早速始めます!
本編Let’s go!
じゃぱぱ:視点
俺の名前はじゃぱぱ。
突然だが俺は人と仲良くするのが苦手だ。
“出来ない”の方が正しいのかもしれない。
どうしても過去が俺の邪魔をする。
脳裏に纏わりついて俺の
心を奪っていく,だから俺は
演技で誤魔化す,そうして今日も
そうして皆と笑おう,11人の仲間達と。
幸せという感情はあった。だけど
どれだけ仲良くしても,虚しいだけで
心の傷は埋まらなかった。
幸せじゃなく,”タノシイ”という
感情が分からなかった。考えれば
考える程,過去を思い出してしまい
吐き気を催した。脳が考えるのを
否定するように。
現在時刻は朝6:18。
皆はまだ寝ているが,俺は
起きて編集を続けていた。
部屋には誰も居れたことがない。
こんな部屋に来てなんの意味があるの
だろうか。そう思い,誰も部屋に招かない。
部屋の中はエナジードリンクの甘い匂いを
かき消す様に陽気な朝日と爽やかな風が
吹き付けて俺の頬を透き通って行った。
永遠と続く頭痛に舌打ちをし乍,
俺は笑顔を作って下へ降りる,
毎日毎日こうだ。疲れたなんて言えない。
言っても嫌われるだけだろう。
リビングのドアをあけ,元気な声を
俺は発した。
🦖「みんなおはよー!!」
⚡️「うるせええええ!!」
大声でそう叫ぶとたっつんがノッてきた。
そこにのあさんが声を出し。
🍪「2人ともうるさいです!!」
と怒った。たっつんは笑い乍
幸せそうな顔をし,のあさんも釣られて
笑っていた,俺も無理やり楽しそうな
笑顔を作る。そこへ皆が集まり,
食卓を囲んだ。皆で手を合わせ,
ご飯を食べる。皆幸せそうに微笑む。
楽しそうにジャムをパンに塗るゆあんくん,
シチューをパンに付けて
美味しそうに食べるるな,
どぬと楽しそうに会話するもふくん,
シヴァさんと何やら賭けをして
ジャンケンをしてるたっつん。
他のメンバーもそれぞれ
個性的で楽しそうだ。俺はシチューを
スプーンで掬い,口に着けた。
生暖かいクリームが俺の舌に乗る。
暖かい,けれど美味しいとは言えなかった。
俺は元から拒食症だ。だから食べても
後からすぐ吐いてしまう。メンバーには
誰にも話していない。話すと迷惑が
掛かるし,今のままの関係では
居られなくなるだろう,きっと俺1人で
ご飯を食べる事になる,それは嫌だった。
俺は気持ち悪くなって全て食べ,
そそくさとトイレに行った。
🦖「ぅ”ッ…おぇッ…がふッ… 。」
食べたばかりのシチューが俺の舌を
伝って胃酸と共にトイレへ流されていく。
頬を伝った生暖かい涙は
生理的なものだろう。吐いて片付けたら
終わり,いつもそれだけだ。
バレない,大丈夫。その時のことだった。
👓「じゃっぴ~、今日ゴミとうばん~…?」
もふくんがこの光景を見てしまった。
背筋がゾッとした。吐いたこともバレた。
もふくんが口を開く。
👓「え…じゃっぴのあさんの料理…
いつもこんな風に吐いてたの?」
もふくんは引いた様に俺の顔を見つめた。
俺は必死に反論しようとしたが
胃酸で喉が焼けまともに喋れなかった。
👓「最低だね…ありえない。」
もふくんは俺を睨みつけた。
俺は冷や汗が流れた。
もふくんはこの場所を出ていき,
リビングへ向かった。俺はその間
吐瀉物を流し,片付けた。
手を洗い,うがいをしてリビングへ
向かった。
ここで切ります!
続き楽しみにしててね!