トゥワイスさんが連れてきたのは____
「とんだ大物を連れてきたな…トゥワイス…」
?「大物とは皮肉が効いてるな、ヴィラン連合……」
マグ姉「大物って?有名人?」
死穢八斎會、若頭。
治崎廻。
極道はヴィランが活発になってしまってからは
ヴィラン予備軍として警察に隠れながら
今や細々と過ごしており
天然記念物になったとコンプレスさんから
聞いたが____
そんな極道の若頭がここに来たってことは____
トゥワイスさんすごい!
すごい人を仲間にできるかもだよね!!
弔くんの影に隠れながらチラチラ見る____
と
バチッ
その、若頭の治崎という人と目が合う____
すると
治崎「これはこれは____埃まみれのごみ溜のようなところに綺麗な女性がいるとは。
こんな場所なんかじゃなく、俺のところに来ないか?
ここよりも充分居心地がいい事を保証する」
と、遠い、私に手を差し伸べる。
なに、?私、に話しかけてる?
口説かれてる?ww
あわあわとしてると
弔くんは私を抱きしめ
「トゥワイス……」
と睨む。
トゥワイス「なんで俺なんだよ!」
ごめんね、トゥワイスさんww
治崎「おっとすまない、君のだったか。
無礼を許してくれ
妻には先立たれてね。
あまりにも綺麗な女性だったので是非嫁にと思ったが____」
「何を言ってる!?こいつは俺んだ!
目的を言え!」
弔くんは私を抱きしめながら怒鳴る____
治崎「なぁに、冗談さ。
子持ちの男なんて貰い手がないのは仕方の無いことだ。
さて、本題だ。
オールフォーワン、闇の帝王が身を引き
次は誰が支配者になるか。
この俺だ。
お前たち、俺の傘下に入らないか? 」
はい???????
「トゥワイス……ちゃんと意思確認してから連れてこい」
治崎「俺がお前たちを使ってみせよう」
……何言ってるんだ
支配とか、傘下とか____
そんなの関係なく今私たちは弔くんについていってる。
利用される前提でこの人の元にいくだなんて____
そんなのワガママすぎるよ
「帰れ」
冷たく低い声で弔くんが言う____
と
マグ姉「ごめんね!!私たち誰かの下につくために集まってるんじゃないの!」
マグ姉が治崎に近づき攻撃を____
しようとした。
治崎はしていた白い手袋を取り____
マグ姉の腕に触れた時だった。
ビシャァァァ
マグ姉の体が跡形もなく血飛沫とともに弾ける。
え?
突然の事すぎて状況が理解できない。
マグ姉が着ていた服がヒラヒラと舞い、
血だらけの上に落ちる____
え、?
……な、にが起こったの?
マグ姉、、?
咄嗟に弔くんの服の裾を握る。
弔くんは
無言で私の手を握ってくれた____
コンプレス「お前ッ……」
コンプレスさんも治崎に近づく____
と
ビシャァ
コンプレスさんの腕が____
コンプレス「うわぁぁぁぁあああ!」
悲鳴とともにその場に倒れ込むコンプレスさん。
トガちゃん「弔くん、刺す?私刺すよ?」
そういった時____
弔くんは
すごい勢いで
治崎に
手を____
治崎「盾。」
パラパラパラパラ………
崩れたのは大きな怪物?人形?
嘴のある人形のようなものが治崎の前に立ち塞がり____
「若〜」
治崎「遅い」
出てきたのはまた、くちばしの長い小さい鳥……?違うな、なんだろうあの生き物……
そして奥から
ドンッ
と壁を破りまた大きなくちばしの生き物が何体か入ってきた____
「ッチ……」
トゥワイス「尾行はされてなかったはずだぞ!?」
「大方どいつかの個性だろうな……」
治崎「先に手を出したのはそっちだ。
まあ考えといてくれ
腕は負けてくれ」
そう言って去っていった____
残るのは____
コンプレス「やべぇクソいてぇ……!!やべぇよこれ……!!」
私は____
コンプレスさんの悲鳴と
マグ姉の跡をじっと見つめ
涙が止まらなかった____
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