テラーノベル
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私、綾原瑠華は都心の小さな探偵事務所で探偵をしている。13歳だが、ちゃんと犯人も見つけられるし賞状だってもらったことがある自分で言うのもアレだが、れっきとした探偵だ。
だが、そんな私には親も親友もいない。親友の謎を解くことを私は生きがいにしている。だが、何も手がかりは見つからない。これだから、探偵という仕事は楽しい。でも、手がかりが見つからないのはかなり困る。いなくなった親友は内村亜海という。
亜海は、3年前の12月14日に行方不明になった。冬で、雪がふりあまり探せる状況ではなく、私は親友が亡くなることに恐怖心を持った。他にも友達はいた、けれど一番わかってくれるのは亜海だった。怖かった。泣きそうになった。親は、生まれたときからいなかったので、亜海がたった一人の家族だった。
それから、月日がたった今。3年もたっているのできっと遺体の状態で見つかるだろうと覚悟している。亜海がいなくなった12月14日には何が隠されているのだろうか。
「ピンポーン」
チャイムが鳴った。誰かと思い、見てみると郵便配達のお姉さんがいた。手紙を受け取り、差出人を見てみるとよく、頼ってもらってる警察だった。
この手紙には、亜海の遺体が見つかったという知らせの手紙だった。やっと手がかりが見つかった。さらに、手紙を読んでいくと、この遺体の周辺には奇妙な暗号や記号が残されていてどうやら手詰まり状態だそう。亜海が見つかったのは、ここからすごく離れた森がある田舎の方だ。なぜ、こんなところに。そして、この奇妙な暗号と記号はどんな意味なのだろうか。とりあえず、警察署に向かってみることにした。
警察「ああ、綾原さん。手紙、見てくれたんですね。内村さんの遺体があったのは川林町です」
警察「川林町は、森は多いですが、くまなど危険生物は住んでいないとみなされているんです」
警察「とりあえず、川林町に行ってみましょう!綾原さんなら、なにかわかるかも知れません」
瑠華「はい」
川林町…..たしかに森は多い。けれど、くまなどはいないのかあ。自ら行くということも亜海ならきっとない。なら、誰かが誘拐したのか….?いやでも、近くで確か亜海はお母さんとお父さんと、兄の海さんと川林町の近くの花川市に行っていたし、迷子になった可能性も一応ある…..。
新幹線に乗りながらそんなことを考えていたら、川林町の近くの新幹線が通る市、雪橋市についた。ここから電車で30分だ。
そして、やっとついた。亜海の遺体があった近くには、確かに奇妙な暗号と記号があった。こう、地面にかいてあったのだ。
「 fu131」「§」「636」
これらの暗号、記号があった。1つ目のfu131は、アルファベットと数字…。2つ目の§は、段落記号と言われるもの…。1つ目と2つ目はなにかのサインだろうか。3つ目の636は、1つ目とは違って数字だけ。
これらの記号と暗号にはなにか重要なものがあるのだろうか。
〜第一話終〜
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