ーーー青の日ーーー
青「桃くん」
桃「あ、青。」
青「疲れてない?大丈夫?」
桃「うーん……ちょっと疲れてるかも」
青「だよね、4日連続で遊びに行ってるもんねw」
桃「うん、でも楽しいよ。知らない事が沢山ありすぎて、俺は何も知らなすぎてるんだなって思った……」
青「うん……」
桃「俺の周りの人達は、普通にこうゆう事してるんだって、食べ歩いたり、遊ぶ所に行ったり、買い物したり……そう思ったらさ。俺が…母さんが求めてた普通って異常だったんじゃないかって思って……俺の頑張りが無駄だったんじゃないかって思ってきてさ……」
青「無駄じゃないよ」
桃「……え?」
青「だって桃くんが頑張ってきたから今がすごく楽しいって気持ちがあるんじゃないかな?すごく辛くて苦しくて……でも今はもうその感情はないでしょ?」
桃「うん…ずっと心がわくわくしてる」
青「あと、桃くんが頑張ってくれたから僕達は出会えてるのかもしれないし、桃くん頑張ったから桃くんがこんなにも楽しく過ごせるようになったと僕は思うよ」
桃「……そっか……無駄じゃないのか」
青「うん、無駄じゃないよ」
桃「クスッ……ありがとう」
青「僕の方こそ、ここまで頑張ってくれてありがとう」
桃「うん、それで青はどこに連れてってくれるの?」
青「あ〜、桃くん疲れてるだろうから癒そうかなって」
桃「癒す?」
青「そう!ゆっくり出来るところだから疲れないし」
桃「よく分からんけど、行ってみたい」
青「うん、行こうか」
青「ここです!」
桃「……!!!」
青「どう?」
桃「……か」
青「か?」
桃「可愛いっ!!!猫ちゃんだ!」
青「猫ちゃんww」
桃「あっちにも、こっちにもいる!」
青「触っても大丈夫だよ」
桃「い、いいの?」
青「そりゃ、猫カフェですから」
桃「おいでー、大丈夫だよー」
猫「ニャー」(擦り寄る)
桃「かわいぃ……」ナデナデ
猫「ンニャ~」
桃「ふふっ……可愛いなぁ」
青「可愛いよねぇ、桃くん飲みもの何がいい?」
桃「青が好きなの」
青「いいの?それで」
桃「うん、青が好きなの飲みたい」
青「わかった」
猫「ニャーニャー」
桃「撫でて欲しいの?」
猫「ニャー」
桃「可愛い〜」ナデナデ
猫「ニャー」
桃「もう1匹来た、毛の色が違う」
猫「ナーナー」
桃「鳴き方も少し違う子もいるんだ!」
(3匹の猫に囲まれてる)
青「うわ!桃くんすごい囲まれてるね?」
桃「来てくれたんだ」
青「へぇ、人気者だw」
桃「猫も色んな種類居るんだな」
青「そうだね、桃くんが撫でてる子がアメショだって」
桃「あめしょ」
青「その右の子が……マンチカン」
桃「マンチカン、足短くて可愛い」
青「最後が、スコティッシュフォールドだって」
桃「すこ?」
青「耳が垂れてるのが特徴みたいだよ」
桃「本当だ!可愛い」
青「はい、カフェオレ。机の上に置いとくね」
桃「ありがとう」
青「可愛なぁ」
桃くんも猫も
桃「膝の上乗ってきた!」
猫「ニャー」
桃「可愛いにゃー」
青「っ!!!!」
かわっっっっっよ!!!
猫「ニャーニャー」
桃「にゃー?」
青「はぁ……癒しが増えた」
桃「あっこら!服の中入っちゃダメ!」
青「え?」
桃「あはっ!くすぐったい!」
青「ちょ、ちょ!」
羨ましい……
桃「あはははっ!やめっ!」
青「ぐぬぬ…………こらぁぁ!!!」(猫を引っ剥がす)
桃「はぁ、はぁ、ありがとう」
青「大丈夫?」
桃「笑い疲れた」
青「くすぐり弱いんだね」
桃「もう服の中入るなよ?」(猫を抱っこする)
猫「ニャー」
桃「クスッ」(撫でる)
青「……」
ちょっと……あれだったな……
桃「青?」
青「…………」
桃「青!」
青「はっ!何!?」
桃「ボーっとしてたけど大丈夫か?」
青「あ、うん!何も考えてないよ!」
桃「考え?」
青「う、あ、なんでもない!」
桃「そっか、猫可愛なぁ……飼いたいなぁ」
青「飼いたいの?」
桃「うん、ペット飼っってる人少し羨ましいなって思ってたんだ」
青「なんで?」
桃「……1人の時でも一緒にいれるし。言葉とかいらないからさ、一緒にいて落ち着くんだろうなって」
青「……桃くんには僕達がいるよ」
桃「うん、さっきの今の気持ちは昔の俺の時の気持ち、今は飼いたいなって思ってるけど、大事な命だから簡単には飼えないなって」
青「そうだね、紫くんに相談してみようか?」
桃「…………なんか飼えそう」
青「確かにw紫くん、桃くんの頼みならなんでも叶えそうだよね」
桃「無理しないで欲しいけどね」
青「無理してでも叶えたいんだよ、桃くんが好きだから」
桃「なら頼まない、無理してまで叶えてもらっても嬉しくないし」
青「まぁまぁ、猫は無理しないでしょ」
桃「そうかな」
青「お願いした次の日には猫が飼えるような家になってそうだし」
桃「……ありそw」
青「帰ってお願いしてみよっか!」
桃「…いいのかな?」
青「いいんだよ!俺も紫くんにお願いしたことあるし」
桃「なんの?」
青「え?……あ……パーカー欲しいなって…」
桃「パーカー?」
青「うん、僕の好きなブランドでね?でもすっごく高くて僕が持ってるお小遣いも少なかったから、迷ってたら、紫くんが買ってあげよっか?って」
桃「買ってもらったの?」
青「いやいや、流石に申し訳ないから貸してもらう事にしたんだけど、いつも生徒会頑張ってるから半分でいいよって言ってくれて、半分だけ買ってもらったんだ」
桃「……その服って…」
青「ん?」
桃「もしかして生徒に……汚されたやつ?」
青「え!?なんで知ってるの!?」
桃「噂で……服汚されたから退学にしたって…」
青「……あはは!退学にしてないよ!謹慎にしただけ!」
桃「謹慎……」
青「あ、勘違いしないでね?その子はずっと悪いことしてたの、そんで僕服を汚したからついでに謹慎にしようかってなってしたの」
桃「そうなんだ」
青「そうそう、懐かしいな。あの時1番怒ったわ」
桃「いちばん!?」
青「だって紫くんに半分出してもらったんだよ!?そんなの大切にするじゃん!それを汚されたんだよ?怒るでしょ」
桃「……そうなのか」
青「……桃くんだって嫌じゃない?そのブレスレット橙くんから貰ったんじゃないの?」
桃「あ、うん。綺麗だよね」
青「もしそれを、知らない人に壊されたらどうする?」
桃「………悲しい、せっかく貰ったのに…」
青「でしょ?それと同じ、僕は紫くんから貰った物を汚されたの……だから怒った」
桃「そう……なんだ。少しわかる気がする…」
青「まぁ、でもクリーニングに出して綺麗にできたから良かったけどね」
桃「良かったな」
変な噂が流れてただけなんだ
青「うん、早く帰って紫くんにお願いしてみよ!」
桃「うん」
青は、物を大切にする。人も同じように大切にする人。俺の気持ちも分かって傍に寄り添ってくれる。安心する。困ってる時とか誰よりも早く気づいてくれる。欲しい言葉をくれる……
みんないい所ばっかり……赤も、黄も、紫くんも、橙も、青も……みんないい人達で、すごく一緒にいて楽しい
俺は……誰を選べばいいんだろ……
選ばないといけないのか?
コメント
2件
究極だなぁ選ぶか選ばないか 選ぶとしても誰にするのか、、、うーん🤔
猫ちゃ〜ん!!!(( 桃くんも猫ちゃんも可愛い〜!! 青ちゃん優しいね( ´艸`) みんなかっこいいし優しいよね、、 誰か一人、、!!!