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──────めめさん視点──────

「───駒はだいぶ集まってきましたね。」

「順調です。」


私───メメントーリー(通称めめ)は相棒と話し合っていた。無論、議題は200年後の戦争───天使と悪魔の大戦争についてだ。突如神によって告げられた戦争の予告。勝ったものの願いを叶えるという喉から手が出るほど望んだ報酬。

この戦争を、受けるしかない、というのは上位悪魔の総意でもあった。なぜ、悪魔の欲を制限してまで100歳未満は魔界から出るのを禁じているか。なぜ上位悪魔───プラチナを取った100歳以上の悪魔をお目にかかるのが難しいか。

それはほとんどの上位悪魔は天使との戦争のために駆り出されるからである。そして大抵は死んで、魂だけで帰ってくる。生き残れたものもまた、次の戦争に駆り出される。これは死ぬまで永遠に繰り返す負のループだ。戦闘欲が強いものはいいのだが、私のように半強制的に戦争に縛り付けられたものには苦痛でしかない。

それが、200年後の大戦争に勝つだけで自由が手に入れられるのだ。悪魔軍が望むのは永遠の平和。戦争なんてやめたい。だって、悪魔と天使の歴史のどちらが正しいかなんて今の私達は知る由もないのだから。悪魔は天使が攻めてきた、と教わっているが、戦場で聞いた話では天使軍は悪魔が攻めてきて、それを防衛したら、さらに攻撃してきたのでやられないようにやり返している、というように教わったと聞いた。つまり、その時の戦争にいなかった私たちは真実を知ることができない。どちらが悪いかなんて分からないし、正直天使に恨みなんてない。だって、私は殺されたらきちんと殺し返しているのだから。

なんて思いつつ、200年後に備えた戦争のための駒をちらりと覗く。悪魔軍のトップはもちろん七つの大罪で、私はそのうちの一つ、強欲の席に座っている。

しかし、120年ほど前の戦争では七つの大罪と美徳どちらも出てくる総力戦の末、暴食と色欲、憤怒がやられてしまったのだ。転生しているのでは?と思ったがそれを探すのが困難な上、そいつらの実力が戻っているか確証は持てない。ならそいつらは戦力にカウントするべきではない。という判断の元、残り4柱で200年後に備えてそれぞれ戦力になる悪魔を集める、という契約を交わし、散り散りに別れたわけだ。


と、状況確認はこれでいいだろう。簡潔に言うならば200年後に備えて強い悪魔が欲しい。それの確認をしよう。今日の議題はそれで以上であった。

相棒、もとい、いえもんを見る。強欲の席の座を争いに争って、結局は私が座ることになり、いえもんはサポートする、という形になった。形式上は私の部下だが、私と互角程度の力を有している、と言っても過言ではなかった。彼もまた、私が必要とした戦力の駒の1人である。私と同等の駒。なら、いえもんはクイーンで私はキングだろうな、なんて冗談を思いつつ、テーブルに視線を戻す。

テーブルにあるのはケーキ、ではなく、手に入れた戦力を簡単に数値化したカードのようなものである。


「相変わらず便利ですね、その力。確か…情報の悪魔でしたっけ?いえもん」

「…まあ。でもこれは能力じゃない。その悪魔ならではの特性的なやつだ。」


ディスクロージャー。目にした相手の情報を抜き取り、強さなどを数値として見ることができるもの。また、それを形にすることもできる。しかし、これが能力ではない、というものだから面白い。その力は能力のように強いと言うのに、ただの特性の2文字で片付けるには惜しい力だと私は思っている。

テーブルに並べられたカードを1枚手に取る。新しく手に入れた『Iれいまり』。天才の悪魔の名を授かり、能力は盤上掌握という戦場向きの能力。また、生まれ持った魔力量と卓越した知識により、物理型からバランス型にまで変えてしまう。名がたいを現すかのように私もまた彼女の評価を『天才』と言うしかない。さすがに素晴らしく強い私でも、自身の性質を曲げることなんてできない。何故ならばそれは生まれた時から定められた形なのだから。彼女は、それをものともせずに破壊して見せた。───面白い。彼女の評価はそれで事足りる。なんて思っていたら、いえもんから補足が入った。


「あぁ、最近入った悪魔ですね。『天才の悪魔』…でしたっけ?その通りだと思いますよ。体力、魔術、攻撃、防御、特殊防御、能力適正───様々な面で平均を超えているのはもちろん、知識に関してはずば抜けて高いですね。ただ、思考が甘め、というところが難点では?」

「そうですねぇ。自身が優位にたったとたん、深く考えるのをやめてしまうのはあまりにももったいない…。先程契約させた時も私が焦った顔ひとつでいい気になってましたし。」

「あんなバレバレな攻撃を防いだ程度でめめさんが焦ることなんて普通考えたらありえないんですけどね。」


そう、彼女の唯一惜しいと思う点は思考の浅さ。若い故だろうが、自身が優位になった途端に油断をする。それは戦場では命取りの欠点。まあ、そのお陰で契約できたからいいか、なんてことを思いつつ、他のカードに目をやる。

灰色のカード。そこにだけ色を塗り忘れてしまったのでは?と勘違いするほどの。

名前を見た途端、納得する。


「──────あぁ、死んだルカさんのカードでしたか。」

































ここで切ります!ギリギリセーフ!!危ない!!40分で書いたので誤字脱字多めだと思います!すみません!!今回は久しぶりのシリアスな雰囲気だけ流し込んどきました!次回もまた、情報を盛るかいが続きそうです!!まあ、その時には毎日投稿もやめてるんですけどね!冬休み短ぇ!!

それでは!おつはる!

『ー昨日の記憶ー』

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