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#シリアス
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旅行で目一杯楽しんだ。
「はぁ……いいお湯……」
温泉に入って体を癒し
「んん…美味しい……」
その後は旅館で出る料理を食べて腹を満たし、
柔らかいふかふかのベッドに眠りにつく。
こんなに優雅な気持ちになれるなんて贅沢なひとときだ。
「ありがとうございました。お気をつけてお帰りくださいませ。」
存分に楽しんだ後、旅館のチェックアウトを終えて旅行を終えた。
とても大満足だった。あとは……
「……もう覚悟はできてる…」
できるだけ周りの迷惑のかからない、そんな場所がいいだろう……
そう思い、私は山へと向かう。
空気は澄んでいて、小鳥達のさえずりも聞こえ、
緑も豊かでとてもいい場所だ。
そして辿り着いた先は山の高い場所。
他の山々が見えてとてもいい眺めだ、空も快晴で雲一つない。
この景色を一旦目に焼き付けよう
しっかりと、目に焼き付けて……
・
・
・
しばらく景色を楽しんだ後、私はカバンを下ろして遺書を出す。
「……ありがとうございました…」
地面に膝をつき、今までの人生に別れを告げる。
そして立ち上がり足を踏み出そうとしたのだが……
「……っ、……」
怖くて踏み出せなかった。
足が震え、後ずさり、顔を伏せて座り込んでしまう……
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
怖くなって息も上がりだした。
何でできないの……?
何で今になってこんな…っ……
バカみたい………本当……
足はなかなか動いてはくれなかった。
もう十分だと思っていたのに今になって怖くなるだなんて……
「…っ…、もういい……またにしよう、
予定変更だ、もう1回泊まってまたに……」
今日はできないと確信すれば、遺書を一旦カバンにしまって荷物を持った時だった
“ガタッ”……!!!
「えっ…?えっ…嘘、えっ、…うわああああ…!!!」
足場が崩れ、崖から転落してしまう……
そして気が付いたときには
「おい大丈夫か…!?しっかりしろよい…!」
あの日……マルコ隊長が必死に呼びかけている顔がぼんやりと見えた。
その後はっきりと目を覚ましたときには
「お、気が付いたか。」
白ひげ海賊団の医療室のベッドに寝かされていたんだ。