96日目
まず、絵名の病室に行ってこようかな~
…うん、そうしよう
その後奏の病室に行って……そして、まふゆの病室に行こう。
もう、ボクのケツイは揺るがない
瑞希
ノックをする
返事は無い…寝てるのかな?
扉をそ~っと開ける。
目の前には……
寝ている絵名が居た。
苦しそうに表情を歪ませながら。
(悪い夢でも見てるのかな…それなら起こそうかな、?)
ボクは絵名を揺する。
すると絵名は目をゆっくりと開けた。
汗と涙でぐしょぐしょの絵名にボクは優しく声をかける。
『…絵名、大丈夫?』
「み、ずき…?……あれ、まふゆは…」
まふゆ?…の夢を見てたのかな
『ねぇ、絵名…もしかして…』
『まふゆがリスカして自分の血を飲んでるの、見た?』
絵名は目を見開く。
「え、何でそれ…!……もしかして、瑞希も見たの…?」
ボクは頷く。
『って事は ー』
と言いかけた時。
扉がガラガラと開いた。
「……私も、見たよ」
コメント
2件
か、奏ちゃん…?!