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あなたに、会いたい。
私には、2人の兄がいる。
1人目は、サッカー部で、18歳の長男、伊藤莢(いとう さや)。通称さや兄。
2人目は、莢と同じくサッカー部で、16歳次男、伊藤絃(いとう げん)。通称げん兄。
そして、私は伊藤怜(いとう れい)。15歳。
今日は、海沿いにあるこの町では、めずらしく雪だった。
「さや兄!げん兄!もう暗いし帰ろう!」
「おー。」
「すぐ行くー。」
今日も、今までみたいに、和やかに、ゆるやかに、時が過ぎていくはずだったんだ。
あの時まで。
「雪だからってはしゃぐなよ。」
「さや兄心配しすぎー。」
「怜ならありえそう…。」
「なっ!?げん兄まで…!!」
交差点で、みんなで話しながら青信号になるのを待っていた。
そしたら、
キキーーーーーーーーーッッッッ!!!!!
って、後ろから音がして。
「「怜!!!!!!」」
って、お兄ちゃん達に呼ばれて。
ばんッッッ!!!!!
って、ナニカが弾け飛ばされる音がした。
きゃあああっ!
人がっ、!
誰か救急車っ!
何…?なにもきこえない。
恐る恐る下を見ると、
横たわっていた。血まみれで。
お兄ちゃん達が。
え。まってまってまって。
まってよ。
私の後ろから来たのに。車。
お兄ちゃん達が、なんで???
私を庇ったから。
そう、わかっているのに。
理解するのを拒否する。
やだ。ヤダ。
そこから、記憶がない。
気づいたら病室に居て。
まだ、お兄ちゃん達は目覚めていなかった。
それから少し経った日、聞いちゃった。
「もう、2人共、目覚める可能性は無いかと。」
って、医者の言葉を。
いやだ。いやだ。イヤだ。イヤだ。
毎日を、屍のように過ごしていた、ある日。
『救いをあげるよ。』
声が、した。