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あれから3日
なんだか段々と
って言うか一段と?
小柳君がよそよそしい
やっぱり無理してここにいるんだろうか
小柳君の家に帰した方が良いのかもと考えていた頃‥‥
小柳君の次に風呂に入り、寝室の脇を通ってダイニングに来た
そして床に置いてある布団を広げ、枕を投げる
電気を消して布団の中に入るとしばらくしてダイニングの扉が開く音がした
「‥‥小柳君?」
「‥‥‥‥」
「どうかした?」
電気も付けずに俺の側に立っている
そしてしゃがみ込んだと思ったら枕を取られた
「痛っ‥‥なんですか?」
「あっちで‥‥寝ないんですか?」
「へ‥‥?」
カーテンから漏れる灯りで小柳君を見た
枕を抱きながら俯いてる
そんな事されたら‥‥
「でも俺と寝るの嫌じゃない?」
「‥‥ここで毎日寝たら体痛いでしょ?」
「いや、だから‥‥俺は平気だけど‥‥小柳君が嫌でしょ」
「嫌じゃ‥‥ないです」
俺は体を起こし、テーブルからリモコンを取った
そして灯りを付ける
そこには恥ずかしそうな顔の小柳君がいた
小柳君が慌ててリモコンを俺から奪い、電気を消した
「なんで消すんですか?」
「‥‥っ‥‥それは‥‥眩しいから‥‥」
「えぇっ?そうですか?」
「それよりここで寝ないでください‥‥寒いし」
「じゃあ俺もあっちで寝ますから‥‥俺達そろそろ敬語で話すのやめない?」
「え‥‥?」
こんなの交換条件になってない
自分でも笑っちゃうくらい俺にしか良い条件じゃないのに‥‥
ほら、小柳君が言葉に詰まってる
いつもなら言い返してくるけど‥‥
お願いだ
この条件飲んでくれ!
「‥‥俺も多分敬語使うの得意じゃないみたいだから助かるけど‥‥でも‥‥」
「だったら良いじゃん?それなら俺もベッドに行くけど」
「じゃあ‥‥そうしま‥‥そうしよう」
普段の言葉も敬語も辿々しくなってる小柳君が可愛い
俺は小柳君の後ろを着いて寝室へと向かった
持っていた枕をベッドに置くと、小柳君は壁側に体を寄せて布団に入った
その場所はいつもなら俺が寝ている場所だけど、俺は何も言わずにベッドに入った
いつもは壁と俺に挟まれると圧迫感があって嫌だとこちら側で寝ている
でもこれはこれで捕まえやすくて良いなんて‥‥
邪な思いが過ぎる
「星導さんのベッド‥‥」
「星導さん?」
「え‥‥呼び捨てにするのは‥‥」
「でも呼んで欲しいかも‥‥」
「‥‥星導のベッド、占領してごめん。俺‥‥ここにいても何も出来ないのに」
「そんな事考えないで。俺だって記憶が無くてずっと過ごしてきたけど、小柳君だってそんな事思ってなかったと思うよ?」
「自分は俺の事『君』付けるんだ」
「あははっ、そうだね。俺はずっと小柳君って呼んでたから」
記憶が戻った事はまだ言えない
だって言っても小柳君が覚えていてくれなかったら、それは俺にとっても『無』だから
「俺が思い出さなかったらどうなるんだろ」
「どうって?別にこのままで良くない?」
「それは‥‥俺にはわからない」
「それでも俺は小柳君が好きなんですけど」
「‥‥‥‥それは‥‥俺も‥‥」
そうだよな
まだわからないよな
だから好き‥‥‥‥
って、え?
「今の‥‥それ‥‥どう言う意味?」
「え‥‥俺‥‥寝るからお休みっ!」
「えぇ?ちょっと待って⁈」
聞き間違いじゃないないよね?
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コメント
2件
記憶なくしているからなのか こや が弱々しくて可愛い!!てぇてぇ〜✨️やっぱり同じ人何回も好きになるって運命すぎる✨続き楽しみにしています✨️