【注意】
・媚薬描写
・ダダ▶ジョンがひと握りの劣情を抱いてます
・ダダがジョンの精液を舐めるシーンがあります
・シティズンが無能(有能)です
・ジョンの男潮吹きがあります
・ジョンがちょっと素直です(薬のせい)
・原型のつもりで書いてますが多分擬人化でも読めるかな?って感じです
「っ……クソ。どうしてこうなったんだ…」
外科医は謎の身体の火照りに悩まされていた。
まるで発情を迎えた獣のように息が荒ぶり、下肢への刺激を求めてしまう。
特に心当たりはない、が…先程無能に茶を頼んでから様子がおかしいような気がする。
まさか媚薬か何かでも仕込まれていたんじゃないかと怒りを覚えるが、こんな状態ではまともに立つこともできない。
誰に晒す訳でもないが、自慰に耽(ふけ)るのは気が引ける。他にやらねばならないことは山積みなのに。
私に薬を盛った無能を再利用して…市の様子をカメラで確認して…新しい研究を進めて…
ダメだ。そんなことを考えられないほど、下半身のそれに熱が集まる。
屈辱的(くつじょくてき)ではあるが、仕方なく。
仕方ないんだこれは。
そう自分に言い聞かせ、外科医は自慰行為をはじめた。
「……ふーっ、…ん゛っ………」
外科医は自身のそれを左下の腕で擦る。
金属でできた器具のため、少し冷たさが残るが、身体全体が媚薬のせいで熱く、特に不快感は覚えなかった。
「さっさとっ゛…済ませ、ねばぁっ゛…」
いつもの嗄(しゃが)れた声が徐々に艶(つや)めかしく変わっていく。甘さとは違うが、誰から見ても”感じている”ような声になっていた。
「はぁっ……はぁっ……」
限界が近づくと、自慰で精一杯だった外科医の頭の中に、ピ、というひとつの音が響いた。
カードキーのスキャン音。
咄嗟に音のした方を見ると、そこには彼の姿があった。紫色のネクタイ、鋭い牙を持つ口、黒く冷たい肌、太い尾。
「おやおや……外科医がこんな事をするなんてな、」
「っあっ、ふざけ、るな…この…野郎……
だだ、どぅ……っ!!」
口では生意気な言葉を吐けど、下腹部には無意識に力が入る。元より女性に使うように設計された代物であったためか、彼のそれを外科医は欲していた。
「白昼堂々こんなことをするなんて。薬でも盛られたか?私はお暇させてもらおうか、貴様も自身の痴態を晒したくは無………おっと」
外科医は気付けば彼の尾を掴み、逃さぬようにしていた。
「………ほしぃ…………」
「何だ………?」
「おまえのがっ…ほしぃい…」
涙目で縋る。嫌だと、欲しいと、淫らな言葉を嗄れ声で吐く。
「…はぁ、仕方の無い奴だ。」
どうせ、明日には薬を盛られていたことすらも忘れてしまうんだろう。…けれど、今はこの欲望に、身を委ねるのもいいのかもしれない。
微かに芽生えていた劣情に、溶けだしていく。
「……ん゛ぅ!?」
「っん…」
顎を掴まれ、強引に唇を奪われる。
舌を入れられ、口内を小突かれる。
薬の効力は凄まじく、いつもならきっと不快にしか感じないような口付けも、もはや悦にしか思えない。
これが媚薬のプロモーションか何かであったなら、多額の報酬を貰えただろう。
しかし、今、外科医はこの効力に困っていた。
きもちいい、きもちいい、きもちいい。
その言葉が外科医の脳内を支配して、寸止めだったものからは白濁がこぼれた。
「ん゛っぅ……っ!!」
「おっと…ディープキスは刺激が強かったか」
「はぁっ…はぁっ………だだぁっ」
つぅ、と引いた銀の糸が照らされる。
1度絶頂を迎えた外科医は、もう媚薬のせいで卑猥なことしか考えられなくなっていた。
「そんなに求めなくてもいい。きつい事を無理やりされたくはないだろう」
「………」
ダダドゥーは欲のままに、外科医の出した白濁を舐め取った。
「随分濃いな…薬のせいか…元より溜めていたのか…」
「ふーっ…ふーっ……」
1度絶頂しても、外科医の昂りは治まらず、むしろ悪化しているような気もする。
「指挿れるぞ」
「ん゛あっ!?」
ダダドゥーの指は太く、外科医には負担がかかった。圧迫感と快感に包まれ、外科医は抵抗する素振りを全く見せなくなった。
「すきっ゛…♡…これ、すき…」
「随分と素直だな…薬のせいだろうが。」
「もっと動かせぇっ゛…♡命令っ、命令だぁっ♡!!」
「それでこそ貴様だ、シリンジョン…。」
「ん゛ぇあ゛♡ぉ゛っ♡お゛っ♡」
外科医はもう獣のように喘ぐことしか出来なくなっていた。
その様子を見て、ダダドゥーはもう1本指を挿入する。
「ぇえあ゛っはぁ゛っ♡ぅ゛おっ゛」
「シリンジョン、優秀な貴様ならできるはずだ。
絶頂する時は私に教えてくれないか。」
「んぅ゛!?…はぁ゛っ、イクぅ゛っ゛…!
いきゅ、んぁ゛♡」
嗄れながらも甘くなる声は、抑える様子もなく彼の指示に従った。
2度目の白濁が零れる。
「最早痴女のようだな」
「ちじょ、じゃっ、ない゛っ……」
「はぁ…挿れるぞ」
「っぁあ……だ、だ……」
「治るといいが」
ずぷ、と先端が挿入されていく。
外科医はびくびくと身体を震わせ、4本の腕は最早ただの飾りだった。六肢はがくがくと反応するばかりで、もう何も出来なかった。
「っはぁ゛〜〜っ♡♡♡お゛っ♡いきゅぅ゛っ♡」
「イキたいだけイケばいい。その方が貴様も楽になれるだろう」
「だだぁっ、♡うごけぇっ゛…♡」
「はぁ、解った」
どちゅどちゅと卑猥な音が響く。
外科医の身体は最早、彼に触れられるだけですべてで感じてしまうほどだった。
腰を撫でてやれば振り、首筋を撫でてやれば感じ、腹を撫でてやれば絶頂した。
「シリンジョン……」
「ぅ゛ぁ!?だだっ、う゛ぅっ〜〜っ゛♡」
遂にはダダドゥーの欲が全て顕になり、思わず首筋に噛み付いた。
そのまま腰を動かすと、外科医は声にならない声をあげて感じ続けた。
彼の黒い瞳の奥に映るのは、快楽と、それよりも黒く艶めかしいヒルのみだった。
「シリンジョン……んっ゛ぐ……」
「ぁ゛おっ♡いきゅっ゛、いきゅ゛♡イク゛っ♡イクイクっ゛♡」
ダダドゥーが限界を迎えて最奥で果てると、外科医はそれに合わせるようにぷしゅ、と透明な液体を零した。
「………潮吹き、か?…」
ダダドゥーはその透明な液体を指でとると、軽く舐めた。
「…塩気がするな…薬の効力というのは凄まじいものだ……」
「んぁっ、ふーっ…♡」
「…まだ薬が抜けていないのか…………まぁ良い。」
「だだ……どぅ……っ」
「薬が抜けるまで、効力が切れるまで交合いを続けようじゃないか、シリンジョン」
「……ん…♡」
「……で。言うことはそれだけか。」
「………………。」
次の日、外科医が目覚めると、至る所に着いた噛み跡に目がいった。横ではダダドゥーが寝ており、記憶を辿れば、何をしていたのかは直ぐにわかった。
自身が下で…交尾を……???
その事実を外科医は思うように受け入れられなかった。
そして、今に至る。
「市長としての権限で刑務所行きにしてもいいんだぞ」
「…………。」
ダダドゥーは、ただ外科医の痴態を思い出して自己満足に浸るしか無かった。
【あとがき】
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
初投稿の、もつ煮込みチャンピオンと申します。
もつ煮込みさんでも、もつさんでも大丈夫です。
お好きに呼んでください。
好きな要素を詰め込みました。頭悪い感じです。
次はもっとマシなものを作れるようにします。
ありがとうございました。
コメント
2件
初コメ&フォロー失礼します!! もつさんのダダジョン小説読ませて頂きましたが最高としか言えません…