第2話です。北海道視点ですよ
(方言ないです)
⚠️attention ⚠️
・OD ・リスカ ・嘔吐 ・自殺願望(強め) ・死体の表現
沖縄はここでは死んでますが、僕のその他の小説、イラスト等には基本関係ないです。政治的意図もないです。(夢小説なので)
沖縄の死体の処理、事情聴取、ありとあらゆる地獄の時間が流れた。
沖縄がブルーシートで運ばれていく瞬間、私は絶望しながら東北道〜青函トンネルの家路についていた。
もう沖縄は戻ってこない、ここにはいない、愛する人に、、もう、会えない、、?
倒れるように家に入る
なぜ殺された?沖縄に罪でもあったか?何をしてこうなった?何をすればよかった?私は、、なんで沖縄を守れなかった?沖縄はなぜ死んだ?なんで沖縄は私を庇った?沖縄は、死にたかった?なんで?私を殺せばよかったのに…?私が死ねば、問題ないのに?……
北「……殺して、?沖縄…」
私には罪がある。罪を償うべき…?
カシャ…カ、カ、カ、カ、
カッターを取り出して刃を出す。夏でも日を浴びず、白いままの肌を刃でなぞる。
シュッ、シャッ、、シュビャッ、、
血が出てしまった。手首の太い血管を切ってしまい、血が止まらない。
包帯を巻いて、続けて痛みを与える。罪を償うというより、何もかも忘れたかった。
机に置いてある薬局で買ったジェネリック医薬品の箱に手を伸ばす。動くたびに手首は血を滲ませて痛む。
普段している自傷を一度に行って、全部忘れようと思った。できれば、一緒に死にたかった。
プチ、プチ、プチ、、
錠剤を取り出す。1ダース、いや、2ダース飲もう。いつもの2倍だ。あわよくば、余裕で死ねる量だった。
北「沖縄…そっちいくからね…?待っててね…」
死んだって、沖縄に会えない。そんなことわかってる。どうせ、私は地獄行きだし(笑)
錠剤が多すぎるから、何度かに分けて飲んだ。効き目が来るまで、何度も腕をカッターで切り付ける。
ザシュッ…
やっと効き目が来て、頭がふわふわする感じがした。全身震えて、痛かった。
死ねるならそれでよかった。
未来なんか大っ嫌いだった。江戸時代に日本の一部になってから、何にも変わらなかった!明治でもひどい扱いされて、昭和でも一部の人たちは私を嫌って!!何にも変わらなかった!!
生きがいだった、沖縄といることだって、もう二度とできない。大好きだった、沖縄まで死んじゃ、
もう、ほぼ意識がなかった。動けなかった。もうこれで死ねると思ったのに。死神はそれを許さなかった。
……吐き気がする。
やっとの思いでトイレに駆け込んで、嫌なもの全部吐いた。もう、全部吐いた、はずだった。
何にも変わらなかった。余計に気持ち悪かった。
ずっと沖縄のことばっかり…そんなことだって言われたさ。あの頃はそれがちょっと嬉しかった。
認められた気がしてた。
もう、余計な後悔だよ。わかってるんだよ。
沖縄は…もう居ないんだから…
「福岡も…東北のみんなも…心配してるよ」
私が自殺しかけた時、何度もそう言われた。もう聞き飽きたな____
みんなは、、私とは違うんだから。
違うもんは同じにできないから。
朦朧とする頭で、そんなことを考えながら、天井から麻の紐を吊り下げた。
頭一つ通るか程度の今世からの出口____紐の穴に首を通す。
体重を紐にかけ、台から飛び降りる。
「沖縄に会える……」
はずだったのに。
台から飛び降り、首が締め付けられる感覚が襲った瞬間、真下に落ちた気がした。
…紐が切れていた
今回もダメだった。逃げることを神は許さなかった。
沖縄には会えなかった
コメント
5件
長文失礼しましたm(_ _)m 続きが楽しみや! 神作をありがとう! (長文一番したから読んでぬぇ)...良ければお友達に|д゚)チラッ
書かれているのがガチめに尊敬。文字を大きくするやつを違和感無く使えてるのが凄いし、癖ィな要素を沢山取り入れてるのマジで大好き。[なにも変わらなかった。余計に気持ち悪かった。]のとこが死にそうになるほど大好き。あと、首吊る時の縄の輪を今世からの出口って言ってんのが癖ィ...!!!!!それに改行の使い方がめっちゃ上手いの凄い!
まず、東北道~青函トンネルやジェネリック医薬品などの表現神ってるし、鬱?病?具合がとてつもなくド癖ですありがとうございます。 カッターの刃を出す表現とか切ってる時の血が出たんだなって分かる効果音が大好きだし、何回も言うけど、今まで薬とか自傷を何度も何度も繰り返しているのが分かる文章の書き方、セリフじゃない心の声?でしっかり全部北海道の感情、性格が分かるような文、気持ちが凄く分かるように