「ねぇ、私本当に天国に来ちゃったの?」
私がもう一度問うと
「そうじゃ。お主は天国へ連れてこられたのじゃ」
神様はそう答える
「でも私、死んでないよ???」
「何を言っておる。お主は」
私はその言葉に絶望した
私が死んだなんてなありえないもの
でも今思えば
無視されてたのも
私が死んでたからかも
だからみんな悲しい声だったし
挙句の果てには泣いてる子もいた
私ってこんなに愛されてたんだなぁ
「そっか」
私はそう返事をした
正直みんなと離れ離れになるのは心苦しい
また会いたいな
そんな無理なことを願いながら神様を見つめる
「ねぇ神様。」
「ナンジャ?」
「もう戻れないの?」
「まぁ、もうしんでおるからな。」
「そっか」
そうだ。私はもう死んでる存在だからな
「なら天国では何をすればいいの?」
「普通に生活してくれればいいんじゃよ」
「そっか」
普通に生活をするってなんだろう。
いつも通りの生活すら忘れてしまった
「詳しく説明してよ」
私が言うと
「いいぞ」
と、神様は頷く
「まずルールを教えてやろう」
「ルール?天国なんかにルールなんかあるの?」
天国にはルールなんかなかったかと思ってた
「当たり前じゃ」
「ルール1」
「みんなと仲良くすること」
「ルール2」
「喧嘩をしないこと」
「…え、それだけ?」
「そうじゃよ」
「なぁんだ簡単じゃん」
「じゃろ?」
「元気に過ごしてくれよ。」
「ワシ似合いに来る時には呼んでくれればよろしゅう」
その言葉を言い残し神様は去った
「よぉし。みんなに会いに行ってみよう」
「と言っても誰がいるか分からないけど笑」
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