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月夜に愛ふたつ / 第一章

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月夜に愛ふたつ / 第一章

4 - 4話.9月4日,夢と高鳴りと

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2024年09月04日

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4日目。



4話.9月4日,夢と高鳴りと



桃「るぅとさん、この荷物、誰のでしょう…?」


朝起きると元に、小さい小袋を持ってきたさとみさん。


黄「それは…僕のお友達から頂いたんです」


桃「お友達?」


黄「はい」


桃「む…」


黄「ふふ、さとみさん。眉間に皺が寄ってます」


ちょんっと皺が寄っているところを人差し指で指す。


皺を寄せてたさとみさんもカッコイイけどね。



桃「るぅとさん」


黄「はい?」


桃「これ、媚薬入りです」


黄「へ?」


桃「生憎、このお餅は一個一滴ほどなので分かりにくいかもしれませんが…」


黄「そ、そうなんですか…?」


桃「俺が食べちゃうと発情しちゃうかもしれませんので食べません…証明することが出来なくて残念です…」


あからさまにしゅんとする、さとみさん。



黄「で、でもなんで…?」


桃「貴方に好意をよせているのでしょう」


黄「…」


桃「思い当たる節がありますか?」


黄「…えぇ、まぁ。結婚をねだられたくらいですけど。あの子は僕の十歳下ですし、あの子はお金もありますから、断っていますが」


あの子の将来は、僕が縛るものではないし。


桃「ふむ…。るぅとさん、あーんしてください」


黄「えっ?」


思わず驚きで口を開けてしまったところに、(媚薬入り)お餅を僕の口に突っ込む。


黄「ん!?…なにしゅるんですか…!…へっ?」


身体中があつい。


ぼやぼやする…。




桃「…やはり、入っていましたか」


黄「ふぅっ、うぅ…」


桃「…まずい」


桃「喘がないでください、るぅとさん…っ」


黄「ひゃ…っ/」




ぱちっ



黄「ゆ、ゆめ…?」


桃「?るぅとさん?」


黄「 (びくっ」


桃「?」


黄「ッ、…?///」


なにこの、胸の高鳴りは…?



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