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第2章 笑ってるのに、外にいる
昼休み。
机を寄せて、男子が集まる。
冗談。
ゲームの話。
昨日の動画。
ESTPは一番声が大きい。
リアクションもでかい。
ツッコミも早い。
なのに。
笑い声が一拍、遅れて聞こえる。
自分の声が、教室の外側から響いている気がする。
「……?」
誰も変なことは言っていない。
誰もESTPを無視していない。
なのに、
自分だけ、輪の中にいない感覚が消えない。
ESTPは机を叩いて笑う。
「それマジで草!」
また笑いが起きる。
それを見て、さらに不安になる。
――今の笑い、俺が出したやつだよな?
確認しないと、分からない。
次回に続く