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窓の外は吸い込まれそうなほど真っ暗だった。
不眠症のせいで寝れない僕の頭はちっとも休んでくれない
やがて、不眠症の波がゆっくりと這い寄ってきた。
はる「・・・・ひっ、・・ふ、・・う・・」
暗闇の中で過去の嫌な記憶がフラッシュバックする
『はるくん、また忘れ物?』『じっとしてられないの?』
怒鳴り声や冷たい視線が僕の胸に刺さる
僕は毛布を頭から被り、声を殺して泣いていた
すいせい「はるくん、まだ起きてた」
すいせい先生だった。先生は覗きこまず、ベットに腰をかけた。
すいせい「怖いよね、大丈夫。先生がいるから」
はる「・・・せん、せ・・はーっ、はー」
過呼吸になりかけた僕の背中をあとから来たマリン先生がさすってくれる
マリン「はるくん、苦しいよね、無理に泣き止まなくていいんだよ」
はる「僕、普通に生まれたかった、もっとちゃんとした子に」
すいせい「普通なんて言葉私は嫌い、はるははるだよ」
すいせい先生は僕が落ち着くまで手を握ってくれた
フブキ先生が持ってきた狐のぬいぐるみを抱きしめると不思議と落ち着いてきた
気がつけば僕は深い眠りについていた