jmside
ふらふらと暗い空間をさまよっていた
辛く重い体に身を任せてしまえば、すぐにでも命の火がふっと消えてしまいそうだけれど
ずっとグクの泣き声が聞こえている気がした
グク、、グク、?泣かないで、、
その泣き声だけで、僕は命を繋いでいるのに間違いなかった
それがなんなのか分からないが、胸に温かな温もりも感じる
グク、、会いたい、、そこにいるの?
jmside
はっ意識が戻った
🐣「はぁっ、、、はっ、、、くっ、、、」
途端にずしっと襲いかかった自重と耐え難い痛みで小さく呻き声を上げてしまう
朝なのか、薄ら光が差し込んでいた
助かった、、、か、、
ふわふわとした意識の中で、
激しい痛みで、もはや熱く感じる肩に目をやると、
僕がグクにだけ教えたやり方でしっかりと止血が施されているのが分かった。
そこで胸の温もりを思い出し、首を動かして見ると、
グクの頭がこてんともたれ倒れかかっていて、
心地よく、温もりを感じる程度の体重を僕に預けていた
こちらを向いている顔には涙の跡がはっきりと残り、
泣き腫らしたのか悲しげな表情を浮かべて、眠って閉まっている
🐣「グ、、、ガ、、、?」
散々汚されて、傷つけられて、身体を少し動かすだけでも痛みが走り、辛かったが、
撃たれてない方の腕を頑張って持ち上げて、
可愛い愛おしい寝顔をそっと撫でた
ありがとうね、グク
声は、喉が乾ききって出せなかったけれど、
ただ涙が止まらなかった
🐰「んん、、ひょ、、、、、ん、、、、?」
僕の手の重さに気づいたらしく、グクが起きた
🐰「ひょん!ひょん起きてるの?ほんとに?夢じゃない?ひょん!僕のジミニヒョン!泣泣」
僕と目が合った瞬間、飛び起きて、その優しい心地いい手で僕の顔を包みこみ
自分も涙を流しながら、指で僕の涙を拭ってくれた
その綺麗な瞳を見つめて微かに微笑み、
愛おしさに浸っていたら、
グクの唇がそっと降りてきて、
僕のそれを割れ物を扱うかのように優しく塞いだ
🐰「ンッ、、、チュ、、、」
🐣「ンッ、、、、」
冷えきった僕の唇に、体温を分け与えてくれるような、温かくて優しいキス
重ねるだけだったけれど、大事に想ってくれているのを理解せざるを得ない、
とろけてしまいそうなキスだった
名残惜しく、そっと離れたグクが、僕の頬を優しく撫でながら言った
🐰「ヒョン、頑張ってくれてありがとう、助けにいくのが遅くなってごめんね、」
🐰「僕が後やっとくから、、安心して。
今は寝ててね」
いつかの僕がグクにしてあげたように、目をそっと手で塞がれた
いつの間にこんなかっこいい子になったのかな
やっぱりこの子には敵わない、
またそんなことを考えながら、身体の疲れに身を預け、意識を夢の中へと飛ばした
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続きを早う頼んますw