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佐久間がまた、目黒や渡辺と4人で、出かけたいと言う。スタジアムライブは終わり、渡辺のドラマも終わり、出かけるなら、今だと言う。




渡辺ーだって。

目黒ーまた、あのコテージに行くの?

渡辺ー知らない、でも、俺たちが行けるところってあそこくらいじゃない?

目黒ー俺はいいけど。

渡辺ーん〜。行くの?

目黒ー嫌なの?

渡辺ーん〜ん。ただ2人でいたい。

目黒ーまた可愛いことを。

渡辺ーばか。




佐久間に、行けると連絡した。

4人の予定を見る。

目黒と、佐久間にあさイチ仕事があり、渡辺と岩本はオフ。




渡辺は、目黒が仕事している時間に化粧品を買い、発熱用の薬も買った。

岩本の車に乗って仕事終わりの佐久間を拾う、目黒の仕事終わりを待っている。

岩本の車を見て走ってくる。




佐久間ーそんな急いで来なくていいのに。

目黒ー翔太くん、気にするから。

岩本ー何?

渡辺ーちょっと熱あるんだ。

岩本ー目黒?

目黒ー平熱に近い微熱なんだけど、翔太くん心配して。

佐久間ー大丈夫か?

目黒ー全然平気。

渡辺ー横になって?

岩本ー運転は任せろ、翔太の膝で横になって。

目黒ーごめんね。




渡辺の膝で横になって、渡辺はブランケットを掛けている。

しばらくすると渡辺が言う。




渡辺ー昨年の夏の体調崩して休んだときも、最初は微熱だったんだ。

佐久間ー蓮は寝た?

渡辺ーん。

岩本ーまた、体調崩してしまうか心配なんだな。

渡辺ーん、怖いんだ。

佐久間ー大丈夫だよ。

岩本ー準備とか、俺たちがするから、ゆっくりしてて?

渡辺ーありがと。




大事そうに、目黒の身体を撫でる渡辺。目黒を起こさないよう、静かに、小さく話しながらコテージに向かう。




渡辺ー目黒。着いた。

目黒ー・・んっ・・ごめんね。

佐久間ー荷物は全部入れた。

渡辺ー行こう?

目黒ーん。




コテージの中で、渡辺が体温計を差し出す。

平熱に近い微熱。

それでも、渡辺は心配そうにする。




ちょっと休憩して、散策しようと言う。





目黒ー岩本くん、ごめんね、ゆっくりして?

岩本ーん、大丈夫だ。翔太、心配しすぎて顔色悪いし。



お昼をちょっと後にして、散策に出る。どんどん奥へ行く。

渡辺と目黒が手を繋ぐ。見ていた佐久間が岩本の手を握る。

目黒たちは奥へ奥へ向かう。





佐久間ー蓮、大丈夫かな?

岩本ーほぼ平熱だ、大丈夫。

佐久間ー見えなくなっちゃった。

岩本ーRAYS観たけど、ユニット曲、楽しそうだな。

佐久間ーふふふ、風呂友?照のバイクもカッコいい!




2人は、優しくキス。誰もいない。

座った岩本の膝に座り抱き合う。

佐久間は、コテージの方に顔を向けていた。遠くに人影、慌てて離れ、立ち上がる。

どんどん近づいてくる。女の子2人組。





女 1ーあっ、やっぱり、さっくん!

女2ーひーくんもいる〜。

女 1ーニコイチ〜!

女2ー他に誰かいるの?

佐久間ー・・。

岩本ー・・。

女 1ーめめ、いたわよね?

岩本ー行こう?

佐久間ーん。

女2ー待ってよ、一緒に写真・・。

岩本ー撮らない。

女 1ー何様よ!

佐久間ー俺たちのファンなの?

女2ーそうよ。だから、写真・・。



渡辺ー俺たちのファンに、プライベートに土足でズカズカ入ってくるような人はいない。

女2ー何よ!

目黒ー邪魔しないでくれる?

女 1ーきゃ〜めめ!

渡辺ー照、佐久間、戻ろう。

目黒ーそろそろ、お昼だし。

岩本ー戻るか。

佐久間ー帰ろう。

女 1・2ー無視しなくていいじゃない!

渡辺ー言ったろ、俺たちのファンじゃない。

女 1ーな、何よ!

女2ーしょっぴーって、キツいのね。

渡辺ーファンには、優しいさ。

女 1ームカつく!

目黒ー付いてこないでくれる?





散々、渡辺の悪口を言いながら、走って帰って行った。




佐久間ー珍しいじゃん。あんなに言うなんて。

岩本ー目黒、調子悪いのか?

渡辺ー熱が上がったみたい。




薄っすら目に涙を滲ませ、そう言う。コテージに戻って来た。

体温計を差し出す。




37.8度。





目黒ー翔太くん、大丈夫。

渡辺ー熱、ある。

岩本ー持って来た食材で、何か作るから、ソファで横になってな?

渡辺ータオルで、冷やすから。

佐久間ー翔太、氷、ビニール袋に入れたから。

渡辺ーあ、ありがと。

目黒ー泣かないよ、大丈夫。




食欲はある。ご飯を食べるころには、37度前半にまで下がった。




渡辺ー照、上の方に行くと、ため池みたいなのがあって、水は透き通ってるし、冷たいし、綺麗だぞ。

岩本ー大介、行ってみる?

佐久間ーでも、さっきの2人組は?

岩本ー無視して?

佐久間ーん。




目黒たちはコテージに残ると言う。

岩本と佐久間は歩き出した。

後ろから足音が聞こえる。あの2人組だろう。岩本たちは知らん顔してる。




どこまでも付いてくる。岩本たちは、渡辺に教えられた上へ上へ上がって行く。

後ろから「待ってよ〜さっくん」

「ゆっくり行って、ひーくん。」とか聞こえるけど、知らない。

彼女たちを置いてどんどん行くと、急に開けたところに出た。




佐久間ー透き通ってる!

岩本ー綺麗なとこだな。

佐久間ー魚も見える!

女 1ー何よ、ただの池じゃない。

女2ー帰りましょ。

女 1ーあなたたちには、がっかり。

女2ー馬鹿らしくなって、もうファンやめるわ。




彼女たちがコテージに向かって歩いて行くのを見送る。

もう、見えなくなった。




佐久間ーこんな綺麗なのに。

岩本ーファンやめてくれて結構。

佐久間ーだな。

岩本ー大介。

佐久間ーいっぱいキスして?

岩本ー戻って来たら?

佐久間ーあそこの、陰に行こう?



佐久間ー照・・んっんっ。




佐久間ーもっと。




佐久間ーんっ・・ふっ・・んっ。





何度も何度もキスをした。

コテージの2人が心配する前に帰ろう。


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