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⚠bl、sypci
ご本人様には一切関係ありません
ちょっとR描写あります
めちゃめちゃ長いです…
ci視点
syp「セフレ、もうやめにしよや」
そう言われた時、心臓がヒュッと音を立てて冷たくなるのを感じた
俺はsypのことが本気で好きなのに
そんな言葉が喉の奥から出かけたけれど、飲み込んだ
─────────────────────
俺とsypは同じ大学
高校からの付き合いや
ずっと一緒にいて、正直…誰よりも近いと思ってた
ある日酔った勢いで…🏩に入ってしまって
お互い欲求不満だったのもあって
気づいたらあいつとベッドの上におった
あの夜が始まり
思ってたよりお互いきもちよくて、そのまま流れでセフレになった
俺はsypのことが高校の頃から好きやったけどな…
ci「あ”ぁ ッ ♡s yッpぃ~~♡♡い” くッ♡やらぁ”~♡ ん” ~~~ッ ッ♡♡ 」
ドチュッドチュッ
syp「こんな顔しといて、やだはないやろ?」
そう言って自分の顔を隠している俺の両手を片手で 掴む
互いの顔が近くなり思わずキスしそうな距離になった
ci「へ ぁッ、///?」
もしかして、きすされる?と一瞬だけ期待してしまった
sypは直ぐに顔を遠ざけて、俺の顔が見えるように自分のモノを突く
ci「や” ぁッ♡はずッッか しぃ♡から”ぁ”ッ♡♡」
コリッ
ci「ん” ふぅ”ッッ ~♡♡き もちぃ”♡ぁ~~♡♡」
今までなんともなかったちくびはこいつに開発されたせいで感じるようになった
それを嬉しいと思ってしまう俺もほんまどうかしてる///
syp「ッ、もうちょいでイきそうっ♡」
ビクビクッ ビュルッ
ci「ッッ~~♡」
スッ…
syp「(撫」
ci「ん…」
sypは行為が終わったあと必ず俺の頭を撫でる
意味なんてないんだろうけど俺はそれが心地よくて、好き
sypは行為中(普段もやけど)キスしてこん
多分、俺とのことは所詮身体だけの関係としか思ってへんのやろな
だって、俺なんかに恋する理由なんてない
俺にいい所なんてないから
自分の顔も性格も全部が嫌いだ
たまたま身体の相性が良かったからセフレになっただけの関係
でも、sypとヤってる時は少し自分のことを好きになれる気がして
それと同時に俺はsypに会うたびに好きになっていく
昔みたいに遊びに行くこともなくなって、 今はただヤるだけの関係なのにな
急にsypからメールが来た
【土曜の午後空いとる?】
どうせまたヤるんやろな
そう思いながら返事を返す
【空いとるよ。sypの家行けばええ?】
【いや、ちゃうくて。一緒に 映画見に行こや】
え?でーとの誘い、?
びっくりして、開いた口が塞がらない
“映画見に行こや”って言葉が胸の奥で何回も響いて離れんかった
もしかしたら、何か変わるかもって
そんな訳ないのにな
【ええよー】
【じゃあ土曜の12時に待ち合わせな】
土曜日─────
セフレになって初めてや、こんなこと
高校生んとき遊んでた頃を思い出すなぁ
少しの期待と、慣れてないからか緊張しながら
待ち合わせの時間より少し早めに着く
少しして紫色の瞳をした彼が小走りで来るのが見えた
syp「ごめん、待った?」
ci「まったく。全然大丈夫やで」
syp「ほな行こや」
その後は映画を見て、ご飯を食べたり
ごく普通のデートのようなことをした
俺たちの間にはなぜか物理的な距離が空いてたけど
ci「次どこ行くー?」
syp「久々にゲーセンでも行くか?」
ci「ええやん!マリカしよや」
こいつの事がもっともっと好きになって
辛いけど、楽しいような
不思議な感情が込み上げてくる
デート中一切手を繋いだり
なんなら触れてこーへんかった時点で結構辛いけど、笑
しばらくして暗くなった辺りをイルミネーションの光照らした
もうクリスマスか、なんて呑気なことを考えてた俺は相当なバカだと思う
ci「これからどうするん?もう帰る?」
そう聞くと彼は首を横に振る
そして少し苦しそうな顔をする
…なんで、そんな顔してるん
イルミネーションが彼の横顔をかすかに色付ける
syp「なぁ、あのさ」
その声はやけに静かだった
syp「セフレ、もうやめにしよや」
ci「え、?」
頭が真っ白になる
なんで?
ci「な、なんで?」
思うより先に口から言葉は出ていた
唇や指先が、寒さではなく胸から込み上げてくる何かに震わされる
sypは少し黙り込んだあと俺から少し目を逸らして言った
syp「…本命ができた。そんだけや」
一瞬時間が止まった気がした
そらそうよな、こんなんで期待して
俺がばかみたいやん
今日デートに誘ってくれたのはセフレをやめたいというsypの思いからなんや
こいつの重荷にはなりたくない
好きだからこそ
すんなり受け入れることにした
ci「分かった。今までありがとうな」
syp「……これからは友達としてよろしくな」
この言葉に頷いた時、俺の中で何かが音を立てて崩れた
そこからの記憶はほとんど無い
気づけば朝、自分の家のソファで目が覚めた
洗面台に行くと真っ赤に腫れた目が見える
ci「ははっ、ひっどい顔やな…」
幸い、今日は日曜日だから
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
ないて
ないて
身体中の水分がなくなるんじゃないかってくらい泣いた
別にあいつは俺のことを好きやった訳やない
今までの関係、友達に戻るだけや
なんも悲しくない
元に戻るだけ
あいつは俺のことが嫌いになった訳やない
そう言い聞かせても涙は止まらんかった
最後のsypの”本命ができた”という言葉が
俺は”本命では無かった”と言っているようで
何回も何回も頭にこびりついて離れん
ci「はぁ、何しとるんやろおれ」
次の日は何とか学校に行けた
ut「ci…?どうしたんや。今日ずっと上の空やで?」
ci「あえ?そう?」
ut「なんかあったんか?」
ci「別になんも~」
思い出したくなかった
思い出したら場所なんて関係なしに泣きそうになる
utと学食を食べていると聞き覚えのある声がした
ut「お、sypやん!」
syp「大先生と…ci…」
最悪や、1番会いたくない人に会ってしまった
ut「sypも一緒に食べよや」
sypは無言で俺の隣に座った
────ほんまに友達に戻ったんやな
でもお前が友達と思ってても
俺は今更そう思えへんのよ
ci「ごめん、お腹いっぱいだから先行く!」
そう言って俺はsypを避けるようにその場から離れた
ut「え、?!ちょci!?あいつまだ全然食べてへんのに…」
syp「…」
そこから俺は徹底的に、sypを避けた
そうすればこの気持ちは消えると思ったから
でもsypを見かける度、胸が苦しくなる
1週間くらい経ってsypから連絡が来たけど未読のまま閉じた
内容を見る勇気なんてなかった
今更”友達”なんて、俺には無理や
家にいたってしょうがないから1人で近くのバーに飲みに行くことにした
ci「(ゴクゴクッ」
お酒はそんな強い方ちゃうけど、まぁ大丈夫やろ
酔ってでも何も考えたくなかった
barの店員「大丈夫ですか?」
ci「ん、だいじょぶれす〜」
ci「もういっぱい、ください〜」
barの店員「このシャンパンとか結構度数高めだからこれ以上飲むと…」
ci「へーきれすよ」
あー、頭回らんくなってきた
ぽわぽわする
でもそれが心地いい
「ねぇ、おにーさん」
背後から声をかけられる
ci「んぅ、?」
だれ?
近くにいた20代後半くらいの人が話しかけてきた
「酔い過ぎでしょ〜どーしたの」
「なんかあった?」
ci「だれぇ?」
警戒しているとその人はふっと笑った
「そんな警戒しなくていいってw」
「ねぇおにーさん、楽しいことしない?そういうの興味ある?」
肩を組まれてそう言われる
タノシイコト?
頭の中でその言葉がぐるぐる回る
よく分からんけど、なんでもいいや
俺はそのお兄さんに流されるがままにバーを出た
お兄さんは俺の背中を手で押したまま歩いて🏩の前で止まった
ほてる?
絶対ダメ、逃げないと
頭のどこかでは分かっていた
けれど、酔った体と俺の心はそれを理解しようとしていなかった
もう、別にええかな、笑
🏩の中に入ろうとしたその瞬間、背後から急に腕を捕まれる
後ろを振り向くとそこには少し息切れしているsypがいた
syp視点
syp「っ、何してんねんお前…! 」
街中で偶然ciを見つけた時、気づいたら俺はciの腕を掴んでいた
あの日──俺が「セフレをやめよう」と言った日からciは俺を避けはじめた
何回連絡しても既読すらつかへん
…まぁしゃーないか、
俺はciが好きや
もちろん恋愛的な意味で
でもあいつは、多分俺の事なんてなんとも思ってへん
初めにヤった時だってciが酔ってるのをいいことに俺が襲っただけ
…最低やろ?
でもいつからかciとは”ヤるだけの関係”になってた
それが嫌で、元の関係に戻りたくて
どうやったら元に戻れるか考えた結果、それは”セフレ”をやめることやった
ほんま、なんでこんなことになるんやろなぁ
“本命ができた”って嘘までついたんに
けど、それからの日々は空っぽで
授業に出てても、友達と話してても、何も頭に入ってこん
夜になるとあいつの声とか顔とか髪の匂いとかがふと蘇る
忘れたいのに、全然忘れられへん
そんな日が何日も続いたある日
ふらっと外に出た
行く宛てなんかなかったけど、家にいるのが息苦しくて
気づいたら街中をフラフラ歩いてた
酔っぱらいの声とかカップルの笑い声が眩しくて
そしたら──視界の端に見覚えのある後ろ姿が写った
知らん男とホテルに入ろうとしている姿
見間違えるはずがなかった、だって大好きやから
一瞬で頭の中が真っ白になった
何も考えられへんまま気がついたら走り出していた
syp「っ、何してんねんお前…!」
ci「…え?」
ciは酷く酔った様子でこちらを向いてくると俺の姿を見た瞬間酔いが覚めたかのように青ざめた
「誰?おにーさん彼氏いたの〜?」
ci「いや、そのっ、あの…」
あ、そうか
ciが誰とヤってようが俺には関係あらへんわ
てか元々セフレやし
syp「ごめんなさい、人違いでした」
そう言って俺はその場から去った
ci視点
俺はsypが走り去っていく背中を、ただ呆然と見ていた
酔いなんて、一瞬で吹き飛んだ
ci「……なんで、sypが……」
頭が追いつかん
さっきまで“どうでもいい”と思ってたはずやのに、胸の奥がズキズキ痛い
知らない人とホテルにいたところを見られたことが嫌やった
「追いかけなくていいの?」
隣の男がそう言ってきてびっくりした
ci「え…?」
「んー、だっておにーさんにとって大事な人でしょあの人。俺も人のものに手出す趣味ないし」
ケラケラと笑うその人は…まあ悪い奴ではないんやろなと思った
ci「ごめんなさぃ…」
そう言って俺は頭を下げてsypが走った方向へ向かった
けれどもうsypはどこにもいなかった
帰ってまた泣いた
メンタルの弱さだけは人一倍なんだよなぁ
涙で枕や服が濡れている
ほんま、泣いてばっかやな俺、笑
次の日、何も考えず気づいたら大先生の家の前にいた
ピンポーン
ut「はーい…ってえ?どしたんci」
ci「だいせんせぇぇぇぇ!泣」
ut「えぇ!?ちょ、ほらはよ家入れ」
ci「グスッ」
ut「どうしたんやci」
大先生は俺をなだめるように聞いた
ci「実はかくかくしかじかで…」
ut「あ〜、ふーんなるほど?」
なぜか大先生は含みのある言い方をしたけれどそんなことは気にせずに話を続けた
ut「ciはどうしたいん?syp君のことが好きなん?」
ci「好き…付き合いたい」
言葉にした瞬間、胸の奥がじんわり熱くなった
ああ、やっぱ俺、本気で好きなんやな
ut「じゃあどんなとこが好きなん?」
大先生は少しにやにやしながら聞いてくる
何わろてんねんこいつ、こっちは真剣なんやぞ
ci「全部」
ci「でも、俺にいいとこなんてあらへんし、あいつには本命がおるみたいやし」
と嘆いているとさらに大先生はにやにやした
ci「何にやにやしてんねん、泣」
ut「さぁ?なんでやろな?」
そう言った大先生の言葉に被さるように
──ガチャッ
隣の部屋が開く音
振り向いた瞬間息が詰まった
そこにはsypがいた
は?まてまて、今までの会話聞こえてたん?
嘘やろまじで?
ut「じゃ、さらば!」
といい大先生は自分の家なのにそそくさと出ていった
syp視点
大先生の家にciのことを相談しに行ったらなんか急に隣の部屋に入れさせられた
しばらく会話を聞いているとciが居ることが分かる
ciが俺のことを好き…?
信じられないあまり隣の部屋から出てきてしまった
ut「じゃ、さらば!」
大先生が出てったあと お互いが沈黙し気まづい雰囲気になる
ci「えーっと、その、ごめんな?」
ci「いやよな、俺に好意なんて寄せられても 」
syp「…ci」
ci「友達に戻るんやったよな、!変に避けたりしてほんまごめん」
syp「ci」
ci「別に付き合いたいと思ってへんから大丈夫やで!俺に構ってないではよ本命のとこ行き──」
──ブチッ
俺の中で何かが切れる音がした
何言ってんねんこいつ
お前に好意寄せられて嫌なわけないやろ
次の瞬間、視界が揺れて気がつけば俺の下にciがおった
俺の視界がciで埋め尽くされる
ci「…s、syp…?」
ciが名前を呼んだ瞬間、俺はciの唇を塞ぐ
ci「んむっ…!?」
syp「レロォ♡グチュグチュ」
舌を入れて、ciの口内を犯す
ci「んっ~ふぁ、ん”~~♡」
syp「ん…」
しばらくお互いの唾液が絡む音だけが部屋に響いた
抵抗しようとしていたが腕を押さえつけているからか力が入らない様子やった
syp「んぅ、クチュッ」
ci「ん”~~///っぷはぁ♡」
ci「はぁっはぁ、な、なんで…?」
涙目になっているciを俺は真剣な眼差しで見つめた
syp「俺も…ciの事が好きや」
ci「え…?」
ci「だって、本命ができたって 」
syp「あんなん、ciを諦めるための嘘や」
syp「俺は、!本気でciの事が好きなんよ…」
そう言いながら上からciに抱きつく
ci「でもっ、俺の好きになれるとこなんて1つもな──」
syp「全部」
ciの可愛い顔も、性格も、自分に自信がないところも、仕草や表情も、
syp「俺が好きなのは、ciっていう存在や」
そう言って控えめに笑った
─────────────────────
初めまして!
別れ話とか、記憶喪失系とかそういう切なめblが大好きで自給自足したくて書いちゃいました
果たしてこれが切ないのかどうかは分からないけど…
初めてなので下手くそなのは大目に見てください😭
受験生なのであまり書く時間ないかもだけど、この続きは書きたいと思ってます🎶
ciに声をかけてきた謎の男を皆さんご存知の”あの人”として次回登場させたい…
見る人全然いなかったらそっと消します…
ちなみにこの物語、約7,000字あるらしい
書きすぎだろおい