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注意、竜胆と蘭が兄弟ではない設定をしています。苦手な方はそのままスルーしてください。それでもいいと言う方はゆっくりして行ってください。
_何もない日常、同じような毎日、今日もそんな俺にとって普通な一日が終わりに近づく。 あぁ、今日も特に何も無かったと肩を落とす。だけどこれが普通に成り立つあることにホッとするのは確かと思う。目の前のカップにはすでに冷めたコーヒーが入っている、それを飲み干し、さぁ帰ろうと代金を払おうとした_
その時だった、俺の横を背の高い男が通ったのだ。それも背の高い、一際は目をひく、長い艶やかな髪を靡かせ、薔薇のような香りを纏った,プロモデル顔負けの美しさの男、
竜胆『綺麗だ、、、、、、。』気づいたら俺はそう呟いていた。それを聞いたであろう男がこちらをみて、
蘭『ありがとうね。』、と小さく笑った。
それ以来、俺は彼のことが頭から離れない。それに、彼を思い出すだけで自然と鼓動が高まっている気がする。あぁ、これが世に言う恋の一つだろうな。
竜胆『、、、また、会いたいな。』
まぁ、あれもこの人生でたった一つの軌跡であり、もお二度と彼に会うことは出来ないだろうな。何故なら俺の仕事柄、いつ死ぬかも分からないもので、きっと次に会うのは来世の何処かだろうな。、、、なのに、
竜胆『_何で、アンタが此処に居んだよ?。』戸惑い気味に聞いた、その相手は___
*蘭『やぁ、また会ったね。いつしかの大胆な青年君、あ、此処ではこう呼んだ方がいいかな、指導官さん。』*
そう、いつかの喫茶店で出会った彼だった。如何やら彼は此処の新人として新たに派遣された1人だそうだ。
*そして俺の所属しているその仕事とは、”Federal Budear* of lnvestigation”(米国連邦捜査局)。通称”FBI”,其処の指導官をしている。
“FBIとは、司法省に属するアメリカ合衆国の警察機関の一つであり、国内の治安維持を一手に担い、テロ・スパイ、政府の汚職、複数の州に渡る広域事件、強盗事件などを捜査を担当とする組織なのである。”
そして新人の彼はそのFBIの捜査官代理で派遣された。
竜胆『(新人なのに捜査官とか、相当の腕前じゃないとありえないな、、、)。』そう思い感心し、彼の前と変わらない穏やかな笑顔を横目に見た。
___初めて会った時、何だかこの世界に飽きてるような目をしてる。彼を見てそう思った。それなのにその目を見ていると何処か引かれるようで胸が締め付けられる。こんな感情いつぶりかな?。___
とある喫茶店の窓辺の席、其処に彼はいた。
難しそうに何かの書類を読み、テーブルには既に冷めたであろうコーヒーがあった、その目はまるで夢もなく、ただただ今を生きるだけに執着したようなものにも見えた。その目は冷酷そのもの、冷たく冷めて光が見えない、そんな目、本当なら興味のカケラも持たないはずなのに、
蘭『、、、。(綺麗な目、、、)』
俺はそう思えた、普通なら、気にくはないそんな目、簡単に潰しにいくのに、、、見てて飽きなかった、、。そうやって彼の目をじっと眺めていると、突然彼は席を立った、
蘭『(あぁ、彼が行ってしまう。)、、、』
そう思った瞬間、俺の体は動いていた。彼の隣のレジに並び横目で彼を見た。その時見たのは先程とは違う輝きを含めた瞳、俺を見ている彼の目は輝いていた。そして彼は呟くように、俺の方を向いてこう言った。”綺麗だ” と、、、どくんっと、心臓が跳ねるように鳴った。俺の方を見て、俺に向かって言ったその言葉に心臓が弾む。段々鼓動が早くなってる。咄嗟に胸を押さえ付けて、ありがとうね、とだけ伝え微笑んでみた。そして彼に背を向ける。顔が熱い、胸を押さえ付けていた手を離し顔を抑える。
蘭『(また、会えたらいいな、、、)』
他人に対してこんな風に思ったのは初めてだよ。青年。
___でもまさか、こんな形で再会するなんてね。
挨拶を済ませて何とか一段階を突破した。
蘭『(何とか潜入出来たな。以外とちょろいものだな、FBIも♡)。』そう思い部屋を出ようとする、その背後から_ “何で、アンタが此処に居んだよ?”、聞き覚えのある声、振り返ってみると其処には彼がいた。俺に綺麗だと伝え、心を奪った青年が__