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謎の「虹色の結晶」
なお兄が日記を読み進めるにつれて、その顔色はさらに険しくなっていく。そして、あるページで、なお兄の手が止まった。そこには、幼いなお兄の字で、この現象を引き起こしたと思われる「アイテム」について書かれていた。
「『…あの日のこと、忘れない。裏山の洞窟で、変な石を見つけたんだ。キラキラ光る、虹色の結晶。それを触った途端、体が小さくなって…』」
なお兄の読み上げに、メンバー全員の視線が一点に集中した。
「虹色の結晶…!?」
たっつんが驚きの声を上げる。もふくんは「やはり、何らかの物理的な要因があったか…」と分析するように呟いた。
日記には、その「虹色の結晶」を触ったことで体が小さくなり、しばらくの間、今のショタロリ組と同じように体が病弱になったこと、そして、数日後に突然元の姿に戻ったことが綴られていた。しかし、その「虹色の結晶」がどうなったのか、そして、なぜ元の姿に戻ったのかは、幼いなお兄の日記からは読み取れなかった。
「つまり、俺たちが小さくなったのも、のあさんがロリ化したのも、この虹色の結晶のせいだってことか!?」
じゃっぴが拳を握りしめる。この日記の発見は、ショタロリ化の謎を解き明かすための、決定的な手がかりとなった。彼らは、なお兄が幼い頃に経験したのと同じ現象に、今まさに直面しているのだ。