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「あっ、や、なつっ、そんな激しく、っ無理ぃ……っ!」
らんは腰を引こうとした。けれど、すでに脚はひまなつの腕に絡め取られ、逃げ場などなかった。
背中を反らし、全身を震わせながら快感の波に溺れていく。
「だめ、もう……もうっ、何回も……イったのにぃ……っ!」
「でも、らんのナカが、やめないでって締めつけてくるんだよ」
ひまなつの腰が容赦なく打ちつけられ、ぬちゃぬちゃといやらしい音が部屋に響く。
奥を抉られるたび、らんの喉からは理性の欠片もない声が漏れた。
「らん、もっと感じて。全部忘れて、俺のメスになって?」
「っ、っは、んあ……ぁあっ、やだ……そんなの……!」
否定の言葉とは裏腹に、身体は正直だった。
奥を抉られるたびに子宮が悦び、背筋が弓なりに反り返る。
そして——
「らん、いくよ、奥に……!」
「っあああああッ……!! い、いくっ、なにこれっ、くるぅ……っ!!」
びゅく、と熱い精が注がれた瞬間。
らんの身体がビクンと跳ね、次の瞬間、秘裂の奥から――
「や、やだ……っ、あっ、なんか……で、出てっ……!」
ビシャッ、と。
強烈な快感に支配され、らんは初めての“潮”を吹いた。
全身が痙攣し、指先まで震え、口元から甘いよだれが伝う。
意識が遠のくほどの絶頂。全てが白く弾けて、世界が断ち切られたように、らんはそのまま気を失った。
——翌朝。
窓から差し込む光で目を覚ましたらんは、ぼんやりと天井を見つめる。
「……昨日、俺……」
昨夜の記憶が断片的に蘇る。
何度も突かれて、イかされて、潮まで吹かされて、最終的には気絶して——
「……最低だ……俺、もう……戻れねぇ……」
ぼやきながら隣を見ると、そこには……女体化したひまなつが寝息を立てていた。
「……は?」
ぱちぱちと目を瞬かせるらん。
けれど、夢ではない。確かに、隣にいるのは豊かな胸とくびれをもつ、女の姿のひまなつ。
その瞬間、ひまなつが目を覚まし、体を起こした。
「……ん、あれ? 体が……」
らんと目が合う。
ふたりの間に沈黙が落ちる。
「お前……女になってんじゃねぇか!!!」
「え? うそ……ほんとに? え、……らんのせい?」
「お、おれのせい!?」
「だって……俺、昨日らんとヤってからしか変化してないもん。これ……伝染?」
顔を赤くして動揺するらんに、ひまなつが妙に冷静にぽつり。
「つまり、らんの中、気持ちよすぎて女になったってこと?」
「はああああああ!?」
「うん。これは……確定では?」
「うそだろ……っ、そんな……俺……完全にメス堕ちして、それで……伝染源ってこと!?」
崩れ落ちるらんの横で、女体のままのひまなつがニヤリと微笑む。
「大丈夫、俺も一緒に堕ちてあげるから。ほら、昨日の続きする?」
「やだ、マジで俺が堕とされた側だったのに……俺が堕とす側!? 無理、無理だって……!」
それでも、朝の空気は妙に甘く、身体の奥はすでにじんわりと熱を持ち始めていた。
——伝染する快楽の先に、ふたりはどこまで堕ちていくのか。