喜太郎 「 …、、 」
僕は ソウタロー が 灯油を 無事に持ってきた事 に 安心して ほっ、とした 。
だが 、 次の瞬間 ソウタロー は 灯油を 僕に かけてきた 。
喜太郎 「 !? ソウタロー 、!!? なにしてるの、!? 」
ソウタローに 目線を向けた 。
… 明らかに いつもと 様子が違う 。
あぁ、 わかった 、 わかってしまった 。
今までの 殺人は すべて
仁獣 蒼太 、 君だった んだな 。
逃げよう と思っても もう遅かった 。
蒼太は ライターを こちらにつけた 。
あつい 、 あつい、、
段々 意識が遠のく 。
もう おわっ 、、、
俺 「 ああああ、、!!! また だ、、 きっちゃん、、!! 」
目の前には 燃えている 喜太郎がいた 。
… 、、? 待てよ、 何かおかしい 。
なにかが 頭に よぎる 。
そこには 俺自身が きっちゃん を 燃やしている 背景だった 。
違う 、 俺はしていない、 でも記憶には ある 。
なぜ、 何故だ、 、
混乱で 気を失った 。
目が覚めると 敦が 目の前に立っていた 。
敦 「 おい、お前 何してんだよ、 」
吃驚して 飛び起きた 。
俺 「 き、 きっちゃんは、! きっちゃんは、、!! 」
敦 「 もう燃え尽きた 、 今埋めたとこだ 。 」
俺は 少し 笑みを零した 。
後 1人 。
嗚呼 、、 思い出した 。
俺は 『 二重人格 』 だった 。
それを思い出した 途端 敦 に襲いかかった 。
敦 は 気付いていたのか すぐに抵抗して 逃げようとした 。
だが、 俺は 喜太郎 を埋めたであろう スコップ を 持ち
敦 を 思い切り 殴った 。
敦は 頭から血を流して 力が 弱まった 。
生きたまま 埋めた 。
あ ー、 すっ きり した 。
そう 、 俺は 長い 間 もう1人の 自分を 閉じ込めて いた 。
それの 制御が効かなくなり 、 学校全体 を 襲ってしまった 。
不思議な ことに 罪悪感 はない 。
俺 が 支配 し たん 、、、
そう言いかけた 途端 背中の方に 激痛が 走った 。
先生 「 っはぁ、はぁっ、、 」
刺された 、 だと 、、?
嘘だ 、ここまで 来たのに 、、!!
体が 疲労していたのか 動かず そのまま 倒れ込んだ 。
私 「 …、 仁獣さん。 ごめんなさい、でも、こうでもしないと 、、 」
私は 泣き崩れた 、 生徒を誰一人守れなかった 屈辱 に押し潰されそうに
なった 。
仕方なく とは 言え、 生徒を 殺してしまった 。
自分 が持っている ナイフを 見詰めた 。
グサッ
_____ テレビ の 音
今、 警官 が 到着 し 、 重大事件 と なっております 。
容疑者 は 里桜学園 〇年〇組 仁獣 蒼太 、
まだ 見つかっておらず、 逃走中 です 。
被害者 は __________
俺 「 くだらね 。 」
そこに は 1人の 男が ソファに 座り、
テレビを 見ては 鼻で笑っていた 。
背 中 に は 刺 さ れ た 跡 が あ っ た 。
お わ り 。






