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🐇さんのお父さん絶対イケメンやん💓🐇さんのお父さんが💎様って言ってるのなんか慕ってる感じして好き!✨🐇さんが髪を染めてたのは💎さんが思い出さないため、、🐇さんもパニックになってて最後泣いちゃったのかな、、?続きがすごく楽しみです!!!✨
良すぎて、、、めっちゃ続きが楽しみ✨
一番街 貧困と農民の街。何処ぞのマフィアが買い取ったらしい。 二番街 神々の住まう場所。美人が異様に多い。 三番街 信仰と愛の街。白髪の人種が多い。 四番街 愛と欲望の渦巻く街。男の欲望発散地帯。 五番街 ビジネスとマネーの世界。胡散臭い。 六番街 良くも悪くも実力至上主義。そこらに人が転がってる。 零番街 賽の目の城。???????
視点ないこ
さいころ児童館が設立されて少し経ったある日の事。
俺が目を離した隙に起きた最悪。
こんな事になるなら、館を空ける事なんてしなかったのに。
ないこ「じゃあ、行ってくるね!!」
-hotoke-「いってらっしゃい😆」
初兎「気ぃつけてな笑」
今日は他の強豪マフィアのボス達との今後の方針を決める会談の日だ。
変に敵対する気はないけど、うちの者を狙おうって言うならこちらもそれなりの対応をさせてもらわなければならない。
それに幹部代表兼代表代理の…って、言いづらコレ!…、とにかく、まろを連れて行くんだけど、俺らの他にりうらとアニキも、ようやく現れた子どもを預けたいって言う人との取り引きで児童館に行っちゃうんだよね。
りうらは「もし子どもの事考えてないクズだったら…殺すね!!」なんて冗談言ってたけど、まあアニキ居るし大丈夫でしょ!!…大丈夫、だよね、??💦
つまりボス不在でいむを置いていってしまう事になるけれど、しょにだ居るし…まあだいじょぶか!!
if「ほとけぇ~」
-hotoke-「わぁっ!?//な、何いふくんっ!!///」
まろがほとけっちの肩口に顔を埋めている。
if「スゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッ」
そして思いっきりいむを吸ってる。軽くホラーだ。
これは一発殴って救わないと…!!と思っていたらいむが自分からまろの頭を「ポカッ」と殴って止めさせた。
-hotoke-「吸うなぁっ!!////」
if「あたっ。何すんねんこのあほとけ!!!」
偉い!!成長を感じる!!もう撫で回したい!!!と内心は感涙中だけれども、いむもそろそろ親離れすべき年だろう。黙ってまろの耳を引っ張った。
ないこ「アホはお前だろーが。ほら、早く行くよ?あいつら遅れたら煩いんだから。」
if「いだだだだだだ!いっっで!!?…わかっとぉよ、しょにだ。ほとけの事頼んだで~」
まろが初兎ちゃんに向かってひらひらと手を振る。
初兎「誰に物言ってんの??雪兎こと初兎さんやで?お嬢一人の子守りとか、よゆーすぎてよっちゃんいかやわ笑」
ごめん。ちょっと何言ってるかわかんない。
とかなんとか、朝はわちゃわちゃしてました!!
…朝は。ね。
視点初兎
四人が出掛けて、悠くんが作り置きしといてくれた昼食を食べて、この後はゲームでもしよかーって時に、その話は突然振られた。
-hotoke-「ねー、ずっと思ってたんだけどさ、」
いむくんが、なんでもなさそうな顔で僕に聞きたい事があると言って来た。
特に断る理由も無いので、聞いてあげる事にする。
初兎「ええよ。なんでも聞いてみぃ!!」
-hotoke-「ほんと!?✨」
席を立ちドンっと胸を張るジェスチャーをすると、目の前のいむくんは大きな瞳をさらに大きく輝かせながら期待の眼差しを僕に寄せた。
かわええなぁほんと(^ー^)
初兎「いむくんが知りたい事、なんでも答えたるよ?」
少し落ち着いたトーンで席に着き、頬杖をつきながら愛しい愛しい弟(と思っている大切な人)と目を合わせる。
そうするといむくんは「じゃあ、」と前置きを置いてこう言った。
-hotoke-「初兎ちゃんはなんで、‘’雪兎‘’なの??」
…なんや?そんな事??
「そんなんこの髪色からに決まって、」と言いかけて寸での所で止まった。
そうや。僕はいむくんに隠し事をしてる。
今さらながらの罪悪感で、全身から冷や汗がブワッと分泌されるのを感じた。この汗で髪の塗料が取れたらどうしよう。折角仲良くなったのに怖がられでもしたら?いむくんは僕の髪色をどう思うんやろか、嫌な想像が僕の脳内をグルグルと駆け回った。
ごくん、溜まった唾を飲み込む音が、自分の中でやけに大きく響く。
速く答えろ。
頬を伝う汗を無視して、震える声に困り眉、苦笑いのオプション付きでなんとか明るく絞り出そうとした言葉は、
初兎「なッ、なぃしょ、…」
ー不恰好な物だった。ー
-hotoke-「、?内緒かぁ、、」
不信に思われただろうか。いっその事打ち明けた方が良かったのだろうか。
-hotoke-「内緒なら、しょうがないね!」
訝しげに見られる事も覚悟したが、いむくんはニコッと効果音が付きそうな程綺麗な笑顔で、了承してくれた。
なんだか僕にとってそれは全てを許してくれた様にも思えて、ホッと胸を撫で下ろす。
ごめんいむくん。まだ、まだ言うのは怖いんや。いつか必ず打ち明けるから。
バコォンッ!!!
-hotoke-「きゃあっ!!」
初兎「下がってッ゛!!」
館全体に爆音が鳴り響く。
警備は何しとった…!?、ッ殺られたんか…!!
この爆風によって吹き飛ばされたか、門番を先に始末したかは分からないが、割れたガラスと立ち込める煙の隙間から赤い体液が覗いている。
反射的にいむくんを後ろに下がらせた物の、怯え方が尋常じゃない。
-hotoke-「ぁ、ぁ…!」
不味い…!!トラウマが刺激される相手…!?
まず何よりもいむくん優先。それがないちゃんと僕が決めた、唯一で絶対な僕を縛る鎖。
初兎「どうしたいむくん、知り合いか、??!」
向き直り背後に居る彼の肩を両手で掴み、いむくんの容体を確認しつつ相手の情報を聞き出す。
余計な事思い出してへんやろな…!?!?
-hotoke-「ぁ、ぃや、しらなぃ、、…知らないッ!、わかんな、、、ッ、!」
酷い錯乱状態に精神不安、動悸に息切れフラッシュバックと言った所か。
誰や…。誰が僕の大事な大事ないむくんに…!!
憤りと殺意を込めて後ろを振り返ると其処には、
??「酷いなぁ。久し振りに会ったのに、その顔は無いだろう。」
真っ白な白髪に、首元にダイヤのタトゥー。常に十字架のネックレスを持ち歩く。
間違い無く、間違い無く…!!、そいつは、‘’僕の父親だ‘’
??「嗚呼、!!何っと麗しいお姿…♥️。お迎えに上がりましたよ?仏様」
初兎「ッ!!、こんのクソ親父ッッ!!」
まだそんな事しているのか。と、呆れと怒りのままに実の父に手を挙げた。
否、挙げようとした。
バシャッ!!
恐らく父の部下に当たる者に、頭から水を掛けられた。
服が、服が黒で染まっていく。きっと顔にも垂れている。何が、??なにって、、塗料だ。そぅ、とりょう、、今日の朝、スプレーで、いつも通り、ぇ、?って事は、、??僕の頭は、今…。?
初兎「ヒュッ、」
顔が青ざめる。全身の体温がスゥーっと下がっていく。
なぜなら、
転がっていたガラス片に反射して見えた自分の姿は、父親そっくりの真っっ白な白髪の男だったから。
初兎「ちがっ、!ぃむく…、」
-hotoke-「ぁ、、ぃや、、、」
いむくんに事情を説明しようとするも、数分前まで仲良く談笑してた親友は、今となってはズリズリと、恐る恐る、天敵を前にした兎の様に、僕の前から逃げようとする。
??「実の父親に手を挙げようとするだなんて…イケない子だね♥️」
元凶となる人物は、そんな絶望する僕の顎を引いて、顔をじっくり眺めて来たり、耳元で何か囁いて来たり、様々な事をして僕の様子を伺っている。
いや、
‘‘僕で遊んでいる’’。
が、そのどれも上手く頭に入って来ない。
なんで、、なんで、、?
後悔、恐怖、嫌悪、絶望。
‘’助けて欲しい‘’の六文字が、脳裏にこんなに浮かぶ事は初めてかもしれない。
動かそうにも指先一つ動かない。いくら願っても叶いはしない。
守る、??ぼくが?…馬鹿かよ。ずっと守られて来た癖に。
そう思った時、
何か、暖かな物が頬に伝う、そんな感覚がした。