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個人的に考えるユウハカの告白事情を書いてみました!!(そんなキュンキュンしないかもしれない…)
ユウハカ17歳(ヨンナナ事件〈仮〉の後らへん)
捏造しかない
ハカside
あの事件が起きてから、ユウマが違って見える。
「いつも素直になれない。だけどこの関係性がちょうどいい」っていう感じで平凡に過ごしていたのかもしれない。1歩前に進むことで嫌われるかもと考えるのがすごく怖くて考えないようにしてた。
だけど…
ユウマの言葉が忘れられなくて、頭の中からずっと離れなかった。
この気持ち…本音を心の奥底で溜め込むのがもうそろそろ限界なのかな。
「隠すのが精一杯だった日々を変えたい」こんな日が1日でも来るなんて
あんなに大好きだったミッションをプレイするのがすごく怖いなんて…調査依頼を受けてるなんてどうでもいいって思う日が来るなんて思わなかった。
「脳を必死に守ればゲームオーバーで済む」という言葉を簡単に言っていた自分が今とてつもなく怖い。
…そんな事を思ってたら、ここ1ヶ月くらいミッションを一切しなくなった。
私が作ったあの部屋に…入れなくなった。
ユウマside
あの事件が、なかったことのように思う。
通称ヨンナナ事件。俺たち憑影はそのきっかけを作った憑从影…兒堂エアを殲滅させることは不可能だったけど、東京都民1300万人を誰1人死なせずに守ることに成功した。
あの事件から1ヶ月。その被害者だった青山も、一切そーゆー目をしてなくて何事もなくハカと過ごしている。
…”青山は”の話だけどな。
最近ハカの様子がおかしい。
殲滅部隊としての仕事はこなしているのだが、闇の仮想現実シュミレーションはここ1ヶ月くらいプレイしていない。
製作者である兒堂エアがどっかで生きてる以上、闇の仮想現実シュミレーションの調査依頼は続くって親父から聞いてる。
あんだけ俺をミッションに引きずり回してたあいつがプレイしないなんて…最初は都合のいい変な夢でもみてんじゃねーのって思った。
だけど、その目は現実だった。
前より色褪せた、そう語りかける紅の瞳を今でも鮮明に覚えている。
今思えば、俺はハカに隠し事ばっかだったな。
「本音なんて言ったら、心の奥底の弱音なんて言ったら尚更…きっとハカを困らせて嫌われてしまう。」ってその1歩が踏み出せなかった。
だけのハカの目は…本音を言えと俺に語りかける気がする。
すげー怖いけど、俺がハカにできることなんてこれしかないのかもしれない。
それに…
「ハカ、今週の土曜って…暇っすか?」
俺だって、もう限界だ。
「お、おまたせ。悪ぃ…待たせちまって」
「遅いボケナス。寝坊したの?」
「え…いや、そういうわけじゃないんすけど…」
女子より遅れるなんて…俺どんだけ準備に時間かかったんだよ…。
浮かれて新しい服とか買っちまったし、ヘアセットも軽くメンズメイクもしちまったし…
今どきメイクする男子なんて全然いるかもしんねーけど…俺なんかがやったらきもいか…?
それにハカはなんとも思ってねーかもだしな…。やりすぎたか?俺…。
「ユウマ…。えっと…いつもと雰囲気違うね。」
「え?」
「別に…メイクも髪も似合ってるって言ってんの…。」
「ふぁい!?!?」
「どっから声出してんのよボケナス!早く行くわよ!」
やべぇ…今ので折れたシャ一芯ほどしかない俺の恋愛HPが激減して赤ゲージになっちまった!!
というか…ハカもいつもと髪型違うし、服も見たことないやつだ。いつにも増して可愛すぎるんですけど…!?
「はい。遊園地のチケット」
「え?いや、俺現地で買うって…」
「あんたの不幸体質のせいで券売機故障するから…事前にコンビニで取っといただけだし。」
「…サンキュ。」
事前にチケット取るために俺のためにわざわざコンビニまで…気のせいかもしんねーけどハカも楽しみにしてくれたのか?
つーか何やってんだ俺は。
俺が誘ったくせにこんなとこでヘタレ発揮してる場合じゃねえよな。
そう思ったら自然と足どりが軽くなった気がする。自分の足音が聞こえた瞬間、心の中でとある独り言を放つ。
俺は今日、もっと嫌われちまってもいいから…本音を隠したくない。
…どうしようもないくらい大好きだってハカに伝えたい。
ハカside
「今週の土曜日…よかったらなんすけど…2人で遊園地行かねぇ?」
おととい言われたその一言に1ヶ月分の悩みが全部吹き飛んでしまった。
ユウマはエスパーだから、きっと私の悩みも全部把握して優しさをくれるって分かってたけど、嬉しいものは嬉しい。
楽しみすぎて昨日は全然寝れなくて、顔が浮腫んでないか不安になりながら朝の支度を済ませた。
だけど、朝こんなにわくわくする時間はない。…私だけがデートって思ってるだけかもしれないけど。
力チューシャを選ぶ時も
「ユウマこれ…似合ってんじゃん…笑笑笑笑」
「余計なお世話だよ笑。」
大好きな絶叫マシンも
「ちょ…!!ムリムリムリ!!ちょっと待てぇ!!」
「ビビりすぎでしょ笑!ほら!もうすぐ落ちるよ!」
「うわああああぁぁ!!!」
大好きなクレープも
「はい。ユウマの分も買ってきた。」
「おう。サンキュー。…俺のもいちごカスタードなんだな。」
ユウマが隣にいてくれるだけでもっと楽しく、美味しく感じられる。1人のときと同じ場所でも、同じ物でも全然違う。
だけどそんな楽しい時間はあっという間になくなっていく。気づいたら空がオレンジ色に変わってた。
「晩御飯もあるし、もうあと1つ乗ってから締める?」
「そ、そうだな。」
「ユウマが乗りたいのでいいよ。…今日誘ってくれたし…。」
「え?俺?…じゃあ…観覧車でいいか?」
「う、うん。」
「……」
この狭い空間に沈黙が響く。
き、気まずい…。というか緊張する。
やっぱ…こんな雰囲気よくないのかな。きっとユウマも過ごしにくいよね。私が話題変えないと…
「ハカ」
びっくりした。口を開けようとした瞬間、ユウマの方から話しかけてくれた。
「え…?どうしたの?」
「実は…伝えたいことがあってさ…。」
「う、うん。」
下を向いているユウマの目が一気にこっちに向く。紫色の瞳がキラッと光る。
ユウマの伝えたいことって…なんだろ。
「…ハカさ。無理してねぇか?」
「え?」
ユウマの口から出る第一声は私に対する問いかけだった。
「1か月前の事件起こってから…あの鬼畜ゲーもプレイしなくなっててさ。ずっと心配だったんだよ。」
やっぱりユウマ…今日は私を気分転換させるために連れてきてくれたんだ…。
「だけど…頭ん中高速回転させても、ハカが不安に思ってること…1mmも分かんなくてさ。その…ハカがこんな風になにかに苦しんでるの見てられなくてさ。今日はごめん。」
「なんで謝るの…?」
「いや…なんつーか、俺はハカに迷惑かけてばっかだし…。ハカもそれで困ってると思うし…。何より俺…
ハカに…絶対嫌われてるし。」
「は?」
その言葉が、心に深く深く突き刺さった。
ユウマは…今日ずっとその気持ちを抱えて…私と過ごしてたってこと?
カチューシャ選ぶ時も、絶叫マシン乗ってる時も、クレープ食べた時も…心の中ではずっとそういう風に思ってたってこと?
それが今日…ユウマが私1番伝えたかったこと?
楽しいって思ってたのも、私だけなの?
観覧車が少しグラッと傾く。地面がどんどん近づいていく。
「ハカ…?」
「ユウマの…ボケナス…。」
「え?」
「ユウマのバカ!!!ボケナスぅぅ!!!」
「ハ、ハカ…!?」
「なんで私の気持ち勝手に決めつけるの!?いっつもいっつも『俺なんかが』って!!」
「いや…決めつけてるっていうか…そうやってハカに何回も言われて…」
「嘘に決まってるでしょ…!!だって恥ずかしいじゃん!!
こんなに…大好きなのバレちゃったら…!!」
観覧車の扉が空いた音と、周囲の音がクリアになって2つが重なる。その音を聞いた瞬間我に返った。
あれ…?私…今…ユウマに…
頬に生ぬるい水が流れてた。自分の顔に手を当てて拭おうとした時自分の顔の熱が伝わる。
足が勝手に動いて、気づいたらユウマの傍から離れていた。
ユウマside
「嘘に決まってるでしょ…!!だって恥ずかしいじゃん!!…こんなに…大好きなのバレちゃったら…!!」
その言葉を放たれた時、やっちまったって思ったのと同時に嬉しい気持ちが込み上げてきた。
俺の事…ずっとずっと嫌いだと思ってたし、言われてきた。嫌々いてくれてるんだって感謝も忘れたことねぇ。そんなどうしようもない俺なんかを…好きって言ってくれて…。
観覧車を降りて気持ちを整理していくうちに、今までのハカとの思い出がフラッシュバックする。
百式の六を解放した夜、不安だった俺を励まして昔から変わらないおまじないをかけ続けてくれた時。
イベントミッションで色違いのマフラーをつけ、お守りをポケットに入れてイルミネーションが綺麗な中で姉貴を探した時。
そして小さい頃…「おさなじみ」と言って俺の手を握ってくれた時。
マキとおばさんが死んで…コウくんも母さんも会えなくなって…生きる意味なんて見出だせなくて息の根を止めようとベランダに出た時。
ハカは…俺の不幸体質が移るかもしんねーのに話しかけてくれて、触れてくれた。
ずっとそばにいてくれた…たった1人のかわいい幼馴染だった。
ああ。やっぱり
『嫌われてもいいから』なんて…そんなの
「一生…寝込んで生涯終える自信しかないっす。」
俺が1番伝えたいのは…「ごめん」じゃない。…俺はなんてバカなことしちまったんだろう。
そう独り言が零れ落ちて、ハカを探しに行った。
「…ハカ!!」
「…ボケナス。」
「わりぃ。探すの遅れちまって。」
ハカは遊園地のゲートを出たところの近くのベンチに座っていた。辺りはもう真っ暗で、ほとんどの人が帰ってしまったからか人通りもほぼない。冬の冷たい風がハカの髪を揺らす。
「わ…私の方こそ…ごめん。勝手にどっかいっちゃって…。」
「気にしてねぇよ。それより…俺の方こそごめん。あんな言い方しちまって…。」
「ユウマは…!!何も…!!」
「言葉足らずだったんだよお互い。…だからこの際、思ってること全部言葉に出してぶつけてみません?」
「え?それって…」
「ジャン負け先攻でいいすか?」
「ははっ。何それ笑。あんた不幸体質だから絶対負けるじゃん笑」
「わからねーだろ笑まだ笑。
…最初はグー。ジャンケンポン。…あ笑」
「言ってる側から負けるんじゃないわよ笑。…私からでいい?」
「え?そうなったらジャンケンの意味ないだろ?」
「いいの。私から。」
ハカが一気に俺の方を見る。自分の心臓の音と生唾を飲む音が同時に聞こえてきた。
「私は…マキちゃんやミレイさんをずっと羨ましく思ってた。」
「え?」
「頭ポンポンしてもらったり、髪の毛乾かしてもらったり、兄妹だからそんなことするの当たり前だって分かってた。分かってたけど…」
「マキちゃんとユウマが再会出来た時…ね。モニター越しに言ってたユウマの本音…頭から離れなかったんだ。」
「……。」
「『俺はハカの成人も…姉貴の晴れ姿も見てやることできねーかも』って…そんなこと思って、私が思ってる100倍死にかけて、毎日過ごしてたんだって…。なんでこんな弱音を…半分背負うこともできないようなダメな幼馴染になっちゃったんだろって」
「それは…」
「1ヶ月前、百式の零…使ってたの見てた。使うこともあるって分かってたけど…目の前で人が奪われない為に犠牲が出る度に何回も使って…全部使い切ったら、ユウマは魂ごと死んじゃうんだって怖くなって…。その時が来るのは私が死んだ後って分かってるのに…ミッションなんて出来なくなって…」
「私がもっと…マキちゃんみたいに素直だったら…もっとちゃんと…ユウマのこと支えてあげられたのかなって。」
「ハカ…」
「ユウマ。」
「私、ユウマの事が好きなの。どうしようもないくらい大好きなの。…だからユウマの彼女になりたい。…ユウマの隣で1番かわいい女の子でいたい。」
自分がどんな顔をしてるから分からない。だけど1mmも想像できないくらいハカがこんなに俺の事を思ってくれてたなんて思わなかった。
こんなに嬉しいと思うのは久しぶりだ。
ハカside
10年以上隠し続けてきた本音を今ここでぶちまけた。
恥ずかしくて…ユウマの顔を見ることが出来ないまま、長いようで短いような沈黙と冷たい夜の風が吹いていた。1日中つけていたカチューシャを外す。
「ちょっと…待って、っごめん…。」
「え…?」
声が聞こえて、ユウマの方を見る。顔は真っ赤で目には涙をうかべ、口角が少し上がっていた。
こんなユウマの顔…見たことない。何を考えてるの…?私の思いをどう感じたの?
「はぁ…。こんなの反則だろ…。」
「な…何が…」
そう言った途端、
「ハカがかわいすぎて死にそう…。」
「ボケナス…あんたの方が反則でしょ…。」
ユウマに抱きしめられる。いつもなら恥ずかしくてもっと抵抗してるのに今は出来ない。心臓の音がうるさい。
「俺…一目惚れだったかも。」
「え?」
「…不幸体質移るかもしんねーのに俺と喋ってくれて、手を差し伸べてくれて…。一緒に過ごしててこんなに心が暖かくなったの家族以外で初めてだ…って」
「ユウマ…。」
「俺…小1の時に紙飛行機作ったんだよ。それを机から出して、読む時があってさ。」
「う、うん?」
か、紙飛行機?
「紙飛行機にさ、『ハカを笑顔に』って書いて飛ばして…それだけを守れてりゃいいって思っててさ。俺の『好き』って思いは…別にいらないって…」
「!!」
「だから…ハカにはきっともっとふさわしい人がいるって…思ったこともあって…もしハカが違う男と付き合ったとしても…ハカが笑顔だったらそれでいいんだって…俺のそばから離れても仕方ないんだって…」
「ユウマ…」
「俺だって…ハカが『姉貴やマキを羨ましい』って思うみたいに、親父や博士ですらも…羨ましいって思ったよ。俺もあんな風にかっこよくて強くて、頼りがいがあったらなって。…だから、そんなこと言えなかった。もちろん心配かけたくないのもそうだけど…少しでもハカにかっこいいって思ってもらいたかった。これ以上…かっこ悪いとこ見せたくなかった。」
「だけど…俺…無理だった。ハカに隠し事すんのは…むずくてさ。…おかしいだろ。普段は迷推理連発する迷探偵なのに。」
「な…名探偵だし!!」
「ハカ。」
ユウマの手が私の髪に触れ、耳に触れる。優しくて暖かくて安心する手だ。
「え?」
「こんなヘタレな俺だけどこれからは幼馴染じゃなくて…その…」
その言い方って…告白…の…
「彼氏としてハカの隣を歩かせてくれませんか…?」
嬉しかった。
気持ちを隠そうとして…ユウマに嫌いって何回も言ったのに、ユウマは私を選んでくれた。
飛び跳ねたい気持ちをぐっと堪える。今はただ、この温もりを感じたい。
「当たり前でしょ…ボケナス。」
「もうすっかり暗くなっちまったな。さみぃしそろそろ帰ろうぜ。」
「……。」
「ハカ?」
「ほんとにユウマは、私の事…好きなの?」
「ここまで来て嫌いはないに決まってんだろ…?笑…大好きだよ。どうしようもないくらい。…俺の恋愛HPはとっくのとうに限界突破してんだよ。」
「…夢でも見てるのかな私。こんなに都合のいいこと現実にあるの…?」
分かってる。これが現実だって。だけど本当に彼氏彼女に慣れたなんて夢のようだった。
「そんなわけないだろ笑」
「だって…!!」
「あ〜もう…」
ほんのゼロコンマ数秒だった。
ユウマ匂いが強くなって、口元に柔らかい感触がする。何故か分からないけど果物の味もした。
「…正真正銘…現実だよ…。」
きっとこれは…夢なんかじゃないんだ。
ユウマside
俺…何やってんだよ…。付き合って数分で我慢出来なくてキスしにいくとか…
おかげで彼氏彼女になったとは思えないくらい気まずくなっちまったじゃねーか!そういうことはもうちょい後からやった方が絶対よかったのに!!ちくしょう…やらかした…。
でも…ハカの唇やわらかくて…いい匂いして……って俺!!完全にど変態じゃねーか!
「た、ただいま…。」
「そこを動くな。」
「は?」
家に入ると部屋は薄暗く、親父と博士がサングラスをかけ、水鉄砲を構えて立っていた。
「な…なにしてんの?」
「遅いぞ〜。お前ら。」
「ご、ごめんなさい。ちょっと遅くなっちゃって。」
「そうじゃないよ。」
「じ、じゃあ何が…」
「お前ら付き合うの遅すぎってわかんねーのか?あ?」
「え!?なんで…それを…」
俺ら連絡も一切してねぇし…知ってるのはおかしいはずだぞ…!?
「おい息子。あと3秒でどこの結婚式場にするか選べ。さもなければ撃つ。」
「え?」
博士が俺の首に水鉄砲を当てる。死にそうなくらい怖い。
「はいさーん、にーい、いーt」
「早いっすよ待て待て待て!!!」
「ハカちゃん。はいこれ。」
「黒神先生…?ん?鍵?」
「305号室の鍵だ。2人でここ使え?」
「はい!?」
「あ、ちなみに完全防音の部屋だからな。ユウマとあんなことやこんなことしてても音漏れは一切ないはずだから…な?」
「ひゃぇぇ!?あ、ああああんなこっこここと!?!?」
「おい親父!!ハカを困らせんな!!」
「え?俺『あんなことやこんなこと』ってしか言ってないぞ?笑」
「言い方だよ い・い・か・た!!…というかなんでそもそも!!」
「はいはい。もうそろそろ辞めてあげて笑。」
「姉貴…!!それにお前ら…!!」
パッと部屋が明るくなって、姉貴や俺に憑いてる悪霊が何人かいた。
「あは!!ユウハカやっと付き合ったね〜。今日は赤飯でも炊く?」
「なぜに赤飯なんだよ…」
「いいね!!ボクもうそろそろウエディングソング作り始めよっかな♪」
「なんでエムまで知ってるの!?!?…はっ!!もしかしてオッキーが…」
いやそりゃ疑ってもおかしくないよな…オッキーは。
「え〜俺今日はなんにもしてないし〜。人を見た目で判断しちゃダメじゃ〜ん笑」
「お前に関しては中身で判断してるんだよ!!」
「ユウマぁ〜。いい加減気づかないの〜?」
姉貴が近づいてニヤニヤしている。正直怖い。
「え?」
「まぁオッキーの発言もそうだけど、俺たちはユウマを見て2人が付き合ったって判断したんだぞ?」
「はい?」
どういうことだ?俺を見てって…どうやって判断したんだ?
「あっ…」
「…ハカ?」
ハカは顔を下にして恥ずかしそうにしていた。
「どういうことか分かったのか…?」
「ボケナス…」
「ハカ?」
「ユウマ。ここ。」
「え?」
「だから、ここ。」
姉貴が自分の口元を指さしてニヤニヤしている。
その瞬間、やっと意味が分かった。
「観覧車乗る前…リップ直したの忘れてた…。」
恐る恐る指で軽く唇を触れると、少し濃いピンク色が着いていた。
「お、俺…っ…」
「なになになに?ユウマからなの?ハカちゃんからなの!?」
「おい。俺の大事な娘の初恋もファーストキス奪ったんだから責任もって結婚式開け。」
「準備忙しくなりそうだね〜♪」
「やっぱな。ここは一緒に2人…いやかわいい娘と3人で幸せな家庭を築けよ?」
「あは!!305号室完全防音なんだっけ〜?いっぱいイチャイチャすればいーじゃん笑。ユウマこれで童貞卒業だね〜笑」
「こ、こんなの…いくら心臓があっても足りないっす…。」
黒神ユウマ17歳。高校2年生。
幼馴染から進級して、彼氏彼女になりました。
※補足&あとがき
ハカがつけたリップはメグリさんからのものなんです!!おまじない効きすぎましたね笑
オッキーとエムは一日中ユウマの背中にいたのでユウマが「彼氏として〜」と言った途端すぐにハルト達に報告しました笑。(親父ーズどころかみんな大騒ぎして賃貸の住民から苦情が来そうになった)「ユウマを見て判断した」とか言ってるけど全然2人の仕業です笑。
読んで下さりありがとうございます!!
今回も少しユウハカの個人的解釈について話させてください🙇♀️
ユウハカが進展するきっかけになるのって命が危なくなったら〜とか、ガチで死にかけた〜とかそんな時だと思うんです。それを乗り越えて、将来的に2人は3代目黒神心霊相談所として、殲滅部隊として命をかけて「憑从影殲滅」を目標に頑張っていくと思います!
そんな中でもし、ユウマの場合ハカが死にそうになった時、ハカの場合ユウマが死にそうになった時、「相手が死んでしまうことの恐怖」が一気に襲ってくると思うんです。1度家族を失った2人だからこそ痛みはすごくわかる。その恐怖が「相手に嫌われてしまう恐怖」よりも身近で大きくなってしまった時にお互い「本音を隠すのはもう無理。限界。」ってなって付き合うんじゃないかな〜と思いました。
今回はストーリー編の1ヶ月後でしたね。ユウマが予告編で百式の零を使ったシーンがあったので1回使った設定でした。あと私が引きずってるだけなんですけど、ユウマがマキちゃんと再会した動画で「俺はハカの成人も姉貴の晴れ姿も見てやることできねーかもしんねーけど」っていうのを、ミレイやハカはどんな気持ちで聞いてるのかなって思っちゃって笑。だから私なりにハカはこんな風に思ってるんだろうなっていうのを意識して書きました!!
ユウマがハカにキスするのは最後まで迷ったんです笑。非モテ陰キャ自称してるんでユウマやらなさそうだな〜って思ったんですけど、やっぱ黒神ハルトの息子なんで(笑)やってもおかしくないよな〜って思いました笑。ユウマはハカと付き合ってからキュン死を表す恋愛HPの他に理性と本能メーターっていうのできて欲しいです笑
あとがきまで読んで下さりありがとうございました!!
ずっと書きたかった告白編が書けたので、次はプロポーズ編も書きたいですね〜
コメント
6件
今回も神作をありがとうございます。
初コメ失礼します🙇♀️ もう本当に最高すぎます😭

最高すぎる😭👏✨