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初々しい二人が書きたくて 。
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冬の寒い日 。
🦊 「 とやさ ~ ん !! 」
⚔️ 「 ガクくん 」
今日はちょっとしたデートで . 集合場所に向かうと彼は薄紅に染った顔で健気に手を振りながら僕の元に走って駆けよってきた .
ぎゅっ
🦊 「 んへへ 、久しぶりです 」
⚔️ 「 待たせた ? 」
🦊 「 ぜんっぜん ! 俺も今来たとこ 」
⚔️ 「 良かった 」
マフラーをつけてコートに身を包んだ彼は 、いつもより大人っぽく見えた 。
🦊 「 とやさん 、手出してください 」
⚔️ 「 手 ? 」
ポケットから手を出すとぎゅっ 、と握られた
🦊 「 とやさんの手 温められるようあっためときました ! 」
⚔️ 「 ありがと 」
🦊 「 いえいえ ! 」
⚔️ 「 どこ行く ? 」
🦊 「 あの 、ちょっと歩きませんか 」
⚔️ 「 ? いいけど 」
しばらく2人とも無言で歩く 。 無言でも心地良い関係っていいな 、とか考えていると ガク君が静けさを破るように口を開いた .
🦊 「 なんで今日誘ってくれたんですか ? 」
⚔️ 「 クリスマスはカップルばっかりだから外でデートする気になれないし 、イブの前日でいいかなって 」
🦊 「 .. そっかぁ 」
なんで黙るの ? でも 、なぜかあからさまにしゅんとしてたな 。
⚔️ 「 ガっく 🦊 「 寒いね 。」
僕の言葉に覆い被せるように言って 、ガっくんは笑った 。
⚔️ 「 うん .. 」
🦊 「 リュック重くないですか ? 」
⚔️ 「 大丈夫 」
また沈黙 。
🦊 「 __し_ なぁ 」
⚔️ 「 え .. ? 今なんて 」
🦊 「 ケーキでも食べにいきますか ! 」
僕の手を少し強引に引きながら駆けるガっくんは変な笑顔だった 。
🦊 「 美味しいですね 」
⚔️ 「 うん 、美味しい 」
カフェでケーキを頬張る 。 ガっくんは一足先に食べ終えて窓の外を見ていた . いつもなら僕をにこにこ見てくれるのに .
⚔️ 「 ガっくん 」
🦊 「 … あ 、はい ! なんですか ? 」
⚔️ 「 寂しいんでしょ ? 」
🦊 「 え .. ? な 、なんでですか ? 」
⚔️ 「 ん ~ .. 直感 、? 」
🦊 「 直感 !? 」
⚔️ 「 相方何年やってると思ってんの 」
少し黙ってガっくんは恥ずかしそうに頷いた
🦊 「 .. 寂しいです 」
⚔️ 「 なんで ? 」
🦊 「 クリスマス一緒に過ごせないのかなぁって .. 思って .. その ~ .. 」
⚔️ 「 そんな事 ? 」
⚔️ 「 僕ガっくん家泊まる気満々だったんだけど 」
🦊 「 ゑ !? 」
⚔️ 「 そうじゃなかったら 、僕なんのためにリュック持ってきたんだよ w 」
🦊 「 じゃあ一緒に過ごせるんですか ? 」
嬉しそうに 、だけどまだ少ししゅんとしたまま彼は首を傾げた 。
⚔️ 「 外は無理だけど .. 家で一緒に過ごそうかなぁって思ってたんですけど ? // 」
なんで僕が照れなきゃいけないんだよ !
🦊 「 !! 」 ぱぁぁぁ
🦊 「 とやさん 大好きです !! 」
⚔️ 「 ばか 、声でかいわ ! 」
🦊 「 あ 、すいません .. つい嬉しくて 」
⚔️ 「 まったく .. 」
⚔️ 「 来年も再来年もクリスマスは空けといてくださいよ ? 」
🦊 「 .. !! はい !! 」
ばか狐 。 .. だけど
⚔️ 「 すきだよ 、ばか .. // 」
🦊 「 今なんて言いました !? 」
⚔️ 「 あ” ~ もう !! なんでこういう時だけ地獄耳なんだよ ! 」
🦊 「 へへ 、俺も好きっすよ 」
⚔️ 「 はいはい .. /// 」