wtBL短編集

第29話

🐼×🦈「暗殺者②」

1,027

2024年03月20日

#WT

#BL

#WTBL

みるふぃーゆ🍰🤍🎀

とある実況者グループの方々の名前をお借りしています。本人達は全く関係ありませんのでご迷惑になるような行動はおやめ下さい。

Na🐼×Sh🦈

※🐼×🦈「暗殺者①」の続きです

・軍パロ

・付き合ってません

・Rはないです

※ちょっとギャグによってしまったかもしれない…

【知っ得な設定】

・🦈→スラム出身のフリー暗殺者

・🐼→白尾国の総統

・📕🎤😊👓→白尾国の幹部

・白尾国→総統Nakamuが治める国

🦈視点

目が覚めるとそこは冷たい床、ではなくふかふかのベッドの上だった。

え、いや、なんで？

俺が言うのもなんだが、一国の総統を殺そうとした暗殺者なんだからもっと冷遇すべきでは？

なんか治療もされてるし、普通なら拷問室の中とか牢屋の中とかではないのか？

🎤「お、目覚めたんだね。」

考え事をしていたからか、隣に立っていた泣きぼくろのあるイケメンに俺は気づけず、大きく体を震わせる。

あまりにイレギュラーな状態に、どうやら俺の感覚は鈍ってしまったようだ。

🎤「俺はきんとき。君のことは調べがついてるよ、シャークん。」

🦈「！？俺の名前…」

🎤「言ったでしょ？調べはついてるの。誰からの仕事だとか、どういうやり方の暗殺者だとか。」

まさかそこまで調べられているなんて思いもしなかった。

俺は情報収集に強くないから、依頼主には予め必要な情報の提供をお願いしている。

自分の情報がここまでオープンになっていることにも気づかなかった。思わぬ不覚だ。

🎤「まぁこの国には優秀な諜報部員がいるからね、君の情報を探すのは難しかったみたいだよ。」

🦈「…そ。」

俺の心を読んでいるのかというぐらい的確なことを話す目の前の男が怖くて仕方がない。

俺はそれ以上口を開かず、自分の手元を見つめていた。

🐼「きんときー！！あの子起きたー！？」

ばんっ！と勢いよく開かれた扉からターゲットが顔を出す。

ドキッ

彼の顔を見た瞬間、俺の胸は再び脈打ち始めた。

🎤「うん、起きてるよ。」

🐼「ほんと！？…って、なんか顔赤くない？」

🦈「ふぇっ…！？///」

彼に指摘されて自分の頬に手を当てると、なぜか熱を帯びている。きっとこの調子なら耳まで真っ赤だろう。

なぜ、なぜなんだ。

彼は殺さなきゃいけない相手なのに。

🐼「もしかして熱でもあった？」

🎤「いや？そんなことなかったけどな。」

🐼「じゃあ熱上がっちゃったとかなのかな〜？」

ぴとっ

彼の顔が近づいて来たと思えば、俺の額に彼の額がくっつけられる。

至近距離にある彼の顔はなんとも言えない迫力があり、俺を見つめる快晴の瞳は酷く輝いているように見えた。

やめて、お願いだから。

🦈「は、離れて！！！」

🐼「ぐぇっ！」

あまりの恥ずかしさに彼を思い切り突き放してしまう。変な声が聞こえたがそんなことは無視だ。

どうしよう、どうしたらいい？

俺は彼を殺してさっさとここからでなければいけない。

仮にもこれは仕事なんだ、私情は挟むべきじゃない。

🎤「ふーん…w」

今度は何か意味深に笑うきんときが俺に近づいてくる。

その手にはナイフが握られていた。

あ、殺されるのか。

それもそうだ、一国の総統を殺そうとした挙句突き飛ばしたんだから。不敬罪で捕まって殺されるのと同義だろう。

と思ったが、きんときはあまりにも予想外な行動をとった。

🎤「はいナイフ、これ返すからNakamuのこと殺してみたら？」

🦈「は？」

🐼「はぁ！！？？きんとき！！？？」

🎤「多分君にNakamuは殺せない。そうでしょ？」

🦈「はっ///いや、殺せるし！！」

🎤「やってみなよw」

そう言ってきんときは俺から距離をとる。

殺ってやるよ、上等だ。

俺はベッドから飛び上がって、見るからに丸腰のターゲットと距離を詰める。

後はナイフを首に目掛けて振れば──

🐼「ちょっ、待って….泣」

──ピタッ

横に振ればターゲットの首は飛ぶ。なのに、俺の手は動かない。

あまりに突然の殺気に怯えてしまったターゲットの目には涙が浮かび、ぎゅっと手でパーカーの裾を握っている。

ダメだ、可愛すぎて無理。

🦈「はっ..///無理…///なんだよ、可愛すぎだろ…///」

🐼「へっ…///」

🦈「もう無理、…///」

俺はカランッとナイフを床に落とし、蹲る。

きっと俺の顔は真っ赤で情けないことだろう。無理だ、こんな顔見せられない。

きんときの言う通り、俺にこいつ（Nakamu）は殺せない

任務は失敗。殺しで情を挟むなんて言語道断。

🐼「あの、大丈夫…？」

🦈「ぁぅ…///」

突然手首を掴まれ、顔に手を添えられ目を合わせられる。彼が触れた指先に熱が伝わってしまいそうで怖い。

自覚してしまった。

気づいてしまった。

俺には関係ないと思っていたのに。

🦈「無理、好き…///」

俺はターゲットに恋をしてしまった。

グラりと視界が回り、体の力が抜ける。

あぁこのまま倒れてしまうんだ。そう思った。

なのに

🐼「おっ、と…危ない、大丈夫？」

俺の体は彼に支えられる。

抱きとめられた俺の体に力など入らず、ただ彼に身を任せるしかなかった。

🐼「いゃ、あの…こんなこと聞くのもなんだけどさ。俺のこと、好き…なの？///」

🦈「！？！？//////」

ぱたんっと扉の閉まる音がする。気配が感じられない辺り、きんときが出ていったのだろう。

つまり正真正銘、２人きりであるということ。

🦈「えっ、あ、ぃや、あの/////」

言葉が出ない、無理だ。

こんな感情、生まれて初めてなんだから分かるわけない。

🐼「その反応…期待してもいいの？///」

なんだよ期待って、その反応ってどんな反応だよ。

そう言ってやりたいのに、俺の口は言うことを聞かない。

ちゅっ

静かな空間にリップ音が響く。

唇に溶けるような温かさを感じる。

🐼「俺は好きだよ、一目惚れなんだよ。」

は？今なんて？

いやその前に、俺、何されたの？

🦈「は、えっ…///今の///」

🐼「あ、ごめんね勝手にキスなんてしちゃって…」

、キス…？

何それ知らない、俺はそんなもの知らないのに。

もう１回、って思っちゃう。

やめてくれ、もう何が何だか分からない。

🦈「ぁ…////」

キャパを超えた彼の熱に俺の視界は歪み、今度こそ暗転した。

🐼「えっ…き、きんときー！！！！」

🎤「なになに？もう終わった？」

🐼「違くて、なんかまた倒れちゃった。」

🎤「…何したのNakamu。」

🐼「えっ、いや…///」

🎤「…しばらくシャークんに接触禁止ね。スマイル聞いてたんでしょ？他の２人にも言っといて。」

😊「ほんとに俺は何を聞かされたんだよ…分かった、言っておく。」

🐼「え！！スマイル聞いてたの！！？？」

あとがき

まさかの15分で続き書くことが決定して驚いたみるふぃーゆです！

いやほんとにギャグ路線を突っ走ってます(現在進行形)

ちょっと解説しますと、🐼さんは🦈さんが倒れた(前話参照)辺りから「こいつ可愛いな…///」って感じで一目惚れしてます。

🦈さんは言わずもがな暗殺しようと思って本物の🐼さんを見た瞬間に一目惚れしてます。

🦈さんが起きたら拷問室ではなくベッドの上にいたのも、🐼さんが雑に扱いたくなくて駄々を捏ねた結果です。

お気づきの方いらっしゃるかもしれませんが、🦈さんはキスも知らないピュアっピュアな人です！！かわいいね！！！

多分このまま🐼さんの仕掛けに一生ピュアっピュアな反応する🦈さんがいるんでしょうね、最高です。

ちなみに🎤さんは察して途中で退出、😊さんは何かあった時のために🐼さんに付けられた盗聴器で一部始終を知ってます。つまり見せつけられましたね！！

もうこれ以上は続かないかも。

多分続いても同じ感じの甘々ピュアピュアなイチャイチャが続くだけになる気がする…

長々と失礼しました！！

リクエスト募集中です！

地雷無し＆箱推し人間なのでなんでも大丈夫👍✨

(※ほのぼのだとめっちゃ嬉しい)

それではばいちゃー！！

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攻めも受けも照れるって良いですね…！きんときが察して外に出るが私はそんなの気にせずに部屋に入りますね！

みるふぃーゆ🍰🤍🎀

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