空想の居場所2

消えちゃった…えっと、自由に過ごしていいって言われたけど、これからどうしよう？

まあとりあえずソファーに座らない？まだまだ話したい事いっぱいあるし。結衣はソファーに腰を下ろした。桜、私の隣座って。うん、ありがとう座らせてもらうね。じゃ俺らも座るか。

うん…そうだね…。私からみんなに聞きたいんだけど、みんなは[どのくらい]この世界に来る？　俺は来たくなったら行こうかなって感じ。　僕も…そうかも…。   私は…毎日来ても良いかなって思ってる。　毎日って、私たちが誰1人いなくても来たいってこと？　うん…

そっか、まあ人それぞれだよね。私も来たかったら行こうかなって感じ。てか私そろそろ戻ろうかな。今日はもう普通に寝たいし。俺も戻ろうと思ってた。うん…僕も…もう帰りたいかも…。私は帰るかどうか、答えられないでいた。どう？桜はもう戻る？　えっと…私はもう少しここに居ようかなって思ってる。　

分かった、私はまた明日来るから、じゃあね。

俺らも帰るわ、じゃあな。僕も帰るね…。

うん、みんなまたね。みんなの姿は、煙のように消えていった。ずっとここに居たい……

おや？どうやらお一人のようで、桜さんは元の世界に、帰らないのですか？　ずっとここへ居たいです…。ライア仮面が、顔をしかめた。

おや？珍しいですね、大抵の人はこの世界の事を不気味がって、1人で居ようとしないのですが。私は1人で居たいです。また誰かを信じて傷つく事が怖いです…私は友達の秘密を知ってしまって…それから誰も信じられなくなりました…。　

そうですね、人は誰しも「秘密」を持っています。大切な人にですら言えないような秘密を持っている人もいるでしょう。ですが、秘密は、物によっては、相手も自分も守る事ができる物です。もちろん全員を信じるなんて事は出来ないでしょう。ですが、信じる事ができる人も必ず現れると思いますよ。自分のペースでいいので信じれる人を探しましょう。自分のペースでいいんですか？　はい、急いでも失敗する回数が増えるだけですよ。私もこの世界を管理する仕事をしている時に急いでしまい、たまに失敗する事があります。焦ってしまい、急ぎがちですが、自分のペースで物事をする方が、上手く行く事は多いですよ。おかげで管理の仕事も順調に進み、今はこの仕事に誇りを持っていますよ。　ライアさん質問してもいいですか？

はいどうぞ。

ライアさんは、どうしてこの世界の管理人をしているんですか？聞くのは申し訳ないですけど…何か不幸な事があって、管理人をしているのかなって思って。　そうですね私は不幸でした。ですが、この世界の管理人をしていて不幸だと思った事はありません。私達管理人の役目は、不幸な未来ある子供達を、救うためにこの世界を管理人しているのです。この思いは、他の管理人の皆さんも同じでしょう。ただ…ライアと言う名前は気に入ってないですが…。

名前？　いえ、何でもありません。忘れてください。質問は以上ですか？　あっはい、ありがとうございました。　いえいえ私はお礼を言われるような事はしていません。あと、言い忘れていた事があるのですか、この世界は目が覚めてしまったら、自動的に元の世界に戻ってしまいます。なのでずっとこの世界居ることは出来ません。　え…？