本編 セリフ、雰囲気のみの予定⚠︎
「……おい、寒い」
「えっ、あ、俺の上着着ます?」
「……」
無言のまま、俺は〇〇の上着を無理矢理剥ぎ取った。
そう、俺はいわゆる女王様的な存在に近い。俺の周りはそういうMばっか。パシればすぐ買ってくるし、なにか言えば「YES」。俺の近くにいる限り「NO」なんて言葉は禁句だ。
そんな俺にも今1人だけお気に入りが居る。隣に座る、犬みたいに従順な一個下の〇〇。誰よりも俺の命令に従順過ぎるくらいに答えて、まるで俺しか見えてないみたいな顔して絶対に「NO」を見せない。周りからは飼い犬と飼い主だとか言われて少し優位を感じたし、可愛い飼い犬だと思ってたのも実際ほんとだし──
「先輩、あれ、新しい飼い犬候補っすか」
「えっ、いや、別に─」
「俺だけでいいって散々言わせたのに…足りなかったんですね」
「…また、体に教えこまないとダメですか?夜は俺が飼い主だって」
主導権握るわんこS後輩×女王様気取りの強気先輩