テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第1話〖賞金狩りに狙われる者〗
第1階層と第2階層の狭間――
監視網が甘く、光も届きにくい路地裏。
そこで、
二つの影が何かをしていた。
・・・
メニ〗あ……
・・・
メニ〗あー……
・・・
メニ〗あー、あー……これ、写ってんのか?
デュナ〗大丈夫、ちゃんと映ってる。
メニ〗了解。
こんにちは、皆さん。
俺はメニ。
サイボーグだ。
まあ簡単に言うと、
機械仕掛けの体を持ったAIってところだな。
ちなみに、
後ろに映ってるのが俺の相棒――デュナ。
さて、俺の家はまあまあ金持ちなんだが、
どうやら最近、
俺の体の部品が狙われてるらしいんだわ。
デュナ〗
「狙われている“らしい”」じゃなくて、
「狙われてる」、だね。
今現在、
自分たち二人には
闇の賞金がかけられている。
メニ〗えっ?
それ相当ヤバくない?
デュナ〗
ヤバいよ。
相当、ね。
メニ〗ウケる。
デュナ〗
ウケない。
メニ〗
で、なんで俺の部品が
賞金首になってるかっていうと――
俺の頭部に搭載されてる、
〖マデットCPU《ジナSystem Ver.》〗。
これが今、
ネナで言うと……いくらだっけ?
デュナ〗
2000ネナ。
日本円換算で、約2億円。
メニ〗
そんなすんのかよ、俺の頭。
デュナ〗
それ一つだけじゃない。
お前のボディ素材、
**〖エクゾチック・ユニカーボン〗**は
1万ネナ。
日本円で言えば、約1兆円。
脚部のバランサーは
4000ネナ(約4億円)。
その他の内部部品も含めると――
お前一人で、
だいたい50万ネナ。
日本円換算で、
50兆円相当だ。
メニ〗
……え、俺、国家予算?
デュナ〗
ちなみに、
自分の部品も合わせると――
100万ネナ。
100兆円。
メニ〗
あー……そりゃあ
賞金狩り、寄ってくるわ。
デュナ〗
もう来てる。
メニ〗
……え?
デュナ〗
路地の入口、屋根の上、背後。
少なくとも――三人。
メニ〗
はは。
動画、続き撮れそうだな。
デュナ〗
冗談言ってる場合じゃない。
メニ〗
大丈夫だって。
どうせ――
賞金狩り側が後悔するだけだ。