テラーノベル
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注意書き┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
・ライバー軸
・他のヒーローも出てきます
・ここから伏字無くなります
「」→🐝🤣
『』→🐙🌟
[]→👻🔪
それではごゆっくり。
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〜ホラーゲーム中〜
[マナこっち着いてきてよ。]
「もしかして怖いんか!しゃーない俺がついて行ってあげる!」
[何1人で盛りあがってんだよ笑]
『マナ後で一緒にこれやりに行きましょ。なんかできないんですよね〜、』
「分かった!終わったらそっち行くわ!」
『はーい』
〜雑談中〜
「この服かわい〜、」
『どんな感じのですか〜?』
「待ってな、送るわ。…はいこの服!」
[確かにかわいいな。マナに似合うんじゃない?]
『絶対似合う!今度一緒に買いに行きませんか?』
「着いてきてくれんの、?笑」
『俺は勿論!』
[俺も行こっかな。マナに服選んでもらお。]
『えぇー俺も服選んでもらいたいです。』
「ロウ来るん!!じゃあ休みの日東来てや!いいお店あるねん〜!」
[了解。また休みの日あれば連絡するわ。]
『あー、そういえば、俺マナと一緒に歌いたいです!いい歌見つけたんですよね〜!』
「ホンマに?!俺も歌いたい!」
[俺もマナと歌いたい。]
「ロウ最近ほんま歌上手いもんな〜!ずっと歌みた聞いてるわ笑」
『小柳くん上手くなってますよね!』
「ロウも上手いけどるべの歌声も好きやで。オシャレな声!」
『やった〜!笑マナも相変わらず上手いですよ!』
「ほんまか?笑」
[ほんとほんと。出会った時からこいつ一生上手いもんな。]
「んへへ笑また歌ってみたとか出そな!」
[勿論。]
『はい!』
〜合同任務〜
『マナ!危ないですよ!』
「うわっ、…ぁッぶねぇ、助けてくれてありがとうなぁ〜笑」
[おい気抜くな。まだ敵居るぞ。]
「もう全員居なくなった?」
[ん、多分。気配とかねぇし居なくなったと思う。]
「マナ大丈夫でしたか?」
[怪我ねぇか?あったら医務室連れてくけど。]
「ないない!るべまじありがと!ロウも指示出してくれてありがとうな!」
『どういたしまして〜!』
[ん、]
〜買い物〜
[マナ。今週の金曜日俺ら休みなんだけど前言ってた買い物行かね?]
「行こ!俺も休みやし!」
『やった!楽しみにしてますね!』
「山超えて来るやんな?それやったら俺の家の方が近いし俺の家集合でいい?電話掛けてくれたらすぐ行くわ!」
[分かった。]
🐝🤣side
机に置いていた携帯が震え、電話がかかってきたことが分かる。通話ボタンを押して、スピーカーにするといつもの低い声が聞こえてきた。
[もしもし。家着いたぞ。]
「分かった〜!すぐ出るから待っとって!」
[ん。]
電話が終わるとお気に入りのバックを肩にかけ、家を出た。
今日の俺はいつもの数倍テンションが高いと思う。だってアラームの2時間前に起きていたし、普段使わないメイク道具を使ってみたり、…
同期と出掛ける度にテンションが高い訳ではなく、あの2人だからテンションが高いんだろう。2人と話していると胸が高鳴ったり、ボーッとすることが増えた。この気持ちがどんな名前なのか分からないが、隠しておいた方が良いだろう。心の底にこの気持ちを沈めて、マンションのエレベーターを降りた。
『小柳くんマナ来ましたよ。』
[マナおはよ。]
「おはよう、!」
『マナ走ってきました?髪の毛が少しボサボサですよ。』
「早く2人に会いたかったから走ってきた!」
[っん゛んそうか…直してやるからこっち来い。]
「ありがと!」
『マナ今日の服可愛いですね!』
「やろ?笑これウェンにえらんでもらってん!」
『…そうですか、笑似合ってますよ。』
「るべも似合ってるで!」
[目の前でイチャイチャすんなよ。マナ髪の毛これで良いか?]
「うん!ありがとう!」
『じゃあ行きましょうか。マナ案内してください!』
「任せて!…方向音痴やけど、…」
[絶望的だな、笑]
『その時は小柳くんがどうにかしてくれますってぇー笑』
「んはは笑でもすぐ着くから多分大丈夫やと思う!」
[はっ笑ほんとか〜?]
「もう!早く行くで!」
『はーい!笑』
〜〜〜
「着いたぁ!」
[おぉ〜、途中危なかったけどな笑]
『東人多すぎません?』
「今日は少ない方やで?平日やしな!笑」
『うわぁぁ、そんなとこで任務してんだ、』
[早く行こうぜ、外あちぃ、]
「んは笑最初どこ行く?」
『マナの服見に行きましょ!お目当てのやつ!』
「俺の先でいいん?」
[もちろん。マナの為に来てるしな。]
「ありがとう!じゃあその後はロウとるべの服見よな!」
『はい!』
[おう。]
〜〜〜〜〜〜
『っふぅ、疲れましたねぇ、』
「っあ!今日るべ達拠点来る?」
[なんで、]
「今日オリエンスで一緒に夜ご飯食べよ〜って言っててん!だから夜用事無かったら一緒食べへん?」
『俺はいいですよ〜!でも勝手に行っていいんですか?』
「ウェン達に3人で遊びに行くって言ったら夜連れてきてもいいよって言ってたから大丈夫!ロウはどうする?」
[俺も行こっかな〜。]
「まじ?!ロウと一緒に飯って初めてやわ笑」
[そうか?笑]
「ほんまほんま!てかロウ達来るならライとカゲツ呼んだ方がええんか?」
『あー、あの2人は案件配信あるみたいですよ。』
「じゃあ誘わん方がええか、」
『…笑でもわんちゃん来てくれるかもしれませんね笑』
「まじ?!後2人って他に買いたいものあるっけ?」
[ねぇけど、マナに服選んで貰えたし。]
『俺も無いですよ?』
「ならもう拠点来る?多分これから放課後でもっと人増えるだろうし、笑」
『ならお邪魔させてもらおうかな〜笑』
「多分騒がしくなるから気ぃつけや。特にロウな?」
[んは笑その割合締めてんのウェンだろ。あいつのはもう慣れたわ笑]
「笑笑多分ウェン達居ると思うから早く行こ!」
〜〜〜〜〜〜
🐙🌟side
ガチャ
手馴れた様にドアを開け、大きな声で挨拶する。その姿にすらも見とれてしまう俺はやっぱりマナのことを愛しているんだろう。だからこんなに小柳くんに対抗心を燃やしている。
「来たで〜!」
🤝「マナくん!もうみんな居るよ〜、ってロウくんとるべくんじゃん!」
[おぉ、相変わらず元気、…]
🌩️「お前らやっぱり来たんだな笑」
『あ、分かっていたんですかぁ?笑』
🦖「ロウきゅんじゃーん!来たんだ笑」
[まぁな…]
🤝「カゲツくん達は呼ばなくて大丈夫なの?」
『あの2人は案件あるんで、笑ワンチャン配信巻けば来るかもしれませんね。事務所から拠点なら数分で来れますし。』
🦖「じゃあ一応カゲツきゅんにメール入れとくね!」
🌩️「てか最近お前らよく3人で居るよな〜笑」
『そうですか?』
🤝「確かに、よく通話してるし、コラボ配信も多いし、…笑」
[そう考えれば、?笑]
🦖「マナあげないよ〜!マナは一生オリエンスなんだから!笑」
「うぉッ笑急に引き寄せんといてや〜笑それに俺はディティカに行く事なんて無いで?笑」
『別にオリエンスから取る気なんて無いですよ笑ねーマナ?』
「お、おう?笑あ、もしかしてウェン嫉妬してくれたん?笑」
🦖「そんなわけないでしょ〜?笑でもまた僕と遊んでね!」
「もちろんもちろん!ウェンそのお皿持ってくで!」
🦖「ありがとう〜!」
ウェンに引き寄せられ少しびっくりしているマナも、俺の問いかけに戸惑っているマナも全て可愛い。一分一秒見逃したくないくらい。多分俺の恋心をリトとウェンとイッテツは分かっている。多分小柳くんのも。マナが手際よくウェンが持っているお皿を取り上げ、机に置いた。
🌩️「お前らも手伝ってくれ!笑」
[おう、笑料理多すぎだろ、]
🦖「今日は少し嬉しいことがあったから張り切っちゃったの〜!笑それにリトとイッテツよく食べるからね?笑」
『笑オリエンスらしいですね笑ん、ウェンこのお皿持って行って良い奴ですか?』
🦖「いいよ〜!そこに置いてるやつは全部持っていいやつだからね!」
『分かりました。』
👻🔪side
これは確定演出なんじゃねぇの?
だってマナがチラチラこっちを見ている。俺がマナの方に視線を向け、目が合うと少し慌てたように目を逸らす。これはさすがに意識してもらえてる証拠だろ。だが俺の事を見ていない時は星導を見ている。星導は視線に気づいていながらも未だ無視しているが…。あの顔は多分遊んでいる。なにか悩んでいるのかさっきから口数が少なくなっている。
まぁそんなマナも可愛いけど。
[これ持ってくな。]
🦖「ありがとロウきゅん!」
[ロウきゅん言うな?]
🤝「いつものやつだー!笑」
🦖「今日ログボ貰ってなかったからね!笑」
ほら、いつもの会話もしている時もマナは俺の方を見ている。これくらいは調子に乗ってもいいんじゃねぇか?
🦖「もう全部運んだから席ついていいよ〜!ロウとるべはここの席ねー!」
『ありがとうございます!』
🐙🌟side
「「いただきまーす!」」
いつも通りに挨拶し各々食べたい物を取り皿に入れていく。男6人居るのだからすぐ無くなるかと思っていたがいつもより量が多いのか、減りが遅かった。
🤝「んー!うま!!流石ママ!」
🦖「誰がママだよ笑」
🤝「んへへ笑」
『ほんとに唐揚げ美味いですね。初めて食べたけど、』
🌩️「え?!お前ら初めてなの?てっきり食べたかと思ってたわ笑」
[多分初めて。ディティカ誰も食べたこと無かった気がするぞ。]
🦖「えぇ?!ほんとに!あげた記憶しかねぇや!笑」
「んははッ笑ライ達にも残しとくか!」
🤝「いいね〜!笑」
💡「おじゃましまーす!」
「ライやん!」
💡「マナー!久しぶり!」
「全然久しぶりちゃうけどなぁ笑」
ライとカゲツは結局来ることになり、到着した途端マナの矢印はライの方に向いた。感動の再会のようにハグし合う2人は傍から見れば仲のいい友達だと思うんだろうが俺の心は大荒れだった。ライは俺の気持ちに気づいていてマナが可愛いトークをたまにするのだがこの時は敵だ。ハグしている時こっちを見て、1歩先を行くぜ!みたいな顔をしている。役得じゃねぇか。
🥷「おじゃましまーす、」
🤝「カゲツくんだ!」
🥷「久しぶりにイッテツ見たわ!笑」
🦖「カゲツきゅーん!」
🥷「お前は酒臭いな、笑」
🦖「酷い〜!笑」
「あ、ライとカゲツお腹すいてたらウェンの唐揚げ残ってるで!」
💡「まじ?!食べたい!」
🥷「僕も〜!」
🌩️「お前らこのままだったらライにマナ取られるぞ、」
ふいに座っていたリトが俺の横に来て耳打ちをした。でもリトが言うことはその通りだ。あの2人は距離感もバグっているようで平気でハグや手を繋いだりする。それによくご飯も行っているみたいだし。でもライは付き合ってないしただの相方と言う。マナも実際そのようでノリで付き合ってるんですか〜?と聞いたらいつもの関西弁で違うわ!と背中をバシンッと叩かれた。
『まぁまぁ、早とちりはダメですよリト。もっと着実に行かないと。』
🌩️「意外と奥手だな、もっとグイグイ行くかと思ってた。」
『俺はいつでも冷静ですよ〜。でも小柳くんは違うみたいですけど。』
🌩️「小柳はグイグイだな。でも意外と慎重だけど」
『ですね〜笑これで気づかない人が居るなんて、…貴重品ですね。』
🌩️「それが目の前に居るんだよな笑あいつ鈍感だからね〜笑」
『鈍感すぎますね。前ノリで手繋いだ時も平然としてましたし。』
🌩️「手繋いだぁ?!意外とグイグイ行ってるじゃねぇかよ笑」
『あれは行けると思ったんですぅー!』
🌩️「あ、もしかしてマナ付き合ったら照れるタイプなんじゃねぇか?」
『何そのマナ。可愛い。絶対付き合う。』
🌩️「おぉおぉ笑その調子で頑張れよな。なんも手伝わんけど笑」
『少しは写真とか送ってくれたらどうなんですかぁ?』
🌩️「嫌だよ!付き合ったらどうせ見れるだろ〜?笑今はオリエンスのマナだし!」
『こうなったら1秒でも早く手に入れます。』
🌩️『燃え上がったな笑まぁ頑張れよ。応援してるぜ〜。』
🐝🤣side
ライとカゲツが来てから大盛り上がりし、机に突っ伏して寝ている奴や、床に転がっている奴も居る。机の上はお酒の缶とおつまみがあった。今起きているのは俺とロウだけで他は寝ていたり他の場所に居たりする。俺も1缶をちびちびと飲んでいるのにも関わらず酔いが回ってきてうとうとし始める。ロウも飲んでいるのに平気そうな顔で俺を見て笑うもんだから自然と俺の頬も緩む。
[うとうとしてんじゃん笑寝てもいいんだぞ?]
「んん、起きとくねん、」
[なんの意地張ってんだよ笑俺もすぐ寝るから。]
「ちがう、もっとロウと呑みたい。」
[はっ、笑お前なぁ、どうせ呑めないじゃねぇかよ。また今度呑もうぜ。誘ってくれていいから。]
「ほんまに、?言うたな?」
[言ったから。そっちこそ忘れんなよ?]
「忘れへんって、貴重な約束なんやからさ…」
[じゃ今度行こうな。だから今日は寝ろ。]
「ロウと一緒に寝る…どうせみんなもう寝てるから、」
[ん、笑もう眠たそうだな、]
「眠たいから早く布団敷いてみんな寝かすの手伝って、…」
[わかったわかった。]
空いているスペースに布団を敷き、寝ているヤツらを起こさぬように布団まで運んだ。空いているスペースに寝転がり、2人とも寝る体勢に入った。布団は5人分しかなく、細身な奴と大男でバランスを取っているがそれでもギリギリだ。もちろん距離が近く、自由に寝ているあいつらを邪魔したくないので必然的にロウと俺の距離が近くなった。
[はよ寝ろ。俺の顔見ずに。]
「くふふ笑整ってる顔やなぁって思って、笑」
[どーも。]
「ん、ねむたくなってきたぁ、」
[もっと前から眠たかっただろ、笑俺も眠てぇから早く寝るぞ。]
「うん、おやすみぃ、」
[おやすみ。]
👻🔪side
[かわいい、…]
誰も聞いてはいないことを言い事に俺の本音が溢れ出した。黄色と青色の目は閉じられていて、規則正しくて、控えめな寝息が微かに聞こえる。我ながらキモイが、食べたいくらい可愛い唇に、今にも落ちそうなほっぺたが幼さを引き出している。付き合えばこれをたっぷり独り占めできるということだ。そんなの幸せすぎて、そんなことができていいのか、。
マナを寝かせるために俺も眠たいと言ったが、全然眠気は襲って来ず、近くにあった俺の携帯を取り出す。カメラを開き1枚だけ写真を撮る。もう片方の手が痺れてき、毛布の中から出そうとしていると、その手が誰かに握られていると分かった。多分マナ。マナしか居ない。手繋ぎチャンスなんて逃したくないので、腕の場所を変えた。ほんとに可愛いな。これ以上なにかされると爆発してしまいそうなので無理やり目を閉じ、握られている手はそのままで眠りについた。
🐝🤣side
最近よく、ロウとるべと話していたら胸が高鳴ることが増えた。ぼーっとすることも前より増え、まずは同期に聞いてみようと思い、ライを家に誘った。
💡「で俺が呼ばれたって事ね?笑」
「そうなんよ〜、最近なんかさそういう事が増えてもうて、笑 」
💡「あ〜マナ?それ絶対恋でしょ!そんな胸が高鳴る〜とか絶対ドキドキしてるからだよ!」
「ッ恋゛?!俺が?同期に?!」
💡「絶対恋!だってそれ以外ないじゃん!」
恋と言われた途端、腑に落ちた。でもなんで俺が同期なんかに、アイツらは大切な友達で、仲間で、同期。それ以上の関係になるなんて求めていないはず…、しかも2人の人を一斉に、じゃなくて同性を好きになるなんて…
💡「大丈夫大丈夫!マナなら行ける、!」
「なんでもうアプローチする前提なんよぉぉ、」
💡「しないんだ、?同性とか2人を同時に好きになった〜とか関係なく考えてみよ?」
「んんん、でも、ロウとるべよく2人で居るから、付き合ってるんとちゃうのぉ?」
💡「あの2人が?」
「ライも知らんの、?まぁ、あの2人隠すの上手そうだし、」
💡「まぁまぁ、笑多分それは無いだろうけど、 」
「あと なんで2人同時に好きになったんやろぉ、」
💡「それはさこれから決めればいいじゃん!だから今日は俺とゲームしよ?」
「うん!ありがとライ!大好きやで!」
💡「んはは笑俺も!」
~~~〜〜〜
あれから数日、まだロウとるべどっちにしようか決めていない。ライに何回も相談しているが進展がない限りなんにも決められないため、何も進んでいない。ライは気長に行こ。と励ましてくれている。なんという優しい相方、…
拠点のソファのクッションに顔を埋めていると後ろから声を掛けられた。
🦖「マナ居たー!今日暇だったりする?」
「んー?暇やで?」
🦖「ならさこれいなみそに渡して来てくれない?」
「いいけど、なにこれ?」
🦖「なんかね、機械のパーツ?らしい!東の本部にしかなくて前頼んでたみたいなんだよね〜!今日東来る予定だったけど任務入ったからに拠点まで持ってきて欲しいって!」
「へ〜、そんなんあるんや!じゃあ行ってくるわ!」
🦖「西は魔が多いから気をつけてね!」
「ん!行ってきます〜!」
🦖「行ってらっしゃい!」
~~~〜〜〜
おぉ、久しぶりにこんな自然みたなぁ、と地元に戻ってこれたことに少し感動するが目的地はまだ先なので歩を進める。
拠点につくと、持っていた鍵で扉を開け、静かに入る。西の拠点は東のようにうるさくなく、部屋が6つに別れている。1番奥にあるライの作業部屋まで向かうと、その一個前にある部屋から誰かの話し声が聞こえる。そこはいわゆる会議部屋となって居て、西での合同任務の時は使ったことがある。1回止まったが届けるものを思い出してもう1回動き出す。そうすると会議部屋のドアが開き、ロウとるべが出てきた。
『お、マナじゃん。』
[マナ会話聞いてたか?]
「会話?あぁ、話してたんロウとるべやったんか、聞いてないで、笑」
『良かったです。もしかしてライにお届けものですか?』
「そうそう、なんか機械のパーツらしいんやけど、」
[今ライ任務中だぞ。だからライ帰ってくるまで話そうぜ。]
んえ、待って、ちょっと最悪なタイミングかも、多分このままなら2人とも好きのまま時間が過ぎていく。それならできるだけ距離を取って恋心ぐらい、忘れてやろうと思ってたのに、。
「えぁ、ちょっと俺用事あるからこれ、ライに届けといてくれん、?」
『マナ目泳ぎすぎです、笑ウソついてますよね。』
[やっぱり会話聞いてたか?]
「会話は聞いてないけど、なんでそんなに会話のこと気にするん、」
『あー、ね小柳くんもう話して良いですか?もう吹っ切れたいです。』
[今ぁ、まぁ良いけど。なぁマナ会議室来て。どうせ用事ないだろ?]
「……良いよ」
『なんでマナそんなに歯切れ悪いんですか〜?マナらしく無いですね。』
「俺2人に聞きたいことあるんやけど良い?」
『良いですよ?』
いつもより一段と優しい眼差しを向ける2人は確実に俺を捉えていて心が苦しくなる。今から俺の気持ちに終止符を打つ。これが終わったらライに泣き付こう。
「…2人さ付き合っとるちゃうん、」
『へ、?』
[は?]
そういうと2人は目を丸くして驚いた。2人とも固まったかと思えば次は溜息をつき、もう一度優しい眼差しに戻った。
『あのねぇマナ、俺が小柳くんと付き合ってる訳ないでしょ。付き合いたくないですもん。』
「痛っ、」
否定しながら、俺の頭に優しくチョップをした。
[おいふざけんな。こっちだってお断りだよ。]
『だって俺が好きなのはマナだもん。』
[俺も好きな人マナだし。]
「…は?ッちょっと待って、」
待って、なんて言った、星導とロウが、?俺の事を、?
俺の心大荒れなんだが…
『おーい、マナ〜?』
[見事に固まってるな笑]
「……もっかいさっきの言って、」
『だから〜マナが好きですって!』
[俺もマナが好き。]
『何、欲しがりですか〜?』
「ちがう、うれしいから、 」
[何それ。可愛いな。]
『可愛いんですけど、マナ返事は?』
「んん、2人と付き合ってもええの、?」
『いいですよ、笑なにを今更。』
[あぁ、笑泣くなよ、笑]
「だってぇ、…」
『マナ鈍感すぎだよねー、笑俺達めっちゃアプローチしてたのに、俺と小柳くん付き合ってるって思ってたなんて、笑』
[そうだぞ?俺たちアタックしてたん知ってたか?笑周りから見たらあからさまなやつばかりだったんだけどな〜、]
「ぅ、え、じゃあライとかも知ってたん、?!」
『あ〜同期は知ってましたね笑』
「ほんまに、…ライにいっぱい相談してたのに、」
[マナこっち来てよ。]
「んぇ、なに、…うわッ!」
『あぁ〜!小柳くんずるいです!俺も!』
[マナ顔真っ赤〜笑]
「ッちょ、待って、ほんまに、!」
『ほんとに真っ赤じゃん笑』
来て。とロウに言われ、近くまで行くとハグされた。急な出来事に顔に熱がこもるのがわかる。
「ちょ、マジで1回離そ、!距離近いし俺爆発する、!!」
[やだ。爆発ってもう爆発してんだろ、笑]
『あーもう小柳くん全然変わってくれないから俺もハグしちゃお!』
「まって、るべぇ、!ガチやばい、死んじゃうから、」
るべが後ろからハグをしてきて逃げ道が無くなった。ほんとになにこの状況。今は俺を挟みながら少し言い争いをしているし、これ夢小説でよく見るやつやんけ、早くライ帰ってきてくれ!
『そっか、もう付き合ってるんだから何しても良いんですね!』
[そうだな。]
「まってまって、もう良い、これで十分だから…」
『…しゃーないなぁ、笑』
コンコンコン
💡「マナ居る〜?」
「ライ!助けて!」
🥷「どんな状況やねん、笑」
💡「付き合ったんだ笑おめでとう!」
「ありがとうやけどっ!まじでやばい、離れてくれへん!」
🥷「んはは笑狼とタコがこんなデレデレなん初めて見たわ笑」
💡「ねー!写真撮ってあいつらにも言おうぜ!笑」
『ライ達うるさいですよ〜!』
💡「そろそろ離したれよ笑マナ可哀想だぞ〜!」
[ん、しゃぁねぇなぁ、]
「はぁぁ、死ぬかと思ったぁ、」
🥷「マナめっちゃ真っ赤やったな笑」
「あぁ、もうええって、笑!あ、これライのお届け物!」
💡「ありがとう〜!」
「今日はもう帰ろっかな!夜は用事あるし!」
『えぇぇ、…』
「また来るから!」
『今度は俺の家に来てくださいね!』
[は?俺の家だろ。]
💡「まぁまぁ笑じゃあねマナ!これ届けてくれてありがとう!」
『マナこれからよろしくお願いします!』
[よろしくな。]
「お、おう?じゃあバイバイ!」
『気をつけて帰ってくださいね。』
「うん!」
END
少し雑になってしまいましたが、最後まで見て頂いてありがとうございます。それと投稿が遅くなってしまいすみません。
新生活に慣れていなく、こっちまで手をつけれませんでした。リクエストを頂いた作品はあげる予定ですので待って頂けると幸いです。
これからも私の作品を気長に待って頂けるとと嬉しいです!
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