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8 - 第8話 撤退

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2024年01月24日

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私の方に飛んでくる攻撃。

やばい避けられないっ。

「結奈っ」

ドンッ

「しゅんくんっ!」

嫌だ。私の中にはそれが残った。

「嫌だ」

影は私の大切を奪ってばっかりだ。

大事な家族、立ち直らせてくれたみんな。もうやめて。

もうやめてっ!

「異能力ラストソード全開放」

私が咄嗟に口にした言葉は私の異能の最終形だった。

「標的100。守護対象1。戦闘開始」

私は操られたように動いた。

しゅんくんを守りながら一体一体確実に。

一体の影が消滅しても次から次へと襲ってくる。

一体何時間戦ったのだろう。

「く、撤退だ」

やっと影が撤退して行った。

「やっと、グハッ!!」

無理をしたせいで血を吐いている。

このままではしゅんくんが、

ダメだ意識が…

「しゅん…くん…」

私は意識を失った。

次に私が目覚めたのは二時間後だった。

「ここは?」

「第一部隊本部基地」

しゅんくんが答えた

「あ、しゅんくん怪我は?大丈夫?」

「うん。自分のバリアで何とかね」

「結奈大丈夫か?!」

隊長が慌てて入ってくる。

「はい大丈夫です。」

「そうか良かった。」

「ごめんしゅんくん。ちょっと貸して」

私はしゅんくんに抱きついた。

良かった、良かった。安心が込み上げてきた。

ポタッ

目から涙が流れた。

そんな私を見た隊長は静かに外に出た。

しゅんくんは私の手をそっと握った。

「ごめんしゅんくん。私が私がミスしてしゅんくんに怪我をっ」

「なあ結奈。もし結奈が怪我をしたらみんなが悲しむ。俺がしても悲しむだろうけど。結奈は俺よりも強い。みんなに期待されている。それをわかってね」

しゅんくんは優しく私に言った。私を攻めもしないで。

「おかしいよしゅんくん。もう少し私を怒ってよ」

私は顔がぐちゃぐちゃになった。 少し落ち着くとめぐるさんや蓮くん優斗くん。

ふっ

「結奈ちゃんしゅんくん良かった」

めぐるさんか抱きしめて来た

強く、強く。

めぐるさんの体温がわかるくらいに。


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