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雪弥)僕の家はあまり、裕福な方ではなかったんだ。
水樹)…。
雪弥の過去____
僕の家族は、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、弟が居たんだ。
お兄ちゃんは僕にも弟にも優しかった。
弟も、僕のことをとっても愛してくれた。
でも、ある日お母さんが突然の病でタヒんだんだ。
その日からお父さんは
毎日毎日、お兄ちゃんや弟、僕に暴力を振るった。
まだ、12歳のお兄ちゃんと10歳の僕とまだ、8歳の弟。
僕は、嫌だったんだ。
兄弟が日々体に傷を負うことを。
だから、毎回僕が殴られるように庇った。
僕は兄弟の2倍近く傷があった。
でも、気にはしなかった。
お兄ちゃんや弟が大丈夫ならいいから。
僕は毎回笑ってこう言ったよ。
『泣かないで。____達の素敵な顔でもっと笑顔を見せて。素敵な顔が勿体無いよ。』
って。そんな生活が2年近く続いた時お兄ちゃんはさ、これに耐えられなくなって、夜に僕と弟を呼んでこう言ったんだ。
と。弟は賛成した。
僕も賛成はした。
これから兄弟で脱獄作戦が始まった。
いざ、逃げる時僕はお兄ちゃんに弟をおんぶさせた。
必要な食料、洋服は揃えた。
お金は、お父さんの財布から少しだけもらった。
お兄ちゃんが全て荷物も持ってくれた。
兄)雪弥、____逃げよう!
弟)うん!
雪弥)それじゃあ、気をつけてね。
2人)え?
雪弥)僕はここに残る。
兄)何言ってんだ、お前、タヒぬぞ!
雪弥)それでも、僕はここに残る。
弟)お姉ちゃん…、
雪弥)さぁ、早く。警察に通報するから。失敗すればお兄ちゃん達まで巻き添えを食らってしまうの。
兄)ッ、雪弥。必ず、生きて帰ってこいよ。
弟)姉ちゃん…ッポロポロ
兄)待ってるからな。
雪弥)うん!それじゃあ、あとは頑張ってね。お兄ちゃん。頼りにしてる。
雪弥)____、大きくなって待ってるんだよ?姉ちゃん、お父さんを警察さんに届けてくるから。
お兄ちゃんのことちゃんと聞くんだよ?
弟)うん!ポロポロ
雪弥)…さぁ、行って。お兄ちゃん。
兄)わかった。
雪弥)じゃあね。
雪弥)…もしもし、
警察)もしもし?
雪弥)(事情説明中〜)
お父さん)ッ?!お前!何してる!
雪弥)ッ!離せ!!(タイムアウト…だ。せめて時間稼ぎでもしよう。)
お父さん)親に向かってなんてことを!
雪弥)うるせえ!!お前なんて親じゃねえよ!!
うー、ピーポーピーポー
お父さん)チッ、(逃げようとする
雪弥)逃がさない!!(捕まえようとする
お父さん)引っかかったな w
(スタンガンで気絶させる)
雪弥)ッ!
あーあ、これ、タヒんだな w、
そこから僕の記憶は消えた。
知らないところ____
お父さん)お前、よくも言ってくれたな!!(蹴る)
雪弥)ゲホッゲホッ、
お父さん)(殴ったり蹴ったりする)
それから何時間も蹴られたり殴られたりした。
お父さんは『このくらいにしておいてやる』と言って寝た。
その隙に僕はにげた
お兄ちゃん、_____。ごめんね。
そう思いながら向かったのは建物の最上階。
雪弥)ここから落ちてやる!!ポロポロ
雪弥)こんな狂った世界なんて爆発しちまえ!! w
グチャ、
そして、僕は天界へと旅立った
次回、第5話 思い出せない家族の顔