テラーノベル
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みこめっとで
何気に初みこめっとでございます(ココ大事)
・ あらすじ必読
・曲パロと戦争パロ
・世界観捏造とキャラ崩壊、戦争ですので流血、死描写覚悟お願いします。
・原曲をご存知でない方は、聞いてからの方が解釈度上がります。
・モブのセリフは『 』、🌸☄️のセリフは「 」ですが名前を書いてないので
誰のセリフか分かりずらいことがあります、ご了承ください。
・曲の歌詞はしっかり表示する場合もあれば登場人物のセリフとして
書かれる場合もあります。(セリフに入らない歌詞は*斜め字*で表記いたします)
・***〜***の間は回想だと思っていただけると嬉しい(?)
私のノベル機能なんかバグってて空白開けるところ開いてない場合があります。
脳内訂正お願いします(?その2)
*なんでも許せる方orあらすじと前文を許容できる方のみどうぞ*↓
***
〜〜〜〜〜♩*・゜゚・*:.。..。.:*・’♪♬・*:.。. .。.:*・゜゚・*♬♩
《side🌸》
桜が美しく舞う4月。
今日という日より美しい日はないのではないだろうか。
みこはずっと片想い中のすいちゃんと、この桜の木の下で
静かに想いを馳せていた。
「うおっ…桜吹雪すっご。」
「すっごく綺麗でしょ〜?」
「うん、みこちくらい綺麗。」
「…はっ?//」
「…w流石に冗談だよ〜笑みこちの反応が面白すぎて…w」
「はぁ〜!?それはなんだにぇ!!冗談で片付けんなーっ!」
「じゃあ冗談なしで言うよ?」
「え…?」
「…“桜が、綺麗ですね。”」
「…そ、それは冗談カンケーなしに綺麗だろ〜…。」
「どうだろうね?」
「んぇ…?」
「ずっと────平和かどうかも分からないのに。」
みこはあの言葉の意味すらも知ることができなかった。
だってそうだろう。
みことすいちゃんがそれぞれの国で別々に分かれて、殺し合いもしなきゃいけない
戦争に巻き込まれるなんて思いもしなかった────────。
***
《side☄️》
私とみこちがそれぞれ対立する国の戦争で離れ離れになって後1ヶ月で1年。
隣では自国の軍隊の飛行場が轟音を響かせている。
そしてみこちと戦争直前に会った、今は“君”のいない桜の木の下で私は1人。
『おーい、ここで何してるの〜?』
「ああ…思い出深い場所眺めてる。」
何時か見た影法師 遠い遠い日の思い出は
『この桜も、1ヶ月後には葉桜になって、散るんだろうな…。』
「そうだね…」
春が過ぎ、夏が来る 刻は止まることなく
思い出に浸った後、いつも通りに射撃練習、訓練。
もう狂った毎日だ。
でも”君の所為で“どこか心に残るのは分かっていて…。
『すいせい?調子悪いの?』
「いや…ちょっと…”想い人“っていうか…」
私の片想いの人、みこち。
『たしか…敵国に行っちゃった子なんだよな…?』
「そう……。。。」
分かってた、はずだったのにどうしても記憶から消せずに
『想い人…彼女?』
あの日から止まったままの
「だと良かったんだけどね…泣笑」
私 の 中 の 時 計
ビビーッ
🔈「緊急出動緊急出動、陸軍は早急に戦闘体制に入れ。」
『「ッ…!?」』
い、行かなきゃ…。
いつか夢が終わるのならば
<味方)早くあいつをやれ!!
<味方)はい!
バンバンバンッ
「ッ…!やだよっ…!!」
早く戦争やめたいよッ…みこちに会いたいよ…っ!!
私が今までしてきたこと…
すべてすべて無駄だと言うの?
『早く…!銃を握るんだ…!!そうしないと君までやられちゃう!!』
時は進み、戻りはしない
「ッ…!!カチャッ」
脳裏に響くあの言葉…。
”早く…!銃を握るんだ…!!そうしないと君までやられちゃう!!“
<敵)いたぞ!女兵士だ…!!
バンバンバンッ…! グチャッ…!!
<敵)ぅ“あ”ッ“…!!
<敵)大丈夫か…!?
きっと永遠(とわ)に
「はぁ…はぁ…泣!!」
孤独なのでしょう
《side🌸》
この義理もない戦争が始まって1年と5ヶ月、少し肌寒くなってきた。
深夜帯、腕を銃で負傷した仲間に、とある1冊の本を見せていた。
『みこ、その天体とか惑星の本って誰の?』
「ああこれはね〜みこの”憧れの人“のにぇ。」
『もしかして恋してる…!?』
「ッ〜//なんで分かるにぇ………!!」
『顔を赤らめていたものでw』
「ちぇ…結構前から借りてた本なんだけど”いつ返せる“のか分かんなくて。」
『…仲間じゃないの…?』
「仲間だけど…”今は違う“…。」
『…?』
「今は分かんなくてもいいにぇ…これはこいつの趣味も詰まってるから。」
君の世界の時は私には少し早過ぎて
「もう傷、治ったの?」
『うん、動くことはできるようになったよ。』
「にしても寒いにぇ…。」
秋も過ぎ冬が来る 季節は移ろいでく
あれからまた1ヶ月くらいして11月下旬。寒い中、銃の練習。
『おーい、訓練中だぞ〜雪の結晶で遊ぶな〜みこー!』
「分かってるってば〜!!」
手のひらに結晶を乗せても、消える。
掴んでたはずだったのに
また一つ、一つと消えてゆく
「桜の花びらじゃ…ないのか…。」
ピンポンパンポーン
🔈「先に戦地に向かう、戦闘兵士は出撃の準備をせよ。」
『みこ、行こう。』
「うん…」
「さ、さっきよりも寒くない…?なんか…。」
『そりゃそうだよ、山の中だよ…ここは…。』
<味方)おい!敵軍が傾斜地から攻めてきたぞ…!!
<味方)一斉射撃だ!全員撃てー!!
『マジか…!みこ!早くうt───』
「ッ…!?すいちゃん…!?」
『すいちゃん…?誰のことっ…?』
傾斜地から捉えた光のない目。
「ッ…みこのす、“好きな人”ッ…泣!!」
『ッ敵国の子だったなんてッ…そんな…』
いつか来る、別れのことは 分かりきってたことで
「ッ…!!すいちゃんだけは撃たないで“ッ…!お願いにぇ”!!」
『…分かった!!今は他の敵を…』
「み、みこは…銃持たない…」
『え…?』
「様子、見ておくにぇ…。」
すいちゃん、あの時の表情はどこに行ったの???
あの日見せた君の笑顔は
なんでそんなに苦しそうに…??
今日は今日はどこにもないの
どうして???戦争がすいちゃんに…何 したんだよ…泣!!
<敵)うあああああああ!!
バンバンッ!!…ビチッ!!
『ッ“〜!!すまん”!みこっ!!』
「ッ…!?どうしたにぇ!!」
『被弾してしまった…!!』
「ッ“!!あんたも死ぬな”…!!」
当たり前の幸せでさえ 私の前で
消えてしまうの?
***
1年前の春、かすかに香る日の匂いと桜に包まれて。
「みこち、また来年もここに来ようね。」
僕は君をひとりにしない
「分かってるにぇ…//」
「まぁ〜た照れてんの?笑」
「うるさいにぇ!!//」
あの日ここで約束したの
***
年が明けて3月、それぞれの戦争は終戦を確かにするために戦局は激化を辿る。
ついにみことすいちゃんは前線で激戦を広げることになった。
もしも時を止められたなら
<味方)相手の流れに負けるな!そして被弾もするんじゃねぇ!
<味方)おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
『私、敵の核心を突いてくる。みこ、絶対死ぬなよ?』
「分かってるにぇ、あいつと約束を果たすまでは…!」
「ッ…また1人か…。」
ふと後ろから敵の気配がした。
「ッ…!?みこ…まだ…死にたくないっ!!」
???)「大丈夫だよ。」
「ッ…!?この声…すいちゃん…!?」
「よかった笑やっと会えた。2年ぶりくらい?」
「すいちゃ…そんなところにいたら…撃たれるにぇ…みこの…味方に…!」
「大丈夫だよ、私──────」
「この戦争、終 わ ら せ に い く 。」
タッタッタッ…!!
決して、二度と
「ッ…!すいちゃ…!待って────」
進 ま な い で と─────。
世界、刻に、切り離された
「ッ…!?すいちゃん!?泣ぅ”あ“あ“ぁ“ぁ”ぁ“ぁ”ぁ”!!」
<味方)ッ…!!味方、敵国関係なしに前線の軍人!全員に告ぐ!!
「ッえ…!?泣みんな…?」
<敵)なんだよ…今のうちに攻撃だってできるのに…!泣
<敵)ダメだッ…!今は真剣に聞くんだよッ…!!
<味方)たった今、両陣営の戦闘を可能とさせる重要な物質、武器が
<味方)破壊された!!したがって両陣営戦争を継続することは困難である!
<味方)よって臨時休戦とする!!それぞれ、人命救助を最優先せよ!
「ぁは、はやく…すいちゃんのところに行かなきゃ…!!」
1人、私、まだできること
真っ白な天井、桜の舞う病室にみこはいた。
臨時休戦はのちに2年も続いた戦争に幕が閉じるきっかけとなり 、
終戦となった。
戦争が終わっても、すいちゃんは病室で1年も昏睡状態だ。
「ッ…無茶して突撃行動するからにぇ…泣」
「でも…!!すいちゃんが起きるまで、お見舞い来るにぇ…」
何度季節、変わるとしても枯れる日まで歌い続けて
「すいちゃんのこと、ずっと前から好きだったにぇ…!泣」
「戦争なんか起きてもみこは死ななかった…!!泣」
「だからすいちゃんも早く起きろにぇ…泣!!」
君に、君に、届くのならば 明日に、明日に、響いておくれ
ピクッ…
「んっ…」
「ッ!?すいちゃっ…!!」
「な、ナースコール押さないと…!!」
「みこちぃ…?戦争は…?」
「すいちゃんが寝てる間に、終わった…よ泣」
「良かった、これでみこちに“言える”っ…」
「ずっと君の、そばにいたい」と風に乗せて
遥か彼方へ───。
「私も、好き。」
ーHappy Endー
コメント
7件
めっちゃ感動した 天才ですか?
みこめっとだにぇーーーーーー!