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部屋に入り、黒塗りの大きなテーブルを挟んで、紫色をした分厚い座布団に座った。


「わぁー、ふかふかですねぇ〜この座布団」


弾力のある座り心地に感動して、思わず声を漏らすと、チーフにククッと喉の奥で笑われた。


「あっ……私、なんだか子供っぽいですよね……」


せっかくの彼との旅行なのに、なんでもっと女性らしくしとやかにいられないんだろうと、気落ちしてくる。


「……ああ、違う。好きだなって、そう思っていたんだ」


「……えっ?」好きだなんて、さらりと吐かれて、肩がビクンと跳ねる。


「……会社でも、いつも君のことが気にかかっていた。その仕草や表情に惹かれて、可愛いなと……」


「可愛いだなんて……」


そんなこと、あんまり男の人から言われたことがなくてと思ったら、頭によぎったのは、かつて付き合っていた彼氏に言われた『もう少し身長が低ければ、女らしくて可愛いのに』という言葉だった……。


「私を可愛いって言ってくれるのなんて、チーフくらいですから……」


心の奥底にあるコンプレックスがふっとまた頭をもたげると、褒めてもらったことに単純に嬉しいと返せない可愛げのない性格に、よけいに自己嫌悪に陥ってしまった。

クールな上司の秘密の顔は、甘々溺愛彼氏⁉

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