意味オーストリアを熟知しています…あと質問を投げかけて、答えが分からない、その隙にねじ込む…みたいな笑。
これらを踏まえた上でもう一周すると、見える視点も変わるかもしれませんね。
ああ、後これはただの作者のこだわりなのですが、最後らへん現実での出来事に関する描写が無くなっていくんですね。これはオーストリアが周りが見えなくなるくらい溺れてるサインだったりします。気づいてくれてたら大感謝ですね…!
おそらく続きます。続きはいつ出るか分かりませんがいつかは出ます。いつかね、一応今300字はいってるので……気長にお待ち下さい。では、また!
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