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「今日もトイレ掃除やだぁ~!」


『しょ〜がないよ~願い叶えてあげるんだし』


『絶対だからネッ』


「フンッ…」


今日は早く帰ろ


「それじゃ掃除終わったし帰るね!」


【はい!】


『またね~』


「寧々~!」


〔行こ~〕


特に最近は何にもなくて平和だな



┉朝┉


ガバッ


「あ、あれ?!タイマーなってない?!」


「やばっ」


やばくない?!?!


もうこんな時間だよ


寧々がもう学校にいってる!!


私も早く行かないとっ!


﹏学校廊下﹏


ダッダッダ


「イソゲ~!」


ガラッ


═教室═


「おおおおはようございま~す!!」緊張。



〔あ、美埜!おはよーう〕


〈おはよう♡美埜ちゃん♡〉


「大丈夫?」


〔まだ先生来てないよ~〕


ほっ

「良かったぁ」


《おはよーう美埜ちゃーん》


「おはよー」


疲れたぁ……


《美埜さんすげー髪ぐっしゃぐしゃ》


《走ってきたの?》


《お疲れ様~》


「?」


この声……



『おはよ』


「は、」




「花子くん?!」

ばっ

ドンッ

がたっ



『あまね君なんですけど…』花子くんてなに?

ぺた

「どうしてここにいるの?!」

『エ…』

ぺた

「トイレは?なんでここに?!」

ぺた

「何その格好!」


私たちの格好じゃない!

『ちょ近』


ピタ


「ん……?」


「くひひ」くすぐったい


「あれっ」


「透けて」


「ない?」


『あのサァ…』


『超見られてんだけど…』


はっ


〈美埜ちゃん……?〉


「あああアオちゃん…!!」



そうだった花子くんは幽霊だから葵達には見えなくて


変に思われちゃう



「これはね!違うの!」


〈美埜ちゃんって…〉


〈ほんと柚木君と仲良しなんだから〉


〈妬けちゃうな~〉


『ソ、そんな事』てれ


「ぁ、アオちゃん花子くん見えるの……?」


『花子?柚木くんの下の名前普だよね?』あだ名?


《美埜さんどーしたの?》


「茜君……!!」


《あ、柚木君読みたいって言ってた本持ってきたよ》


『まじ?やったね~』



「???」


え??


な、なにこれどういうこと……?!


アオちゃん達は花子くん見えないはずだし

茜君は花子くんのことキライじゃ……


《柚木~なに朝っぱらからいちゃついてんだよ》


『あれは違くて!!』


『てゆーかいちゃついてんのはこっちでしょ!!』


《アオちゃん聞いた?お似合いだって!》


〈聞こえない♡〉


皆花子くんのこと普通のクラスメイトだと思ってる?



『美埜さんもそ~思うでしょ?』ばっ


「えっ?」


『だからぁあの二人すっごい仲良しだよね~』


《アオちゃん付き合おう!そろそろ!》


〈ん〜ムリ♡〉


あ、可愛い……じゃなくてー!


『美埜さん?』


「ちっ…」






「近寄らないで!」BICvoice


『エッハイッ』構え


「何を企んでるかは知らないけど騙されないんだからねっ!」


「さては偽物?絶対に招待を暴いて…」


『よくわかんないけど』


『美埜さん髪やばいよ』ほら…


「エッ嘘っ」



「妙に絡まってる~!」あたふた


『ハー』((椅子に座る


《フラれたか》


『うるさい山吹』


『……』チラ



〔はいっ出来たよ!〕


「え~んありがと~寧々~」


『……』ぴら


ミーンミーン


《…の挙動に細かい注意をしていた。》


《はいありがとうじゃあ柚木次の段落から》


『その日は暮れ方から風がやんで空一面をおおった薄い雲が月の輪郭をかすませやうやう近寄ってくる夏の暑さが─』


こんなのおかしいでしょ!


なんで普通に授業受けてるの?!


女子トイレの幽霊なのよ?!


「……」ガン見

やっぱりすけてない

『ーーーー』ペラペラ


じゃあ偽物……?


《よく読めました》


『エヘヘ…』


それとも花子くんの悪ふざけ?!


落ち着くのよ白羽美埜私は数々の事件を解決してきた女!!


《大丈夫か?》


真実を導き出してやる!


絶対に何かあるはず!


まずは相手を知ること…


「好きな食べ物は?」


『くれんの?!ドーナツ!』


好み。同じ


「月面着立した最初の人は?」


『ーーーーーーーーー』


知識◎


つねる


『ヤメテ…』


移動


「浮かない…」


『……??』


「私の告白された回数は!」


さっき告白された回数が0で悲しいって話したからっ!


『えーと…』


本物より紳士


えぇ…手がかりなし?


でも、この子のことを調べて見たらきっと何かあるはず!


﹏4時間目体育女子400m走﹏ピピー!



たっ

〈美埜ちゃん1分8秒!〉


《おつかれ~》

《速かったね~》


「ありがと~」


「よく分からんな……」ふぅー


何が起きてるんだろう


〈そう?いつもよりいいタイムだったけど〉


「ねぇアオちゃん!ほんとに花…普君ってこのクラスに前から居た?」


〈柚木普君だよね地学が得意で隣のクラスに双子の弟がいて〉


〈それに…〉


《そのままイケー!柚木~!》


ピー!


《キーパーとめろ~!》


ゴール!!


ピピー!






笑った顔は花子くんだなぁ…




〈背は低いけど意外と運動神経よくてちょっとカッコイイよね~♡〉


「う…うん……」


確かに花子くんも運動神経良かったけど


〈あっこっち来る!〉


「なんで!?」


たたた



『ちょいちょい』


「??」


『いえーい!ハイタッチ!』


ぱち



『見てた?ゴール決めた!すごかったしょ!』


「え、えっとうんっ」


『あち~』


水分とってる……


てかイケメン…


や、やだなんかやだ普通のクラスメイトっぽい…



「あれ何あの塔…」

「あんなのこの学園にあったっけ?」


『塔?あったよねー入学した時から』


『ね』


《おーでもずっと建設中》


〈でもそろそろ完成するらしいよ♡〉


〔楽しみだよねっ!〕


《そうだネっアオちゃんっ!》


「なんの塔…?」

『さー?知らないけど新しい特別教室とか?』


「特別教室……」


あそこが?


それにこの前までなかった気がするんだけど


ピピー!


女子集合ー!


〔行こ美埜!〕


「あ。うん!」


『頑張って!』


ぽんっ


「うん!ありがと!」


はっ


騙されない騙されないのよ~!!



═昼═


「悪霊退散!」


「破ァ~!!」


『あーーーっもーーーーっ』


『なんなの?!今日の美埜さんやばいよ?!』


「やばくないもん普通だもん」


『昼ごはん中に塩ぶっかけてくるのがフツー?!』


「それは…」


霊なら塩に反応すると思ったんだけど…



『はーっ』


『美埜さんさ〜もしかして』



『俺の事嫌い?』


「そ、そんな事」



でもよくよく考えてみれば私がやってたこと完全イジメ?!絶対ダメ



「ご、ごめんねそういうつもりじゃなかったの」



『ふーん』


『いいよ無理しなくても』


「ホントだから!嫌いじゃないから!」


『きらいじゃない…ほんとにぃ?』


「うん!」


『んじゃ好き?』


「うん!」


「あ……//」


『ふぅ~ん?』ニヤー

どうやら私はトリップしてしまったらしいです。

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